SKY-HIがCEOを務める音楽事務所・BMSGに所属するREIKO。先日リリースしたばかりの新曲「So Good」も注目を集める中、6月1日(土)代官山UNITにて初となるファンミーティング【REIKO 1st Fan Meeting -So Good with you-】を開催した。
<開演前からシンガロング!「歌ってくれてる! ありがとう!」>
ファンクラブの開設を記念して行われたこのイベントは、1部2部ともに超満員。SEとして流されたSKY-HI「One More Day feat. REIKO」からオーディエンスによるハンドクラップとシンガロングが巻き起こり、開演前から会場にはホープフルなムードが充満していた。そんな愛すべきファンのもとへダンサー(HIBIKI&iona)と共に登場したREIKOは、大歓声と熱狂の渦に包まれながらプレデビューシングル曲「No More」をグルーヴィーかつセクシーに歌い踊り、続けざまに「(みんなが)歌ってくれてる! ありがとう!」と歓喜の表情を浮かべながらデビュー曲「BUTTERFLY」を畳み掛けていく。REIKOも思わず「ハハハ!」と笑い出してしまうぐらい心地良い一体感が序盤から創造されていた。
「【REIKO 1st Fan Meeting】へようこそ。お越し下さり、ありがとうございます。盛り上がれる曲を持ってきたけど、みんな踊れる? 僕の大尊敬する先輩の名曲でございます。いこう!」と大胆かつクールなパーティー&ファンキーアレンジが施された「決戦は金曜日」(DREAMS COME TRUEカバー)をこれまた楽しげに歌い上げると、「みんな熱いね!」「ヤバい! たのしい!」と満面の笑みを浮かべてファンとのコミュニケーションの時間へと突入していくREIKO。
<ファンへ「Happy Birthday to you」を歌い贈る場面も>
ファンから募集した質問が詰まったボックスから1枚ずつ用紙を取り出し、それにノンストップで答えていくREIKO。
「以前、美味しそうな料理をつくっていましたが、自炊派? ハマっている料理があったら教えて下さい」「基本、自炊派です。最近はウインナーを茹でてから焼くのにハマっています! 料理じゃなく調理の仕方だけど(笑)」
「どうやって歌詞を考えているのですか?」「僕は書いたメロディーの上に「この母音だったら合うかな?」とか考えながら歌詞は書いてます。でも、その書き方だと限界が来るので、そこは無視しちゃって好きなことを書くことも多いです(笑)。伝えたいことを書くことが最優先!」
「またごはんの話だ(笑)。レイちゃんの元気メシは何?」「チーズ牛丼です。チーズ大好きなんです。どこの? 言っていいのかな……すき家! このコーナーたのしい!」といった感じで、終始笑顔でみんなからの質問に答え続けていく。
また、この日に誕生日を迎えたファンたちの為に「Happy Birthday to you」を歌い贈る場面も。「みんな、僕の誕生日のときも歌ってくれますか?」「歌う~!」とハートフルなトークタイムを満喫した。
<【THE FIRST】から今に至るまでの想いを歌に乗せて>
そんな約20分にわたる楽しいコミュニケーションタイムを終えると、「僕は【THE FIRST】(※BE:FIRSTが結成されたオーディション)が終わってから「生きているのもツラいな」と思う時期があって。次に歌う曲はその時期を思い出すような曲でもあるんですけど、今この1st Fan Meetingで、みんなの前でお届けしたいなと思って。あのときとは違って「スタートラインに立てる、そんなアーティストだよ」という証明も兼ねてお届けしたいと思います」と、HYの名曲「366日」カバーをファンひとりひとりとの絆の歌へと昇華しながら、客席に涙するファンの姿も見られたほどエモーショナルな歌声を届けていく。その熱は続く「イタズラ」でさらに高まっていき、REIKOが如何にソウルシンガーとしても卓越した存在であるかを実証していた。
その後「新曲を持ってきました! 夏にピッタリで踊りやすい新曲です!」と、この空間を一瞬にして南国へと様変わりさせる新曲を初披露。ラテンフレイバー溢れる音とリズムとグルーヴに乗り、情熱の限りに歌い踊るREIKOを目の当たりにして、さらにカーニバルのごとく熱狂していくオーディエンス。「まだいつリリースするかは秘密なんですけど、リリースされたらいっぱい愛して下さい!」
<ファンクラブ名&ファンネーム決定! そして、約束を>
そして、1st Fan Meetingはクライマックスへ。最後の曲を披露する前にファンクラブ名「R&ME」(※REIKOとあなたの意)とファンネーム「RAZE」(※新しいモノを創る為に壊す勇気、ファンと一緒に育っていきたいという想い、レイの(REI is)ファンクラブの意)が発表された。そして「RAZEのみんな!」と叫ぶと「はーい!!」と全力で応えるファンたち。その声に胸いっぱいになってしまったのだろう、目頭を熱くするREIKO。
「……今日は皆さんへの感謝の気持ちをお伝えするのと同時に、もうひとつ僕から約束があって。【THE FIRST】からのトレーニー期間の2年、いろいろ挫折を繰り返して「レイちゃんの顔見れてないな」と寂しい想いもさせたと思うし、もしかしたら「このまま応援していていいのかな?」そんな想いにさせちゃったかもしれないんですけど、今こんなに大きな会場で1st Fan Meetingを皆さんがソールドアウトしてくれたおかげで、最高なスタートラインにしてくれたおかげでここに立てています。ここにいるひとりひとりが僕の力になっています。これからも頑張ろうという想いにさせてくれています。だから「もう寂しい想いをさせないよ!」って約束します! ありがとうございます!」
そんな愛に満ちた約束を交わして「あなたといるなら、So good with youです! 最後の曲だけど、はじまりの曲だと思うので、一緒にたのしんで下さい!」と、最高の1st Fan Meetingの締め括りに「So Good」を披露し、終盤「つらい時にはそばにいるよ♪ RAZE!」とアドリブで呼び掛けたりもしながら、この日最も優しくラブリーな音楽空間を創造してみせた。
「みんな、またね! RAZE、大好きだよー!」
取材&テキスト:平賀哲雄
◎イベント【REIKO 1st Fan Meeting -So Good with you-】
2024年6月1日(土)代官山UNIT セットリスト:
01.No More
02.BUTTERFLY
03.決戦は金曜日
04.366日
05.イタズラ
06.新曲
07.So Good