全世界に影響を与え続けているアニメーション映画『AKIRA』。2024年8月、作者・大友克洋が自ら全面プロデュースしたCD「AKIRA REMIX」のアナログ盤が2025年3月26日にリリース!!
久保田麻琴、小西康陽、蓜島邦明 3氏による渾身のリミックスをアナログ体感せよ!

【商品ページ】 https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A000918/VIJL-60353.html

作者・大友克洋自身が監督した劇場版アニメーション映画『AKIRA』が1988年に公開されてから35年以上経過。芸能山城組(組頭:山城祥二)が音楽を担当し、唯一無比の無国籍サウンドを創り上げ、国内外に多くの影響を与え続けている。

2016年、超高音質ハイレゾ=ハイパーソニック・ハイレゾ音源にて、配信開始(ウルトラディープ・ハイパーハイレゾ『交響組曲 AKIRA 2016』)。2017年には、そのハイパーハイレゾ音源を元にしたアナログ盤「Akira - Symphonic Suite (交響組曲AKIRA)」を米国milan Recordsから発売。2020年、4Kリマスターと音楽監督の山城祥二指揮のもと5.1ch音源のリミックスを施した「AKIRA 4Kリマスターセット」がブルーレイにて発売され、劇場でも4Kリマスター版が公開された。

2022年、大友克洋氏が自ら企画、プロデュースする全集「OTOMO THE COMPLETE WORKS」(講談社)が刊行され、その中で、2023年、8月と10月に池袋ミクサライブ東京及び大阪パルコ・ギャラリーにて「大友克洋全集 AKIRAセル画展」が開催。その会場内でのみ流されたAKIRAのリミックス音源が「AKIRA REMIX」として、2024年8月にCD化された。大友自らセレクトした久保田麻琴、小西康陽、蓜島邦明の3人のミュージシャンがリミックスを手掛け、発売記念のDJイベントもSHIBUYA TSUTAYA にて開催された。

今回のアナログ盤「AKIRA REMIX」は、芸能山城組 山城祥二自らウルトラディープ処理をほどこしたハイパーハイレゾ音源(192khz/24bit)をマスターとし、JVCマスタリング・センターの名匠小鐵徹がカッティングを担当。従来のCDでは不可能だった人間の基幹脳を活性化させる超高周波成分(ハイパーソニック・サウンド)を収録している。今作のアートワークもCD同様に、大友自身が完全監修。

ウルトラディープ・ハイパーハイレゾ音源のマスターによるアナログ盤「AKIRA REMIX」にて、CDとは異なる新しい音像体験をして頂きたい。

芸能山城組「AKIRA REMIX」

●発売日:2025年3月26日(水)
●品番:VIJL-60353~60354 (2枚組)
●価格:8,800円(税込)

【収録内容】
(A面)
1 KANEDA [金田] 
2 BATTLE AGAINST CLOWN [クラウンとの闘い]
3 WINDS OVER THE NEO-TOKYO [ネオ東京上空の風]         
4 DOLLS' POLYPHONY [ぬいぐるみのポリフォニー] 
5 EXODUS FROM THE UNDERGROUND FORTRESS [ケイと金田の脱出]         
6 ILLUSION [回想]
(B面)
1 MUTATION [変容]
2 REQUIEM part1 [未来 part1]        
3 TETSUO [鉄雄]        
4 SHOHMYOH [唱名]
5 REQUIEM part2 [未来 part2]   
(C面)
1 WINDS OVER THE NEO-TOKYO [ネオ東京上空の風]         
2 DOLLS' POLYPHONY [ぬいぐるみのポリフォニー]
3 REQUIEM [未来]   
(D面)
1 KANEDA [金田]
2 SHOHMYOH [唱名]
3 ILLUSION [回想]

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マルチパフォーマンス・コミュニティ 芸能山城組

 芸能山城組は、芸能集団である以前に、遺伝子DNA に約束された人類本来のライフスタイルを模索し検証しようとする実験集団であり、“行動する文明批判” の一拠点です。そのあゆみは、1968 年、前身の「ハトの会コーラス」によるブルガリア女声合唱の実現に始まります。続いてジョージアの男声合唱、バリ島のケチャなどの上演に成功し、世界初のマルチミュージカリティを実現しつつ、1974 年、山城祥二を組頭として芸能山城組を創立しました。アマチュアの立場を堅持しながら世界諸民族の80 系統に及ぶパフォーマンスを上演してきた実績、そしてそれらを糧として展開する伝統と現代とを融合した創造活動は、世界に例を見ません。
 しかし、これらのアクティビティは、西欧近現代に対する実践的文明批判の一側面にすぎません。伝統的共同体の叡智に学び、専門化、単機能化を排した地道で真摯な“群れ創り” “ひと創り” こそが、マルチパフォーマンス・コミュニティ山城組の真骨頂です。
 山城組の文明批判の大きな特徴は、その対象とする西欧文明の最大の武器である科学技術を貪欲に摂取し、自家薬籠中のものとして、西欧近現代それ自体の攻略に活用するところにあります。教育者、ジャーナリスト、エンジニアそして学生と多彩なメンバーの中で、生命科学、脳科学、数理科学、心理学、情報工学などの諸分野で博士号をもつものが十名以上を数えます。これらの強力な文明科学研究を率いているのも、組頭・山城祥二こと科学者・大橋 力です。
 時代を先取りする一連の創作活動も、そうした比類ない活性の具体的なあらわれのひとつといえます。『AKIRA REMIX』も、芸能山城組が西欧近現代に向けて放つ文明批判の鮮烈なメッセージに他なりません。

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