朝倉さや全国ツアーは山形からスタート！今年11月のニューアルバムのリリースも発表。「38（さや）周年目指して突っ走ります！」

民謡日本一のシンガーソングライター朝倉さやの全国ツアー「朝倉さやコンサートツアー2025『いざ！朝倉！～ほんてんベストば大更新だず～』」の初日・山形公演が5月17日山形市民会館で開催された。

本人の声による場内アナウンスが流れた後、照明が暗転し、緊張感が高まったステージの幕開けはデビュー曲「東京」の山形弁バージョン。山形弁で歌うと、この曲が持つシンプルな感情がより一層深いところに染み込んでくる。続いて代表曲「さばの味噌煮」を歌い、東京からふるさと山形に帰ってきた喜びを歌で表現した。

「山形さ帰ってくると広ーい我が家に帰ってきたみたい。みんなの顔見たら安心しました。ホームで歌えて嬉しいです。心を解放して手放しでただいまって言える場所がある。幸せだなー」と挨拶した。

ライブ中盤のアップナンバー「KADODE」からは、初日だけのサプライズで山形県の置賜地方を拠点に活動する総勢18名のビッグバンド「BigBand Jam」が登場。「KADODE」「Mr.Mamurogawa」「タッチ」などの勢いのある楽曲がビッグバンドのサポートでグルーヴ感たっぷりに響き渡った。

本編の後半では、今年11月に発売するニュー・フル・アルバム「良い一日を」のリリースを発表し、そのアルバムの中から、出来立てほやほやのリード曲「いざ！」を初披露した。「いざ 突き進め 全てはついてくるさ」と新しい明日への幕開けを高らかに宣言する曲だ。

このアルバムは、オリジナル・フル・アルバムとしては3年ぶり。アルバムには朝倉さやの新境地を感じさせる新曲がずらりと並ぶ。収録曲は、この日披露した「いざ！」、何気なく過ごしている日々の小さな出来事の一つ一つが宝箱だと歌う「日常」、そして配信限定でリリースされていた「ドーナツ」など全11曲予定。アルバムのタイトル通り、聴く人に幸せな日々を過ごしてほしいという朝倉のささやかな想いが１曲１曲に込められていて、温かい体温を感じられるアルバムになることだろう。

今回の全国ツアーのステージで、出来上がった新曲を順次発表しながら、その集大成として11月にアルバムがリリースされることとなる。

「1日１日が今を作っていて、未来を作ってます。英語でも“have a nice day”というように、誰かの幸せを祈るって素敵ですよね。そんな気持ちを込めてアルバムタイトルを考えました。でも、アルバムはまだ完成していません。制作中なんです。完成してないということは、今日皆さんといるこの場もアルバムの制作過程なんです。これからも、38（さや）周年目指して突っ走りたいと思います」と語った。

アルバムは、ユニバーサルミュージックストア始め、全国のCDショップやWEBショップで、この日19時から予約受付が始まった。

ステージは恒例の三味線コーナーを含めて朝倉さやの代表曲、久しぶりな曲など全18曲をたっぷり披露。アンコールでは「おかえり -manzumamake-」をアカペラで歌い、会場いっぱいの幸福な余韻の中、ステージは幕を閉じた。都会で故郷を想う「東京」から始まり、故郷に帰って「おかえり」と迎えてもらう。コンサート全体がひとつのストーリーとも感じられる２時間だった。

ツアーはこの後、6月14日（土）の東京日経ホールを含む全国8箇所で公演が予定されている。

【朝倉さやコメント】

コンサートツアーで旅する中で改めて感じた日本、そして地球の素晴らしさ。そしてやっぱり一日一日が未来を作っているんだという日常の大切さ。聴いてもらえる日を楽しみにしながら、今歌いたい歌、今届けたい歌を一曲一曲丁寧にまっすぐに作っています。

アルバムもツアーもぜひ、楽しみにしてでけろな♪