今年5月に「オール・マイ・ライフ feat. J.コール」をリリースし、第66回グラミー賞ベスト・メロディック・ラップ・パフォーマンス賞にノミネートされている米イリノイ州シカゴ出身のラッパー、リル・ダークが自身の最新楽曲を含むコンピレーションアルバム『ナイトメアーズ・イン・ザ・トレンチーズ』をリリースした。
『ナイトメアーズ・イン・ザ・トレンチーズ』はリル・ダークが運営する「オンリー・ザ・ファミリー」のコンピレーションアルバムとして全11曲構成の作品としてリリースされた。OTF Boonie Moeやロブ49、THF Zoo、チーフ・ウーク、YTBファット、CoKilla、, Booka600といった公私ともにリル・ダークと親交の深いアーティストを迎えて制作され、参加アーティストそれぞれの個性とスタイルが光る1枚だ。アルバム内のリル・ダーク名義楽曲は、本アルバムの発売に先駆けてMVと共に公開されていた「スマーク・カーター」を含む新曲6曲が収録され、貧困と暴力に支配されたストリートライフの苦しい現状や、環境に打ち勝つための意志が力強いリリックと共に紡がれている。
リル・ダークは、2024年2月5日に授賞式が行われる第66回グラミー賞のベスト・メロディック・ラップ・パフォーマンス賞に「オール・マイ・ライフ feat. J.コール」でノミネートされ、10月にリリースされたStray Kidsによるリミックス・バージョンも原曲と合わせて世界中で連日再生回数を伸ばし続けている。過酷な生い立ちを隠さず、かつての自分と同じような境遇に陥る若者たちの希望になるという信念を胸に楽曲を生み出し続けているリル・ダークの最新作である『ナイトメアーズ・イン・ザ・トレンチーズ』と共に、今年のヒップホップ作品を代表する1曲となった「オール・マイ・ライフ」から、リル・ダークが楽曲に込めた想いを感じてみてほしい。