6月にリリースした1st EPの楽曲を中心に、EBiDAN楽曲のカバーメドレーも交え、結成1年目とは思えないほどハイレベルなパフォーマンスを展開。最終公演では11月の2nd EPリリースと12月のワンマンも発表して、集まったLUKSY(VOKSY DAYSファンの呼称)と、またひとつ忘れられない思い出を作った。
その模様をライブレポート!
スターダストプロモーションの若手男性アーティスト育成プロジェクト“EBiDAN NEXT”での活動を経て選抜・結成された彼ら。メンバーには映画『国宝』など多くの映画やドラマで俳優としても活躍する越山敬達や、7人組ダンスボーカルユニット・原因は自分にある。のメンバー・長野凌大の実弟で、映画『ウォーターガーディアンズ』などにも出演する長野蒼大も名を連ねている。グループ名には“僕(boku)たちが、自らの歌/声(vox)で、物語(story)を紡いでいく日々(days)”という意味が込められており、グループ名のローマ字読みにちなみ“自らがこれからの物語を紡いでいく”という意味も込めて「ボクシダイ」と呼ばれることも多い。シーズンごとに異なるコンセプトを掲げ、歌とダンスで物語を紡いでいく彼らが、最初に選んだテーマは“Bitter”。6月に発表した1st EPのタイトルも『Bitter Flame』で、平均年齢17.3歳という若さながら、クールでカッコいい彼らの魅力を引き出す作品となっている。今回の1stワンマンで主軸になっていたのも、この『Bitter Flame』の収録曲だ。
荘厳なSEのなか、コバルトブルーのシックなセットアップにマスカレードマスクをつけて8人がステージに登場し、幻想的なムードを漂わせて舞台を幕開けたのは「Light It Up」。橋新夢が「LUKSY! この8人についてきて!」(1部)、「Bitter Flameファイナル、始めようぜ」(2部)と告げて仮面を外してからは、端整なフォーメーションダンスと、硬軟とりまぜたボーカルでLUKSYの目と耳と心を奪っていく。ダンスリーダーの荘司亜虎がラップを放てば、涼瀬一颯、飯世善文が透明感あるボーカルで歌い上げ、松崎朔弥と越山が妖しく歌い上げる。さらに、ディープなダンスビートに乗せて、妖艶なオーラ漂う緊張感を緻密なムーブとダウナーなボーカルで表す「SOCIAL MISFIT」と、結成したばかりとは思えないパフォーマンススキルの高さで場内を圧倒する。4脚の椅子を用いての「No Limit」では、4組のペアになっての艶めかしいボディタッチで危険な香りをまき散らし、客席のLUKSYも沸騰。一転、飯世の伸びやかなボーカルを皮切りに、シンクロダンスで未来への選択を爽快に称えるミドル曲「Sekaisen」と、多彩な世界観や大人びた空気感に背伸びを感じさせないのは、研究生として彼らが積み重ねてきた研鑽の賜物だろう。
最年長の松崎が「声出せますか!」と号令をかけてからは、3組に分かれてEBiDANグループの人気楽曲をメドレー。まずは、越山、荘司、田村颯大の3人でM!LKの「アイドルパワー」を若さいっぱいにパフォーマンスし、歌詞の通り“日本を元気にする”パワーを放つと、最終公演では客席に突然マイクを向けた田村に、LUKSYから“いつだって!”の歌詞が見事に返った。続いて、ステージの両端から登場した橋と飯世は2人で向き合い、原因は自分にある。の「チョコループ」をデュエットで披露。橋が「よっしー、おいで!」と2歳年下の飯世をハグして“可愛いパワー”で魅了すれば、飯世は得意のバレエの動きを入れたりと、思い思いにLUKSYを楽しませる。涼瀬、長野、松崎の3人はICExの「恋ソーダ」でキュートな振りつけを完コピして、長野が2人の頬にキス(しようと)する場面も。「LUKSYと甘酸っぱい炭酸みたいな恋をできたらなと思って届けた」(松崎)という言葉通り、爽やかな笑顔を弾けさせた。
そして、ステージに戻ってきた田村が「声、聞かせて!」と叫ぶと、超特急の「超えてアバンチュール」を投下。モノクロ衣装に着替えた「アイドルパワー」組の3人で、まずは1番を受け持ち、センターでイキイキと躍動する田村は本家の超特急・リョウガをリスペクトして見事な変顔も。途中から「チョコループ」組も加わり、越山、田村、荘司とおなじみの曲中セリフを放てば、橋は「LUKSYがオレのナンバーワンだよ!」(1部)、「LUKSY一生愛すからね!」(2部)とセリフを言い換えて、ヒートアップした客席からは“君のせい!”のコールも湧き起こる。荘司が「LUKSY、全員ヘドバンいくぞ!」と煽り、クライマックスには「恋ソーダ」組も合流して、最後は後輩であるEBiDAN NEXTの面々もバックダンサーとしてステージへ。総勢18人で身体を振って踊り狂い、全身全霊で跳ね飛んで、文字通りの熱狂空間を作り上げた。
ここからはバラエティ企画のターンとなり、1部では数の小さい順に並ぶという“ぴったんこ整列ゲーム”を行った。事務所の入所順を問われた1問目では、同時期に入所した涼瀬と田村が「どちらが早いか?」で論争となったが、一か八かで奇跡の全員正解に! 最も歴が長いのは18歳にして入所12年目になる長野で「みんな、口の利き方気をつけて」と胸を張った。しかし、カメラロールの枚数多い順を問われた2問目では、話し合い中に時間切れとなって不正解に。ちなみに最多は長野の31019枚、最少は田村の5500枚であった。2部では“ぴったり残してLUKSYアンケート”で、8人が順番に質問を出して該当するLUKSYだけが残り、最終的に10人を目指すことに。松崎の「今日の朝、お米食べた人」から始まり、予想外に減りすぎて途中「家に砂糖がある人」(越山)、「今日、歯を磨いた人」(田村)といった珍質問を交えながらも、最後の「(涼瀬)一颯の髪色が変わったことに気づいた人」(飯世)まで残ったのは12人。ニアピンながら失敗となって「惜しい!」と会場中で残念がり、ある意味でひとつになってみせた。
ここで次の曲振りを担当する越山から、最終公演で「やっていいよ」と譲られた田村が「Make Some Noise!」と嬉しそうに号令し、EBiDAN NEXTの面々を呼び込んで始まったのは超特急の「Burn!」。全18人でバッテンダンスを繰り出し、大サビではセンターで歌い上げる涼瀬にステージ上のメンバーと、そしてLUKSYからは白いペンライトの光がシャワーのように注がれて、美しい一体感を作り上げていった。続く「Hurry up」でも、彼らのライブではおなじみの“Tick tock tick-tick tock!”のコールを巻き起こした上に、メンバーはステージから下りて客席通路へ。お立ち台に上がって一列に並び、LUKSYの間近から「せ、ぇ、の!」と煽って、さらに場内を熱くする。8人がステージに戻ると、真っ直ぐなボーカルと物語を感じさせるダンスで絆を訴える「共鳴」から、荘司を中心とするダンスブリッジでつないで、時計のネジを巻くような仕草や長野、松崎の低音ラップでミステリアスなムードを醸す「Overtime」と濃厚な世界観を展開。
そして「VOKSY DAYSライブツアー『Bitter Flame』最後の曲です」と松崎がアナウンスしたのは、EPのリード曲でもある「ESPERANZA」だ。バレエ音楽 エスメラルダのフレーズから始まるクラシカルなサウンドに乗せ、越山の豪快な蹴りや涼瀬、飯世らの伸びやかでまろやかなボーカルなど、それぞれの武器を畳みかけて橋が「LUKSY愛してるぜ!」と思いをあふれさせれば場内に悲鳴が。スペイン語で“希望”を意味する曲タイトルの通り、VOKSY DAYSとLUKSYたちの輝く未来を暗示してみせた。
アンコールではピンクの衣装に着替えたメンバーが、なんと1階客席に登場! 新曲「恋はトメラレナイ」でLUKSYに手を振り、ダークな黒衣装とシリアスな表情で締めくくった本編とはまったく異なる、年相応の自然体でオーディエンスと笑顔を分かち合う。通路上のお立ち台からは、メンバーそれぞれの名字を呼びかけて名前を返させるコール&レスポンスで8人の存在をアピールし、最後は田村と橋が一緒に指でハートを作って、涼瀬の「一緒にたくさん声を出せる可愛い曲」という言葉を証明してみせた。
ここでツアーの感想をそれぞれにコメント。1部で「2年前にここお台場でスカウトされた」と告白した飯世は、2部では「歴も年齢も一番下で特別にスキルがあるわけでもないのに、この道を選ばせてくれたのはファンのみんなの誉め言葉のおかげ。LUKSYのみんなは僕の心の支えになってます。本当にありがとうございます!」と感謝を伝えた。越山は、俳優業も音楽活動も作品やライブを作って届ける面白さがあると話しつつ、「音楽活動をやっている一番の理由は、みなさまの顔を見るためなんだなと今日確信しました」と断言。「みんなの顔を見てたら僕が幸せになるし、みなさまの心のどこかに寄り添える存在でいたいし、お互い幸せを分けあえる存在でいたいなと思っています」と思いを述べた。荘司は会場に集まってくれたLUKSYへの愛をひたすらに訴え、「これからいろんな道に進んでいきますけど、ずっと隣にいてほしいなと思います。僕が隣にいます」と言い切って場内を拍手の渦に。涼瀬も「僕たちの届ける音楽で皆さんの人生を少しでも彩れたら。背中を押せる何かを与えられていたら僕は本望です。僕的には三食食べて毎日7時間寝るより、皆さんの笑顔を見ることが何よりも健康になれる方法なので、これからたくさん笑顔を見せてください!」と頭を下げた。田村は「こんなにたくさんの人が集まってくれて、笑顔を見せてくれるのは当たり前じゃない」と強調。「事務所に入る前は、僕も推しに勇気をもらう側だったんです。いつの間にか勇気を与える側にならせていただいて、コッチも楽しいし、僕はソッチの楽しさも知ってるから、このWIN-WINな関係が素晴らしいなって。いろんなグループがあふれている中で僕たちを選んでくれて集まってくれたことが幸せなので、これからも幸せにしてください! 倍にして返します!」と、必死で言葉を探し、真摯に紡いでいくのが愛らしい。長野は「このツアーは楽しいことだけじゃなく悔しいことも正直あった」と告白しつつ、「研究生のときからZeppでワンマンをするのが夢だったので嬉しい。まだまだVOKSY DAYSイケるなって思ったので、どんどん走り抜けます。誰一人離さないので、ついて来ていただけたら幸せにします」と漢気を見せた。1部で「僕の夢はみなさんの人生に花を咲かせること」と話した橋も、「LUKSYが悲しい気持ちになったら元気にさせたいし、ずっと笑顔でいてほしい。僕たち8人が必ず幸せを約束しますので、ついてきてくださったら嬉しいです。みなさん大好きです」とダメ押し。松崎は「こういう夢を持てたことが自分の誇りに思うし、生まれ変わっても絶対自分になってLUKSYのみんなと出会いたい」と伝え、「たくさんのLUKSYの顔を見れてホントに元気になれた。みんなが見たことない景色、見てみたい景色に連れて行くんで、ぜひ応援よろしくお願いします!」と締めくくった。
最後は、長野凌大(原因は自分にある。)の主演ドラマ『普通の恋愛』のオープニング主題歌に起用された「Blooming」を披露。実弟である長野蒼大が「感謝の気持ちを込めてパフォーマンスします。みなさんの笑顔が、これからもずっと満開でありますように」と前置いた言葉の通り、春のそよ風を吹き込むような麗らかで、朗らかで、心が躍るようなパフォーマンスを繰り広げ、タイトルの通りの“開花”を感じさせた。それはドラマのストーリーに寄り添うものであると同時に、間違いなくVOKSY DAYSの“今”に重なるものでもあるだろう。
そして最終公演では、その「Blooming」のMVが公演当日8月27日の21時に公開されることを告知。「これまでのクールなVOKSY DAYSとはひと味違うギャップ」が見どころで、ボードゲームで遊ぶ様子や甘い笑顔など、彼らの新しい一面が堪能できる仕上がりとなっている。さらに、11月25日に2nd EP『Sweet Moment』をリリースし、それに伴い各地でリリースイベントも行うこと、12月16日にヒューリックホール東京にてワンマンライブ『Bitter Mirrors Sweet』を開催することも発表。Bitterを軸にした『Bitter Flame』と、Sweetをテーマにする『Sweet Moment』の世界観が交差する今年の集大成となるライブとのことで、長野は「今年を締めくくる最高の1日にします」と断言した。BitterからSweetへと、移りゆくテーマを彼らがいかに乗りこなしていくのか? また、それをどう楽しんでいくのかも、すべては“ボクシダイ”である。
セットリスト
M1.Light It Up
M2.SOCIAL MISFIT
M3.No Limit
M4.Sekaisen
M5.アイドルパワー(M!LK) 越山/荘司/田村
チョコループ(原因は自分にある。) 飯世/橋
恋ソーダ(ICEx) 涼瀬/長野/松崎
超えてアバンチュール(超特急)
- バラエティ企画 -
M6.Burn!(超特急)
M7.Hurry up
M8.共鳴
M9. Overtime
M10.ESPERANZA
<アンコール>
En1.恋はトメラレナイ
En2. Blooming
RELEASE INFORMATION
VOKSY DAYS 2nd EP「Sweet Moment」
2026年11月25日(水)発売
ときめき溢れる恋も、包み込む優しさも、時に苦い切なさも。
誰もが胸の奥に抱く、色とりどりの「甘い瞬間」の物語を、
VOKSY DAYSの歌声と多彩なサウンドで描くEP。
”Sweet”をテーマに、優しくて甘いVOKSY DAYSの新たな魅力を届ける一作。
■ A盤
品番:ZXRN-2003
価格:2500円(税込)
仕様:ジュエルケース、ブックレット16P
封入特典:Sweet Ribbonトレカ(ソロ全8種/ランダム)※初回生産分限定
■ B盤
品番:ZXRN-2004
価格:2500円(税込)
仕様:ジュエルケース、ブックレット16P
封入特典:Tea Timeトレカ1枚(ソロ全8種/ランダム)※初回生産分限定
LIVE INFORMATION

VOKSY DAYS ONE MAN LIVE 2026「Bitter Mirrors Sweet」
2026年12月16日(水) ヒューリックホール東京
<1部> 開場14:15 / 開演15:00
<2部> 開場17:45 / 開演18:30



