サディスティック・ミカ・バンドやYMOのメンバーとしてのキャリアのみならず、シンガーソングライター、ドラマー、音楽プロデューサー、ファッション・デザイナー、そして文筆家でもあった高橋幸宏がEMI(現ユニバーサル ミュージック)より発表した13作品のソロ・アルバムからセレクトされた新編成の2枚組 SHM-CDの公式ベスト盤が11月15日に発売される。
選曲は1981年に結成したユニットTHE BEATNIKSでのパートナーとして活動を共にした鈴木慶一氏が手掛け、また全収録曲を高橋幸宏が2014年に結成したMETAFIVEのメンバーでもある砂原良徳氏が2023年バージョンのリマスターを行う。
さらに12月から13作のオリジナル・アルバム全てがこちらも砂原良徳氏による2023年リマスター音源で順次再発売される予定。
高橋幸宏が日本と世界の音楽シーンに与えた多大な影響と功績を、最新リマスター音源で改めて堪能して欲しい。
高橋幸宏『THE BEST OF YUKIHIRO TAKAHASHI [EMI YEARS 1988-2013]』
2023年11月15日(水)発売
4,180円(税込)
収録曲:未定
高橋幸宏/YUKIHIRO TAKAHASHI
1952年生まれ、東京都出身。高校時代からスタジオミュージシャンとして活動を開始、武蔵野美術大学在学中の1972年にサディスティック・ミカ・バンドへドラマーとして加入。
サディスティックスを経て、1978年に細野晴臣、坂本龍一とともにYELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)を結成し国内外に大きな影響を残し、1983年に「散開」。1978年発表の「Saravah!」以降、生涯、23枚に及ぶソロ・アルバムをリリースする一方、鈴木慶一とのユニットTHE BEATNIKS、元JAPANのスティーブ・ジャンセンとのPULSE、細野晴臣とのSKETCH SHOW、原田知世、高野寛らと結成したpupa、そしてスマッシング・パンプキンズのジェームス・イハなどを迎えたIn Phaseなど、多くのバンド、ユニットで活躍する。
2014年には小山田圭吾(Cornelius)、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコ、LEO今井らとともに高橋幸宏&METAFIVEを結成(後にMETAFIVEと改名)、このバンドのセカンド・アルバム「METAATEM」が最後の作品となった。
2022年に音楽活動50周年を迎え、同年9月、親交のあるアーティストたちが出演するアニバーサリーライブが行われた。2023年1月11日、70歳で亡くなった。