古内東子が、2003~2007年のポニーキャニオン在籍期間中にリリースした人気アルバム『フツウのこと』と『CASHMERE MUSIC』の2タイトルが初のアナログ・レコードとして8月3日に発売されることが決定した。
2024年はアルバム『フツウのこと』発売から20周年。本作は、サウンド・プロデューサーとして春川仁志、河野伸、そして古内東子本人によるセルフ・プロデュースでのバンドアレンジ曲も収録。まるで1本の映画を見ているような情景の浮かぶ“男女の出逢いと別れ”“幸せな恋愛”十篇の物語りが楽曲に綴られている。20年後の今聴いてもまったく色褪せないエヴァーグリーンなサウンド。ライブでも披露され続けている楽曲も満載だ。
仕様は限定盤/LP 2枚組/クリア・ピンク盤/帯付き・ゲートフォールド・ジャケット。
SIDE Dにはボーナストラックとして札幌市時計台アコースティックライブより「僕の宇宙」「OK,OK」「星空」「淡雪」の4曲(CD未収録)が収録される。
また、2005年発売の『CASHMERE MUSIC』は森俊之、河野伸、斎藤有太、山本隆二、4人のアレンジャーを迎えて作り上げた14枚目のオリジナル・アルバム。定番のアーバンなAORナンバー、キャッチーな80'sサウンド、ファンキーな楽曲から、エレクトロやヒップホップ的なサウンド・アプローチまで、振り幅の広い楽曲アレンジが、古内ならではの切ない詩の世界と相まって、次作以降のあらたな方向性も提示している。
仕様は限定盤/LP 2枚組/ピュア・ヴァージン盤/帯付き・ゲートフォールド・ジャケット。
SIDE Dにはボーナストラックとしてキリンジの堀込高樹との初コラボ曲「somewhere in TOKYO」(CD未収録)、1981年に阿久悠、都倉俊一のコンビが新たに手掛けたポップス・グループとして知られるカプチーノの「九時からのリリィ」(CD未収録)のカバーを収録。
両レコードのカッティング・エンジニアはいずれもMIXER’S LABの北村勝敏。
さらに、アナログ・レコードに先行して7月24日には高音質Blu-spec2CD(ボーナストラックの収録はアナログ・レコードのみ)も再発されるので、こちらもあわせて注目してほしい。
【古内東子 コメント】
この度アナログ盤化していただくことになった『フツウのこと』『CASHMERE MUSIC』の2アルバムは、当時を思い出してもとても丁寧に作り上げた、大変思い入れのあるものです。今に至っても、ライブでたびたび歌うことの多い曲が多く、親しみと愛情を現在進行形で注いでいます。アナログ・レコードとして、あらためて楽しんでいただけることを心から願っています。