孤独なドッグと、その元へやってきた友達ロボットとの友情を描いた映画『ロボット・ドリームズ』。せつないながらも温かく、観るものの心を揺さぶる類まれな傑作として、世界中の批評家と観客から愛され、第96回アカデミー賞R長編アニメーション映画賞にノミネートを果たし、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか名だたる映画賞を席巻。日本では11月8日に全国ロードショー公開され、ミニシアター・ランキング(公開30館以下の作品が対象)で3週連続1位を記録し、それに伴い公開館数も65館まで拡大。ミニシアター系映画としては異例の大ヒットを記録している。

有名な一節“Do You Remember”(覚えてるかい)から始まる「セプテンバー」は、1978年にリリースされたアース・ウインド&ファイアーの代表曲。この映画の大ヒットを受けて、主要な音楽配信サービスで「セプテンバー」の日本国内でのストリーミング数が再び増加している。劇中ではドッグとロボットのダンス・シーンをはじめさまざまな場面で流れ、観客に深い印象を与えた。パブロ・ベルヘル監督は、「「セプテンバー」はドッグとロボットという主人公2人の友情を表現したもの。脚本の第1稿から入っていて、“この曲を使いたい”という想いが、この映画を作りたい理由のひとつでもあったくらいです」と語っている。

映画『ロボット・ドリームズ』

〈あらすじ〉
大都会ニューヨーク。ひとりぼっちのドッグは、孤独感に押しつぶされそうになっていた。そんな物憂げな夜、ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。数日後、ドッグの元に届けられた大きな箱―― それは友達ロボットだった。セントラルパーク、エンパイアステートビル、クイーンズボロ橋……ニューヨークの名所を巡りながら、深い友情を育んでいくドッグとロボット。ふたりの世界はリズミカルに色づき、輝きを増していく。
しかし、夏の終わり、海水浴を楽しんだ帰りにロボットが錆びて動けなくなり、ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。離れ離れになったドッグとロボットは、再会を心待ちにしながら、それぞれの時を過ごす。
やがてまた巡りくる夏。ふたりを待ち受ける結末とは―― 。
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〈リンク〉
・映画『ロボット・ドリームズ』公式:https://klockworx-v.com/robotdreams/
・ソニーミュージック公式:https://www.sonymusic.co.jp/artist/EarthWindandFire/

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