グローバルボーイズグループ、INIの2ND ALBUM『MATCH UP』のプレミアムイベントが、2月14日のバレンタインに都内にて開催。会場には当選した幸運なMINI(ファンネーム)が駆け付け、その模様が配信された。
勢いよくメンバーが登場すると、会場は大歓声に包まれ、自己紹介ではフェンファンは「ここにいるみなさんと配信をみているみなさん、最高の“MATCH UP”ですよね⁉」と声をかけると、髙塚広夢は「今日はバレンタインということで、チョコの代わりに愛を届けます!」、藤牧京介は「チョコ食べた人~?」と声をかけ盛り上げるも、田島将吾は「今日は花粉がすごいらしいので気を付けてください!」と注意喚起して笑いを誘った。
この日に発売したアルバム『MATCH UP』のコンセプトは、「最強のChemistryを持つ、君と僕のMATCH UP」。木村柾哉は、「君とボクには、僕らメンバー同士、MINIとINIが含まれていまして、楽しんで聴いてくれて完成するアルバムになっています」と話し、新曲6曲のうち、「LEGIT」は単独で西洸人が作詞したことを受け、西は「すごく大変でしたが、完成して、みんなとパフォーマンスするたびにどんどんいい曲になっていると思うので、もっともっと皆さんの前でパフォーマンスがしたいです」と話した。
さらに「Dirty Shoes Swag」は、田島と髙塚が作詞を共作。田島は「きったない靴のSwagを感じながら書きました(笑)。履き潰した靴って汚いですが、今まで築いてきた経験が刻まれているところがいいよね、捨てずに大切にしようねという気持ちが「Dirty Shoes Swag」です」と説明。髙塚も「履きなれた靴の良さ、ありのままの自分の良さが歌詞に込められているので、自分に自信がなくなった時に聴いてもらえたら元気づけられるんじゃないかなと思っています」とコメント。実はINIはデビュー当時から同じ靴を履いていることを話し、それぞれが「3代目!」「2代目!」と話すなか、後藤威尊は「俺、初代!」と発言し驚かれるシーンも。木村は「俺らはずっと同じ靴を履いているので、見返してみて下さい」と笑いながら促した。
藤牧と池崎理人が歌詞を手掛けた「Ferris Wheel」では、藤牧が「日々生活をしているなかで追い詰められたときの心境に、共感してもらえたらいいなと思って書きました」と話すと、田島が「サビの前で“目を閉じて自分の気持ちが変わるまで待とう”という歌詞が好き」と発言。すると、藤牧が目を見開き「この歌詞は将吾くんからきてるんですよ!」と大興奮し、ふたりはハグしてMATCH UP!
「将吾くんが普段、目を閉じて考えているときがあって、ずっといいなって思っていて」と話し、この歌詞の誕生秘話を話した。池崎は、楽しいことが終わって帰るとき、例えば今日のようなイベントからおうちに帰らなくちゃいけない時に、聴いてもらいたいです」と話した。
その後はMVの撮影秘話に。尾崎匠海は、「理人が持っていたわんちゃんがすごい勢いでひっぱっていたよね」と話すと、池崎が「カットがかかった後、“あららららら”って引っ張られちゃって!」と話し、松田迅は「バッドでフロントガラスを割るシーンがあるんですが、すごくキレイに割れて“小さな男の子でもフロントガラスって割れるんだな”と思いました」と言うと、藤牧が「たぶん作りものだろうな。フロントガラスはなかなか割れんよ」と冷静に返すシーンも(笑)。西は、座っている車の真下で爆発する場面で、「1回しか爆発させられないからビビらないでね」と言われて、かなり緊張していたことを暴露し、笑いを誘った。
ゲームコーナーでは、くじ引きが行われ、佐野雄大がMCに。元気で爆発力のあるトークで進行したのは、『究極のMATCH UP ~ 討論会ゲーム』!
ディベートをして、会場のMINIが共感したほうが勝ちというゲームなのだが、実際に始まってみると、まさかのラップバトルに。季節が変わらないなら一年中夏か、冬か、デートに行くなら遊園地か水族館かという熱いバトルを繰り広げられるも、MINIの判断はどちらも互角。その後MCの佐野の私情が入り込み、どちらも佐野が好きな冬と水族館に軍配が上がり、メンバーとMINIは笑いに包まれた。
続く『演技力をChemistry ~ ベストアクトゲーム』では、フェンファンがMCを担当。一つの言葉を、どのシチュエーションで演技をしたか当てるこのゲームで、例題に挑戦したフェンファンは、断っている時の「大丈夫」を名演技でこなし、指名された佐野は、怒られたときの「はい」をひと芝居。とってもわかりやすい演技で満場一致で正解となり、会場を盛り上げた。
そしてこの日は「Ferris Wheel」を笑顔で初披露。それぞれメンバーが肩を組んだり、アイコンタクトをしたりと、ピースフルな雰囲気で会場を包んだ。
その後、2月14日付のオリコンデイリーランキングを発表。「LEGIT」のサウンドが流れる映像に合わせ、メンバーが自然と歌い出しひとつになったあと、1位が発表され、全員が大喜び!
木村は「MINIのみなさんには感謝しかないです!」と話すと、全員が深くお辞儀をして感謝を示した。
最後にそれぞれが想いをコメント。
木村は「今回は作詞に関わったメンバーもいますし、よりみなさんに僕たちの想いを届けられた作品になっているので、たくさん聴いてほしいです!京セラドームでの公演も控えているので、楽しみにしていただければと思います」、
藤牧は「毎度こうして1位を獲らせていただくことは当たり前じゃないと思っています」、
後藤は「バレンタインデーに素敵なプレゼントを頂いて嬉しいです」、
髙塚は「発売する前にINIチームでたくさん話し合って作った結果なのでメンバーそれぞれの思い入れがあります」、
フェンファンは「この1年の頑張りがぎゅっとした作品になっているのでこのような結果が取れてすごく嬉しいです」と話した。
さらに田島はこの日から開催されているPOP UP STOREに触れ、「行ってきたんですが、グッズも売っていてすごくよかったので、ぜひ行ってみて下さい!」と話し、
池崎は「2024年は何段階もギアを上げて精一杯やっていくのでぜひついてきてくれますか⁉」と問いかけた。
佐野はさきほど「LEGIT」が流れてみんなが一緒になって歌いながら順位を待ったことに触れ、「たまたま歌声が揃ったんですがそれくらい気持ちひとつでやっていて。すごく大好きなメンバーとこれからもやっていきますし、みなさんとたくさん思い出を作っていきたいのでまたどこかでお会いしましょう!」と嬉しそうに話し、
西は「心の底から好きなのが出来たなと思ったので、みなさんと共有していいChemistryが起こせたらいいなと思います」、
松田は「2024年もたくさんいろんなことに挑戦していきますので、MINIのみなさん、僕たちについてきてください!一緒に楽しい景色を観に行きましょう!」、
尾崎は「1位ありがとうございます!いま、めちゃくちゃ心が高まっていて、気持ちでしゃべっちゃうんですけど、「LEGIT」がみんなで揃った時に、今までにないチーム力がアップしているのかなって想い、INIってすごいグループだなって思いました。めちゃくちゃ気合いを入れて作ったアルバムなので、たくさんいっぱい聞いてくれたら嬉しいです!俺達、もっともっと上のステージに行くのでついてきてください!」と熱く語り、メンバーみんなが笑顔で見守った。
よりクリエイティブに、結束力も高まった彼らが目指すのはまだまだ上の、先。京セラ公演も目の前に迫った彼らは、これからもたくさんの素敵な景色を見せてくれそうだ。
取材・文/吉田可奈