キタニタツヤが、新曲「カルチャー」をYouTubeにてサプライズリリースした。

本動画は、8月29日(金)〜31日(日)の3日間にて実施された「YouTube Music Weekend 10.0 supported by PlayStation」にて公開されたもの。

事前にキタニタツヤは全日程に出演すること、テーマは「教育」であることだけは発表されていたが、詳細は明らかにされておらず、29日にはSNSを中心に大きな人気を集める「教育番組」のタマ、30日にはNHK「おかあさんといっしょ」の人形劇『にこにこ、ぷん』をリメイクした『にこにこ・ぷん NEO』とのコラボ映像を公開していた。

最終日となる31日は、「“エモくてオルタナでカッコいい” curated by こんにちは谷田さん」にて、こんにちは谷田さん名義で「はなればなれに焼きつく炎昼」のMusic Videoを公開後、キタニタツヤとして新曲「カルチャー」をサプライズリリース。Music Videoは「ウ”ィ”エ”」「やや左側にかたよった教育番組」などで有名なバーバパパが手がけている。

キタニタツヤ コメント

民主主義を正しく機能させるために色んな人が努力をしている中で、商業音楽なんぞに、ひいては文化なんぞに何ができるのか。

例えば、目の前の短絡的な欲望ではなく、ゆっくりとしたダルい進歩の先にある遠~い未来を想う力を養ってくれるでしょう。これはポピュリズムに抗う力です。

例えば、他者への共感力を育んでくれるでしょう。これは排外主義やあらゆる差別に抗う力です。

例えば、現実の複雑さを楽しく見つめられるでしょう。「正義vs悪」のような「単純な物語」が入り込む余地はなくなります。

文化はこんな具合に、民主主義の脆弱性をチマチマ補うように、非常にゆっくりではあるが堅実な力として働くはずです。少なくとも自分のような人間はそう信じて仕事をするべきだと思っています。

我々はちょっとずつ良くなってきているはずだ。

バーバパパ コメント

しかし現実に爆殺天誅丸は存在しません。物事は複雑に絡み合っていて爆殺天誅丸で解決したとしてもその結果を評価するのは結局のところ私たちだったのです。

では空を見上げてください。あれはこの世界を覆うほど巨大な爆殺天誅丸のほんの一部です。あなたが動かせたとしてその先に現れる風景は、かつて誰かが夢想し物語として描いた結末とどこか重なって見えることがあるのかもしれません。

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