デッカ・クラシックスから、日本人ヴァイオリニストHIMARIのデビューEP『HIMARI』の配信がスタートした。わずか13歳にしてクラシック界の注目を一手に集めるHIMARIは、英国の名門レーベルが契約した史上最年少の女性アーティストとなる。
今作は、2025年3月20日、21日、22日(3日間すべて完売)にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、ヴィエニヤフスキの「ヴァイオリン協奏曲第1番」を演奏してヨーロッパ・デビューを大成功させたHIMARIが、デッカ・クラシックスと契約を結んで発表する記念すべきデビューEP。フランツ・ワックスマンの「カルメン幻想曲」、エイミー・ビーチの「ロマンス」では、HIMARIの驚異的なテクニックと豊かな表現力が存分に発揮されている。
オフィシャルYouTubeでは10万人以上のフォロワーを持つHIMARIの動画再生数はすでに数百万回を記録。英国Classic FMの 2025年ライジング・スターにも選出されている。
HIMARIは3歳よりヴァイオリンを始め、6歳でプロオーケストラと共演。2022年にはアメリカの名門、フィラデルフィアのカーティス音楽院に入学し、現在は著名なヴァイオリニスト、アイダ・カヴァフィアンに師事している。
「一世代に一人の才能」と称されるHIMARIは、若きアーティストならではの独特で新鮮な視点から、卓越した技巧と遊び心に満ちた解釈、そして深い感情を表現する想像力で、 世界のクラシック音楽界を魅了してきた。彼女の才能はすでに世界に認められ、リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクールやアルトゥール・グリュミオー国際コンクールなど、数々のコンクールで最高位を獲得。2024年12月にはマリン・オールソップ指揮のフィラデルフィア管弦楽団と「ニューイヤーズ・イブ・セレブレーション」に出演。同じプログラムで、オールソップ指揮のシカゴ交響楽団とラヴィニア音楽祭にも出演する予定だ。
カーティス音楽院でHIMARIを教えるヴァイオリン学科教授、アイダ・カヴァフィアン・ニナ・フォン・マルツァーンは「目を閉じてHIMARIの演奏を聴くと、彼女の年齢がわからなくなります。HIMARIの中には、年齢以上の、賢明な音楽家がいるのです。ものすごい才能です」と言う。
使用楽器は1717年製ストラディヴァリウス「Hamma」(前澤友作氏より貸与)、弓は宗次コレクションより貸与されている。

■リリース情報
2025年5月23日配信
HIMARI/EP『HIMARI』
[収録曲]
1. Waxman: Carmen Fantasy (After Themes by Bizet) : I. Allegro giocoso (Prélude & Habanera)
2. Waxman: Carmen Fantasy (After Themes by Bizet) : II. Allegretto (Seguidilla & Chanson bohème)
3. Beach: Romance, Op. 23
4. Kreisler: La gitana
ヴァイオリン: HIMARI /ピアノ: チェルシー・ワン
録音: 2025年1月 ニューヨーク、ディメンナ・センター、キャリー・ホール
試聴はこちら: https://Himari.lnk.to/HIMARI_EPPR
■HIMARI(ヴァイオリニスト)プロフィール
2011年、⽇本⽣まれ13歳。
「⼀世代に⼀⼈の才能」と称され、その傑出した技巧、想像⼒豊かな解釈から⽣まれる深い表現⼒で、世界のクラシック⾳楽界にセンセーショナル・ティーンと紹介されてきたHIMARI。
2025年3⽉、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演にアジア⼈最年少ソリストとしてデビュー。
3歳よりヴァイオリンを始め、原⽥幸⼀郎、⼩栗まち絵に師事。6歳でプロオーケストラと共演し、2022年には最年少でフィラデルフィアの名⾨カーティス⾳楽院に⼊学。
現在、世界的なソリストを育成してきた名教師アイダ・カヴァフィアンのもとで研鑽を積み、⾳楽的表現をさらに深めている。
過去にはリピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクール(特賞グランプリ)、アルトゥール・グリュミオー国際コンクール、ポスタッキーニ国際コンクール、シェルクンチク国際コンクールなど数々のコンクールで最⾼位を獲得。
2019年にはザルツブルク⾳楽祭に最年少で出演し、2023年にはモントリオール「ミニ・ヴィオリーニ2023」で「Public Award」を受賞。若くして国内外の主要舞台で演奏を重ね、各地で⾼い評価を受けている。
これまでにフィラデルフィア管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、キエフ国⽴フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団、読売⽇本交響楽団、新⽇本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、⽇本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、⽇本センチュリー交響楽団、神奈川フィルハーモニーオーケストラ、群⾺交響楽団などと共演。
指揮者にはマリン・アルソップ、ケリー=リン・ウィルソン、ウラディーミル・スピヴァコフ、ニコライ・ジャジューラ、ジャン=クリストフ・スピノジ、秋⼭和慶、広上淳⼀、下野⻯也、原⽥慶太楼、梅⽥俊明、⼩林研⼀郎、⼤友直⼈、⾓⽥鋼亮、横⼭奏、⼩林資典らと共演している。
2024年より、ドイツの⾳楽事務所「KD SCHMID」に所属し、国際的な活動を本格化。12⽉には13歳にして全国リサイタルツアー「HIMARI Violin Recital Tour 2024」を開催(東京・⼤阪・名古屋・福岡)。
また、国内の主要オーケストラとも共演を重ねながら、2025年にはラヴィニア⾳楽祭、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団などに招かれ、2026年2⽉にはシカゴ交響楽団の定期公演に出演予定。
2025年3⽉、名⾨Decca Classicsと契約し、同⽇、初の楽曲リリースを発表。これにより、演奏活動の幅をさらに広げ、新たな表現の可能性に挑む。
江副記念リクルート財団第52回奨学⽣。使⽤楽器は1717年製ストラディヴァリウス「Hamma」(前澤友作⽒より貸与)、⼸は宗次コレクションより貸与。