シンガーソングライターの離想宮(りそうきゅう)が2月26日に新曲「呪術医のバラッド」をリリース。本人がひとりで制作したアニメーションMVもYouTubeに公開された。

離想宮は「闇のみんなのうた」をコンセプトに作詞・作曲・編曲・歌唱・アニメーションMVの制作まで全てひとりで手掛ける異色のシンガーソングライター。自身の活動に加え、よしもと芸人 滝音の単独ライブのテーマソングや滝音のさすけ、ロングコートダディの堂前透、マユリカの阪本、ニッポンの社長の辻皓平らを擁するロックバンド ジュースごくごく倶楽部のアートワークやMV制作も手掛け、さらにはゲームミュージックの制作および演劇への楽曲提供など多岐にわたる活動を行っている。

これまでも前作「アンタと同じ地獄に堕ちようか」をはじめ、「鵙の早贄」「黒い雌鶏」など地獄や魔術、悪魔学のようなダークな題材をモチーフに創作を行ってきた離想宮だが、今作でもタイトルに「呪術医(※)」というおよそJ-POPに見られない概念を配している。
※信仰や呪術をもって医療を行うとされる者。シャーマンドクターとも言う

今作は「ごめんね私の猫が 君のネズミを食べちゃって」から始まる、ある種ショッキングで物語性のある歌詞が熱帯の怪しい世界にいざなう、離想宮のオカルトや民族学への愛、造詣の深さがうかがえる一作。サルサやマンボ、ハイチのコンパにみられるラテンのリズムや「モントゥーノ」と呼ばれるピアノのバッキングに昭和のムード歌謡さながらのメロディを載せて歌い上げる異質感が独特の雰囲気を醸し出し、まさに離想宮ワールドというべき「どこか懐かしいのに新しい」音楽を形成している。

今作はリリースに先駆けTBSラジオ「夜の推薦曲」(2/17~2/21)にも選出され、今回も自身が手掛けたアニメーションMVでは怪しげながらもアイコニックな魅力を放つ呪術医に誘われるまま、離想宮ワールドに足を踏み入れる感覚を味わえるだろう。

■配信情報
2025年2月26日(水)配信「呪術医のバラッド」
https://lnk.to/risoukyu_thefaithhealer

■ミュージックビデオ

■Podcast番組「離想宮のネオ・失楽園」
Spotify: https://open.spotify.com/show/2GYiR6BIDj0HRKP6elnrU1?si=9533e2fedc074c7d
Apple Podcast: https://podcasts.apple.com/us/podcast/%E9%9B%A2%E6%83%B3%E5%AE%AE%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%82%AA-%E5%A4%B1%E6%A5%BD%E5%9C%92/id1790183207

■プロフィール
「闇のみんなのうた」をコンセプトに精力的に楽曲を制作し続ける、離想宮(りそうきゅう)。その楽曲の作詞作曲/編曲はもちろんのこと、ミュージックビデオを始めとしたアニメーション/映像制作から、手描きでジャケット制作までを行うなど、すべてを自己完結して作品を届けるスーパーマルチプレイヤー。その活動はさらに多岐に渡り、ゲームミュージックの制作や、よしもとの芸人"滝音"の出囃子作成、ジュースごくごく倶楽部の前座およびサポートなど、じわじわと活動範囲と知名度を広げている。

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