「KING Jazz RE:Generation」
日本のジャズが世界的に注目されるようになって久しい。 “和ジャズ”という言葉を頻繁に耳にするようになったのは2000年代初頭だろうか。和ジャズの“和”とは、日本を意味する“和”と昭和の“和”をかけたもの。ちなみに『ジャズ批評』で<和ジャズ特集>が組まれたのは2006年、『和ジャズ・ディスク・ガイド』が出版されたのは2009年のことである。日本人ならではのサムシングを内包したジャズ。日本的な旋律を持った曲や和楽器を起用した曲はもとより、日本の風土や文化をテーマにした作品、また録音された時代背景を色濃く映した作品などが注目を集めるようになったのだ。
この時期からアナログやCDの再発が堰を切ったようにどんどんリリースされ、アーカイヴ化も進む。より体系的で深い理解をもって日本のジャズを(再)評価する気運が高まったのである。この高まりは海外にも飛び火した。クラブ・ミュージックとして日本のジャズに対する素養があったイギリスはもちろん、その他のヨーロッパ各国、アメリカ、中国、韓国、オーストラリアと、波紋は世界中に広がった。そして昨今では、日本のジャズが発展した経緯や土壌にまで興味や考察は及んでいる。日本のジャズ全体が、際立ったいち文化として捉えられるようになっているのだ。
満を持して、と言って良いだろう。日本のジャズ・シーンを長きに亘り制作サイドから支えてきたレーベル、キングレコードが、これまでリリースした作品をデジタル化/配信する運びとなった。しかも、いわゆる人気作品に偏った“つまみ食い”ではなく、網羅を目指すというから頼もしい。対象期間は1956年(昭和31年)から1996年(平成8年)、実に40年にも及ぶ(飛び石的に更に古い音源、新しい音源もあり)。基本的には年代を追いながらまとめてゆく形で、数期に分けて実施する大型の企画である。まさに英断だ。キングレコードの膨大かつ多彩なカタログを通して、改めて日本のジャズの発展や変革、そして世界における日本のジャズの特殊性と魅力が浮き彫りになってくるはずである。
日本にジャズが入ってきたのは1910年代後半(大正半ば)と言われている。昭和モダンの頃にかけてダンス・バンドやジャズ・ソング(歌謡曲とジャズの融合)を通して大衆化してゆくが、戦前~戦中~戦後の混乱のなか規制や情報の遮断などもあり、文字通り鳴りを潜める。その間、アメリカにおいてジャズは劇的に進化している。終戦を迎えた1945年といえば、スウィングからビバップへの転換期。戦後、日本のミュージシャンが進駐軍キャンプなどで演奏するようになり、この“新しいジャズ”に触れ大いに刺激を受けた。やがて米軍基地の縮小にともない日本のミュージシャンの演奏の場は基地外へと移り、アメリカからはジャズ・ミュージシャンが日本を訪れるようになる。こうして日本中にジャズが広まり、浸透していった。特に1952 年のジーン・クルーパの来日は、聴衆にもミュージシャンにも、とてつもなく大きなインパクトを与えた という。スウィングとビバップをミックスしたような親しみやすくノリの良いサウンドが大いに受け、日本でも後を追うようなスタイルが隆盛、人気を博した。最大のジャズ・ブームの到来であり、この時期が日本におけるモダン・ジャズの始まりと言っていいだろう。そして、この熱狂と重なるように、キングレコードは本格的にジャズのレコードを制作し始めるのだ。
自主制作やインディペンデント・レーベルの発展が遅い日本では、多くのジャズ作品がメジャー・レーベルに残されている。なかでも1931年創業のキングレコードは、いち早く日本のジャズ・ミュージシャンに着目した。特に戦後のジャズ・ブーム以降の、モダン・ジャズの萌芽と隆盛を捉えた<キング・ジャズ・シリーズ>は特筆すべきものである。リリースのスタートは1956年7月。そのラインナップには、ジャム・セッション集『ミッドナイト・イン・トウキョウ』シリーズ(1956~57年)、ビッグ・フォア『ジャズ・アット・ザ・トリス』(1957年)、三宅光子/丸山清子『トウキョウ・キャナリース』(1958年)、渡辺晋とシックス・ジョーズ『同』(1958年)、白木秀雄『同』(1958年)、八木正生『セロニアス・モンクを弾く』(1960年)、秋吉敏子『トシコ旧友に会う』(1961年)、渡辺貞夫『同』(1961年)、宮沢昭『同』(1962年)など、人選も内容もまさに当時のトップと言える名作が目白押しである。
1960年代前半で一度本格的なジャズ作品の制作からは離れるが、1970年に<ニュー・エモーショナル・ワーク・シリーズ>で再び日本のジャズ・ミュージシャンにスポットを当てる。このシリーズの面白味は、ジャズに限らず、ジャズ・ロックやニュー・ロックまでを同じ視点でまとめたところ。短期間(~1971年)に終わったが、そのラインナップが凄まじい。ジャズ~ジャズ・ロックに限ってみても、村岡実『バンブー』、タイム5『ディス・イズ・タイム5』、横田年昭とビート・ジェネレーション『フルート・アドヴェンチュアー』、笠井紀美子『ジャスト・フレンズ』、リチャード・パイン&カンパニー『コスモス』、ラヴ・リヴ・ライフ+1『ラヴ・ウィル・メイク・ア・ベター・ユー』、シンガーズ・スリー『フォリオール #2』、猪俣猛とサウンド・リミテッド『イノセント・カノン』など、超重量級の作品がずらりと並ぶ。日本のジャズの先鋭さと独自性を体現したシリーズだった。
1974~75年には傍系のベルウッド(設立は1972年。ロックを主眼にリリースしていた)でジャズ作品を固め打ちする。中村誠一『ファースト・コンタクト』、安田南『サウス』、山下洋輔『ヨースケ・アローン』、今田勝『アセント』、日野元彦『トコ』、ジョージ大塚『ラビング・ユー・ジョージ』など、よくぞ残してくれたと言いたくなる、端境期の面白味を捉えた燻し銀の作品群である。1977年に<ニュー・エモーショナル・ジャズ・シリーズ>として1950~60年代の旧作の再発と、八木正生『インガ』やマーサ三宅『ディス・イズ・マーサ』など数枚の新録を送り出した。1978年には傍系のセブン・シーズ・レコードに<ニュー・ストリーム>なるシリーズを立ち上げ1980年にかけて、甲斐恵美子『エミリー』、池田芳夫『スケッチ・オブ・マイ・ライフ』、大友義雄『アズ・ア・チャイルド』、今田勝『オール・オブ・ア・グロウ』、村岡建『ソフト・ランディング』、高瀬アキ『あき』、宮の上貴昭『ソング・フォー・ウェス』などをリリース。キングレコードらしい、時代の機微を映した好作が並ぶ。
その一方で、同年の1978年にはフュージョンを主眼としたレーベル、エレクトリック・バードを設立。1980年代にかけて本多俊之、増尾好秋、益田幹夫らの作品を量産した。また、傍系で忘れてならないのは、こちらも1978年に立ち上げられたパドル・ホイールだろう。インディア・ナヴィゲーションといった海外レーベルの国内盤制作と並行して、ジョージ川口、宮沢昭、小宅珠美、板橋文夫といったミュージシャンの作品も録音/制作した。なかでも、1980年前後に富樫雅彦と鈴木勲の作品を数多く残した功績はとても大きい。1990年代には小宅珠美や山本剛らの秀作をリリース。貴重な記録となっている。
と、駆け足でキングレコードにおける日本のジャズ史を追ったが、これだけでもいかにそのカタログが豊かなものであるかがわかる。当時、ジャズ評論家の藤井肇が<キング・ジャズ・シリーズ>を「日本のジャズを日本のLPで聴けるという喜び。そして広く世界にも紹介するという素晴らしく雄大な企画」と評したが(『ジューク・ボックス』1959年5月号)、この度の企画<KING Jazz Re:Generation>も日本のそして世界のジャズ・リスナーに、再び喜びと刺激を提供してくれるものになるだろう。百読は一聴に如かず。これからどんどん進むデジタル化/配信にぜひ耳を傾けたい。
尾川雄介 (UNIVERSOUNDS)
「第5期配信化に際して」
キングレコードは日本のジャズ・シーンに制作サイドから大きく貢献してきた。1956年にスタートした<キング・ジャズ・シリーズ>、1970年代のリアルな姿を捉えた<ニュー・エモーショナル・ワーク・シリーズ>、フュージョン・シーンの発展と確立に大きく寄与した<エレクトリック・バード>などは言わずもがな。さらには、第4期で特集したような、鈴木勲や小宅珠美といった特定のミュージシャンに焦点をあてた積極的な録音/制作も貴重な記録となっている。第5期では、そういったミュージシャンのひとり、富樫雅彦を大きく取り上げている。
1940年生まれの富樫は10代から新進気鋭のドラマーとして活躍し、秋吉敏子や渡辺貞夫にも重用された。1960年代の終わりからはフリージャズを前面に押し出した音楽性で新たな地平を拓くが、その矢先、脊椎に損傷を負い下半身不随となる。復帰後は独自の演奏と音楽性を徹底的に追求し、日本の、ひいては世界の前衛ジャズ界に大きな影響を与えた。その富樫の、1979年から85年にかけての12作品をキングレコードが制作した。スティーヴ・レイシーと鎬を削った『エターナル・デュオ』、ソロ・パーカッションの無限の可能性を体現した『ザ・フェイス・オブ・パーカッション』、盟友、高柳昌行との緊張感あふれる対話『パルセーション』、2枚組の大作である『アル・アラーフ』や『フォロー・ザ・ドリーム』など、いま聴いてなお色褪せることのない、創造性と独創性に満ちた楽曲が並ぶ。大袈裟ではなく、全てが傑作である。
今回のラインナップでは、1980年代半ばの板橋文夫と、1990年代初頭の菊地雅章の作品が含まれているのも嬉しい。人気、実力ともに折り紙付きのミュージシャンではあるが、ともすると見逃されがちな時期の作品である。変わらぬ本質を持ちつつ豊かな表現で聴く者を楽しませる板橋文夫。ゲイリー・ピーコック、ポール・モチアンとのトリオ、テザード・ムーン名義でスリリングな演奏を聴かせる菊地雅章。聴き応えのある作品群だ。
ハンク・ジョーンズと結成したグレイト・ジャズ・クインテットでの活動などで知られるテナー・サックス奏者、尾田悟は、1968年と1988年の作品が配信となる。グルーヴィなボサノヴァ民謡と、ハンク・ジョーンズとのデュオでのスタンダード集という対照的な2作品である。日本を代表するビッグバンドのひとつ、高橋達也率いる東京ユニオンは、デヴィッド・マシューズが編曲を手掛けた2作品を。正統派にして趣向を凝らしたサウンドで、ビッグバンド・ジャズの魅力を知らしめている。
尾川雄介 (UNIVERSOUNDS)
監修者尾川雄介氏によるキングレコードジャズ作品怒涛のデジタル配信化を記念したプレイリスト「KING Jazz RE:Generation PLAYLIST Vol.5 by Yusuke Ogawa」公開中!
URL: https://lnk.to/kingjazz_pl5
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陽光 A DAY OF THE SUN / 富樫雅彦・鈴木 勲 MASAHIKO TOGASHI & ISAO SUZUKI (1979年作品)
日本ジャズ界が誇る二人の天才が残したスピリチュアル・ジャズ傑作。
1.光 A DAY OF THE SUN
2.東洋の黄色いたまご BIRTH OF YELLOW EGGS
3.ロンリーブルー LONELY BLUE
4.深海生物の歌 CREATURES IN THE DEEP BLUE SEA
5.シルヴァリー・フラッシュ SILVERY FLASH
6.芽ばえ AWAKENING OF THE FRESH GREEN
富樫雅彦(パーカッション他)
鈴木勲 (ベース、ピッコロ・ベース、チェロ他)
配信サイトLINK: http://lnk.to/dos_masahikotogashi
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セッション・イン・パリ VOL.1 ~ソング・オヴ・ソイル MASAHIKO TOGASHI SESSIONIN PARIS Vol.One “Song of Soil”/ 富樫雅彦ウィズ ドン・チェリー・アンド・チャーリー・ヘイデン MASAHIKO TOGASHI with DON CHERRY & CHALIE HADEN (1979年作品)
日本を代表するパーカッショニスト、富樫雅彦がパリを訪れた際の、ドン・チェリーやチャーリー・ヘイデンといったフリーの名手らとのセッションを収録した貴重な作品第1弾。
1.六月 JUNE / 2.風のことばーパートI WORDS OF WIND-Part |
3.オアシス OASIS / 4.ソング・オヴ・ソイル SONG OF SOIL
5.風のことばパートII WORDS OF WIND-Part II / 6.雨 RAIN
■富樫雅彦 (パーカッション) / ■ドン・チェリー(トランペット、コルネット、竹笛、パーカッション) / ■チャーリー・ヘイデン(ベース)
配信サイトLINK:http://lnk.to/sip_p1_masahikotogashi
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セッション・イン・パリ VOL.2 ~彩られた夢 MASAHIKO TOGASHI SESSIONIN PARIS Vol.2 “COLOUR OF DREAM”/ 富樫雅彦ウィズ・アルバート・マンゲルスドルフ、加古隆、ジェニー・クラーク MASAHIKO TOGASHI with ALBERT MANGELSDORFF, TAKESHI KAKO, JENNY CLARK (1980年作品)
日本が誇るパーカッショニストであった富樫雅彦がパリに赴いた際に現地で加古隆らとのセッションを収録した貴重な作品第2弾。
1.クリスタル CRYSTAL / 2.オレンジ ORANGE / 3.アクティング ACTING
4.スノウ (デュオ) SNOW (DUO) / 5.レーヴ・メルヴェイユ REVE MERVEILLEUX
6.バラード BALLAD
富樫雅彦 (パーカッション)/ アルバート・マンゲルスドルフ (トロンボーン) /
加古隆 (ピアノ) / ジェニー・クラーク(ベース)
配信サイトLINK: http://lnk.to/sip_p2_masahikotogashi
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アル・アラーフ AL-ALAPH / 富樫雅彦&インプロヴィゼーション・ジャズ・オーケストラMASAHIKO TOGASHI & Improvisation Jazz Orchestra (1980年作品) 初デジタル音源化
佐藤允彦はじめ総勢17名のオーケストラを率いたインプロヴィゼーション・ジャズ・オーケストラ名義による郵便貯金会館ホールでのスピリチュアル~フリージャズな公演を収録した作品。
1.アル・アラーフ (オープニング) AL-ALAPH (Openning) / 2.ウインド WIND
3.ストリート STREET / 4.ロンリー LONELY / 5.ホール HOLE
6.アル・アラーフ(クロージング) AL-ALAPH (Closing)
富樫雅彦 & インプロヴィゼーション・ジャズ・オーケストラ
富樫雅彦 (パーカッション、 作編曲、 指揮)
佐藤允彦 (アクースティック エレクトリック・ピアノ、ピアノ)/ 井野信義(ベース) / 鈴木勲(ベース) / 中川昌三 (ソプラノサックス、 アルト
・フルート) / 佐藤秀也(ソプラノサックス、 アルト サックス) / 梅津和時* (ソプラノサックス、 アルトサックス、 ベースクラリネット) /
加藤久鎮* (ソプラノサックス、テナーサックス) / 砂原俊三(バリトンサックス) / 佐藤春樹(トロンボーン)
配信サイトLINK: http://lnk.to/aa_masahikotogashi
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フェイス・オブ・パーカッション THE FACE OF PERCUSSION / 富樫雅彦 MASAHIKO TOGASHI (1981年作品)
75年の『Rings』に引き続きパーカッションの多重録音で創り上げた81年作品。宇宙的響きのミニマルなリズムをベースにアブストラクトに展開していく打楽器音響作品。
1.サムシング・カミング SOMETHING COMING / 2.祈り PRAY
3.レッツ・シング, レッツ・ダンス LET'S SING, LET'S DANCE /
4.バラード・フォア・ロンリネス BALLAD FOR LONELINESS /
5.ハートストリングス HEARTSTRINGS / 6.ウィスパーリング・スターズ WHISPERING STARS / 7.サムシング・リーヴィングSOMETHING LEAVING
配信サイトLINK: http://lnk.to/fop_masahikotogashi
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ザ・バラード The Ballad My Favorite / 富樫雅彦 MASAHIKO TOGASHI (1981年作品)
「バックグランド・ミュージックとしても成立した質の高いバラードばかりのアルバム」というコンセプトを体現した佐藤允彦のピアノが全編に渡り素晴らしい落ち着いて聴きこめるスタンダード集。
1.メモリーズ・オブ・ユー MEMORIES OF YOU / 2.イット・ネバー・エンタード・マイ・マインド IT NEVER ENTERED MY MIND / 3.シェナンドー SHENANDOAH /
4.バークレー・スクエアのナイチンゲール NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE / 5.ネイチャー・ボーイ NATURE BOY / 6.トゥー・ヤング TOO YOUNG /
7.マイ・シップ MY SHIP / 8.ホワット・カインド・オブ・フール・アム・アイ WHAT KIND OF FOOL AM I
富樫雅彦 (パーカッション) / 佐藤允彦 (ピアノ) / 高水健司 (ベース)
配信サイトLINK: http://lnk.to/bmf_masahikotogashi
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スピリチュアル・モーメンツ SPIRITUAL MOMENTS / 富樫雅彦MASAHIKO TOGASHI (1982年作品)
ブラックホールに向かうレイシー、ベースの可能性を追いかけていたカーター。フリーな精神が交錯する瞬間を捉えた稀有な作品。
1.イッツ・フリーダム・ライフ IT'S FREEDOM LIFE- / 2.ザ・ウィンドウ THE WINDOW. /
3.ポエム・イン・ザ・シャドウ POEM IN THE SHADOW / 4.ステップス STEP
5.ザ・クラスト THE CRUST
富樫雅彦 (パーカッション)/ スティーブ・レイシー(ソプラノサックス)/ ケント・カーター (ベース)
配信サイトLINK: http://lnk.to/sm_masahikotogashi
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フレイム・アップ FLAME UP / 富樫雅彦 MASAHIKO TOGASHI
(1982年作品) 初デジタル音源化
原田依幸のピアノ、梅津和時のフルートを従えて、音の隙間という隙間にビート・パルスを叩き込む、ジャズ奏者としての富樫雅彦の激しさが写し出された作品。
1.フレイム・アップ FLAME UP / 2.スプリング・ソング SPRING SONG /
3.トワイライト TWILIGHT / 4.ドゥーイング・イン・ザ・ファイアー DOING IN THE FIRE
富樫雅彦 (パーカッション) / 梅津和時 (フルート、バス・クラリネット、ソプラノサックス、 アルト・サックス、パーカッション) / 原田依幸 (ピアノ、パーカッション)
配信サイトLINK: http://lnk.to/fu_masahikotogashi
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エターナル・デュオ ETERNAL DUO / 富樫雅彦~スティーヴ・レイシー MASAHIKO TOGASHI&STEVE LACY (1983年作品)
不世出の天才ドラマー・富樫雅彦と鬼才・スティーヴ・レイシーが1981年東京で対峙した貴重な記録作品。
1.ニュース・フロム・ザ・ベルズ NEWS FROM THE BELLS / 2.トワイライト TWILIGHT /
3.ウィケッツ WICKETS / 4.リトル・ブラック・バード LITTLE BLACK BIRD /
5.レトリート RETREAT
富樫雅彦 (パーカッション)/ スティーヴ・レイシー(ソプラノサックス)
配信サイトLINK: http://lnk.to/ed_masahikotogashi
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コントラスト CONTRAST / 富樫雅彦 MASAHIKO TOGASHI
(1983年作品) 初デジタル音源化
1982年にドイツ文化会館ホールで行われた、ヴォーカリストLauren Newtonと、ベーシストのPeter Kowaldとのライブレコーディング作品。
1.コントラスト CONTRAST / 2.トワイライト・サウス・ウエスト TWILIGHT SOUTH WEST
3.トライアルNo.2 TRIAL No.2 / 4.ヘイズNo.2 HAZE No.2
富樫雅彦 (パーカッション) / ローレン・ニュートン (ヴォイス) / ペーター・コヴァルト (ベース、ハーモニカ)
配信サイトLINK: http://lnk.to/contrast_masahikotogashi
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パルセーション Pulsation / 富樫雅彦~高柳昌行 masahiko togashi & msayuki takayanagi (1983年作品)
1983年に芝増上寺ホールで収録された、 富樫雅彦~高柳昌行の『ウィー・ナウ・クリエイト』以来14年ぶりとなるデュオ・インプロヴィゼイション作品。
1.インナー・パルセーション INNER PULSATION /
2.アウター・パルセーション OUTER PULSATION
演奏:富樫雅彦(per) / 高柳昌行(g)
配信サイトLINK http://lnk.to/pulsation_mt_mt
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フォロー・ザ・ドリーム Follow The Dream / 富樫雅彦&ジャズ・インプロヴィゼーション・オーケストラ
MASAHIKO TOGASHI & HIS IMPROVISATION JAZZ ORCHESTRA(1985年作品) 初デジタル音源化
高柳昌行、佐藤允彦、豊住芳三郎、梅津和時、翠川敬基、広瀬淳二、松風鉱一らを擁したラージ・アンサンブルによる大作。
1.アフター・ザ・ブレス AFTER THE BREATH / 2.デザイアレス DESIRELES /
3.ワルツ・ステップ WALTZ STEP / 4.アップ・アンド・ダウン UP AND DOWN /
5.ムーンMOON
富樫雅彦 (perc)
佐藤允彦 (p) / 高柳昌行 (g) / 翠川敬基(b) / 吉野弘志(b) / 豊住芳三郎 (perc) / 宮内俊郎(perc) / 岡野 等 (tp) 吉田哲治 (tp) 安田伸二 (tp) 粉川忠範 (tb) 佐藤春樹 (tb) 梅津和時 (as,n) 中川昌三 (as,ss) 広瀬淳二 (ts) / 松風鉱一(bs,f)
配信サイトLINK: http://lnk.to/fd_masahikotogashi
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インパクト IMPACT / 板橋文夫 FUMIO ITABASHI (1984年作品)
ジャズ・ピアニスト、板橋文夫が、村上ポンタ秀一、向井滋春、本多俊之、つのだひろ、吉野弘志、小山彰太など豪華ゲストを迎えダイナミックでパワフルな演奏を繰り広げるピアノ・ジャズの傑作。
1.F1 / 2.LAST SUMMER (ラスト・サマー) /
3.ALL THE THINGS YOU ARE(オール・ザ・シングス・ユー・アー) /
4.LITTLE MAYU(リトル・マユ) / 5.NIPPON BLUES(ニッポン・ブルース)
FUMIO ITABASHI:piano / SHIGEHARU MUKAI: trombone / TADANORI KONAKAWA: trombone / SHUICHI ENOMOTO: tenor sax / MIKINORI FUJIWARA: tenor sax / TOSHIYUKI HONDA*: alto & soprano saxes / HITOSHI OKANO: trumpet / HIROSHI TAKASHIMA:guitar / MASAYUKI SAYAMA: synthesizer / YASUSHI YONEKI:bass / HIROSHI YOSHINO:bass / SHUICHI "PONTA" URAKAMI: Pearl drums / SHOTA KOYAMA: Pearl drums / HIRO TSUNODA: Pearl drums / TOMOHIRO YAHIRO:percussion
配信サイトLINK: http://lnk.to/impact_fi
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レッド・アップル RED APPLE / 板橋文夫 FUMIO ITABASHI (1986年作品)
大編成で収録したダイナミックな前作「インパクト」とは変わって、梅津和時をゲストに迎え、小編成でリラックスした演奏を収録した作品。
1. レッド・アップル RED APPLE / 2.ベアトリーチェ BEATRICE /
3.メモリーズ・オブ・ユー MEMORIES OF YOU / 4.ミナ MINA / 5.アイム・ゴーン I'M GONE /
6.煙が目にしみる SMOKE GETS IN YOUR EYES / 7.アリカンテALICANTE /
8.ドント・セイ・グッドバイ DON'T SAY GOODBYE
板橋文夫 (p)/ 吉野弘志(b) / 小山彰太 (ds)
ゲスト:梅津和時(as) / 広木光一(g)
配信サイトLINK: http://lnk.to/ra_fi
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キーピング・カウント KEEPING COUNT / 高橋達也&東京ユニオンTATSUYA TAKAHASHI & TOKYO UNION (1986年作品)
日本を代表するビッグバンド、高橋達也と東京ユニオンがカウント・ベイシーゆかりのナンバーを演奏した作品。
1.BASIE! / 2.TOPSY / 3.BYE BYE LOVE / 4.BLUES BACKSTAGE / 5.PRETTY GIRL / 6.KEEPING COUNT / 7.WHIRLY BIRD / 8.CORNER POCKET /
9.BALLAD FOR 88
TATSUYA TAKAHASHI & TOKYO UNION
YOSHIFUMI TADA trumpet / TSUNEO TAKEDA: trumpet / KOHICHI SUZUKI: trumpet / HIDEO KAMIMURA: trumpet / HIDEO IGUCHI: trombone / KENICHI TSUNODA: trombone / SATORU FUKADA: trombone / MICHIHARU YAMAZAKI: bass trombone / KEUI HORE: alto sax, flute / JUN KONDO: alto sax, flute / TATSUYA TAKAHASHI: tenor sax, flute / NORIO MORIGUCHI: tenor sax, flute / YASUO NIWA: baritone sax, flute / MASAHIRO KANAYAMA. piano / ATSUO WADA: bass / HIDETOSHI KAWANO: guitar / YOSHINOBU INAGAKI: drums
配信サイトLINK: http://lnk.to/kc_tt_tu
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プレイズ・マイルス&ギル PLAYS MILES&GILL / 高橋達也 & 東京ユニオン TATSUYA TAKAHASHI & TOKYO UNION (1988年作品)
マイルス・デイヴィスとギル・エヴァンスにちなんだ曲をビッグバンド・サウンドで。アレンジはデヴィッド・マシューズ。’88年にスウィングジャーナル誌の日本ジャズ賞を受賞。
1.イレブン ELEVEN / 2.ザ・ミーニング・オブ・ザ・ブルース THE MEANING OF THE BLUES / 3.バップリシティ BOPLICITY / 4.アランフェス協奏曲 CONCIERTO DE ARANJUEZ / 5. マイルス・アヘッド MILES AHEAD / 6.ベスよ、お前は俺のもの BESS, YOU IS MY WOMAN / 7.ゴーン GONE /
8.ゴーン、ゴーン、ゴーン GONE, GONE, GONE / 9.サマータイム SUMMERTIME
高橋達也 & 東京ユニオン:
高橋達也: tenor sax. Flute / 鈴木孝一: trumpet. flugelhorn / 竹田恒夫: trumpet. Flugelhorn / 小林 太trumpet. Flugelhorn / 伊勢秀一郎: trumpet. Flugelhorn / 井口秀夫: tromborn / 角田健一 tromborn / 深田 悟: tromborn / 山崎通晴 bass tromborn / 堀惠二 flute. soprano sax. Piccolo / 近藤 淳: alto sax. Flute / 森口統夫 tenor sax. flute. alto flute / 丹羽康雄bass clarinet / 金山正治: piano / 川野秀俊: guitar / 秋山公彰 bass / 稲垣貴庸 drums. percussion
配信サイトLINK: http://lnk.to/pmg_tt_tu
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テザード・ムーン TETHERED MOON / 菊地雅章 MASABUMI KIKUCHI(1992年作品)
菊地雅章を中心としたピアノ・トリオ”TETHERED MOON”のNYレコーディングによるデビュー作。至高のインタープレイがここに詰まっている。
1.ユーアー・マイ・エブリシング YOU'RE MY EVERYTHING /
2.ミステリオーソ MISTERIOSO / 3.ソー・イン・ラブ SO IN LOVE /
4.モニカー MONIKER / 5.P.S./6.ムーア MOORE /
7.テザード・ムーン TETHERED MOON
演奏:菊地雅章(P) ゲイリー・ピーコック (B) ポール・モチアン (DS)
配信サイトLINK: http://lnk.to/tm_poosan
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テザード・ムーン/トライアングル TETHERED MOON-TRIANGLE / 菊地 雅章 MASABUMI KIKUCHI (1992年作品)
トリオ (テザード・ムーン)での第2作目。1作目と同日にNYレコーディングされた作品。
1リトル・アビー LITTLE ABI / 2.ザ・ソング・イズ・ユー THE SONG IS YOU /
3.イントロダクション1~アイ・フォール・イン・ラブ・トゥー・イージリー INRODUCTION1~I FALL IN LOVE TOO EASILY /4.トゥルー・U TRUE U / 5.ガイア GAIA /
6.コンセプション・ベゼル CONSEPTION VESSEL / 7.ターンアラウンド TURNAROUND
菊地”POO”雅章(P)/ ゲイリー・ピーコック (B) / ポール・モチアン (DS)
配信サイトLINK: http://lnk.to/tmt_poosan
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フィール・ユー Feel You / 菊地 雅章 MASABUMI KIKUCHI (1993年作品)
TETHERED MOONとは別にジェームス・ジナス(b)ビクター・ジョーンズ(ds)と組んだトリオでのNYレコ―ディングアルバム。
1.ペイン・キラー1 PAIN KILLERⅠ/ 2.ジグザグ ZIG ZAG /
3.リー・ストロー FREE STROLL / 4.リトル・トリート LITTLE TREAT /
5.イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド IT NEVER ENTERED MY MIND /
6.アップ・ビート・ブルース UP BEAT BLUES /
7.20丁目のシャッフル 20th St. SHUFFLE /
8.ウィロー・ウィープ・フォー・ミー WILLOW WEEP FOR ME /
09.ペイン・キラー2 PAIN KILLER-II
演奏:菊地雅章(P) ジェームス・ジナス (B) ビクター・ジョーンズ(DS)
配信サイトLINK: http://lnk.to/fy_poosan
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フルートによるボサノバ民謡 / 尾田悟グループSATORU ODA & HIS GROUP(1968年作品) 初デジタル音源化
名テナーサックス奏者尾田悟が日本全国の民謡をボサノヴァ風にアレンジした異色作品。
1.黒田節 (福岡県民謡)/ 2.佐渡おけさ(新潟県民謡) / 3.斎太郎節(宮城県民謡) /
4.串本節(和歌山県民謡) / 5.八木節(群馬県民謡) / 6.阿里屋ユンタ (沖縄民謡) /
7.五木の子守歌 (熊本県民謡) / 8.箱根雲助歌 箱根八里 (神奈川県民謡) /
9.よさこい節 (高知県民謡) / 10.おこさ節(秋田県民謡) / 11.木曾節 (長野県民謡) /
12.ひえつき節(宮崎県民謡)
配信サイトLINK: http://lnk.to/flutebossa_so
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ラバー・マン LOVER MAN / 尾田悟ウィズ ハンク・ジョーンズ SATORU ODA WITH HANK JONES (1989年作品)
テナーサックス奏者、尾田悟とピアニスト、ハンク・ジョーンズによるジャズスタンダードの共演盤。
1.アイ・ネバー・ニュー I NEVER KNEW /
2.ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス POLKA DOTS AND MOONBEAMS /
3.ミスター・ワンダフル MR. WONDERFUL /
4.ベリー・ソート・オブ・ユー THE VERY THOUGHT OF YOU /
5.ララバイ・イン・リズム LULLABY IN RHYTHM /
6.エブリシング・ハプンズ・トゥ・ミー EVERYTHING HAPPENS TO ME /
7. ユーアー・ドライビング・ミー・クレイジー YOU'RE DRIVING ME CRAZY / 8.アイ・シュッド・ケア I SHOULD CARE /
9.ユー・キャンディペンド・オン・ミー YOU CAN DEPEND ON ME / 10.ラバー・マン LOVER MAN
尾田悟(ts) / ハンク・ジョーンズ (p)
配信サイトLINK: http://lnk.to/lm_so_hj
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