グローバルに活躍するアーティストが多数所属する、韓国の大手芸能事務所SMエンタテインメント主催のコンサート『SMTOWN LIVE 2025 in TOKYO』が、8月9、10日の2日間、東京ドームにて開催された。RIIZEは昨年に続き2回目の日本公演への出演となり、5月に発売されたRIIZE The 1st Album『ODYSSEY』収録曲のパフォーマンスや、先輩とのコラボレーションステージなどを披露した。

今回の『SMTOWN LIVE』はSMエンタテインメントの設立30周年記念プロジェクトの一環として行われ、日本での開催は15年目という記念すべきコンサートとなった。所属アーティスト総勢16組65名が出演し、2日間で約95,000人を動員。各日、50曲以上の楽曲を披露し、約4時間半に及ぶ公演を行った。

8月9日の開演前には日本のマスコミを招いての記者会見も実施。各チームの代表者等13名が登壇し、RIIZEからはショウタロウが参加した。会見冒頭、「こんにちは、RIIZEショウタロウです。本日はお忙しい中、お集りいただきありがとうございます。よろしくお願いいします」と丁寧な挨拶をしたショウタロウ。MCから2度目の日本での『SMTOWN LIVE』出演を控えた今の心境を問われると、まずはRIIZEの日本活動が順調であることへの喜びを伝えつつ「今、すごく緊張しているんですけど(苦笑)、それでもイトゥク(SUPER JUNIOR)先輩やユンホ(東方神起)先輩がこの場を温めてくださったので、ちょっと緊張がほぐれたかなと思います」と笑顔を見せた。また「先輩の方々と同じステージに立てることはすごく光栄」と述べ、「個人的には、今日、チャンミン(東方神起)先輩、キュヒョン(SUPER JUNIOR)先輩と、このあと『愛♡スクリ〜ム!』(AI SCREAM!)の舞台もあるので、期待してもらえたら嬉しいです」とアピールした。そんなショウタロウの発言に、イトゥクは「今、ショウタロウが日本語でこんなに長く話すのを初めて聞きました。日本でこんな風に日本語で話しているのを聞くと、日本語が上手な韓国人のような感じがします。(笑)」と絶妙なツッコミで記者たちを笑わせると「ショウタロウのことを皆さん、たくさん愛してくださいね」と後押し。ショウタロウは笑いながら「緊張のあまり、韓国語であいさつをするところでした」とイトゥクのフォローに感謝した。

ライブは東方神起の「Rising Sun」で幕開け。いきなりのレジェンド降臨に会場が大きく湧いてスタートすると、SMエンタテインメント30年の歴史の中、デビュー2年目のRIIZEはまずは前半ブロックに登場。メインステージの背面を覆う巨大ビジョンが真ん中から開いて、その奥からショウタロウ、ウンソク、ソンチャン、ウォンビン、ソヒ、アントンの姿が現れる。RIIZEのグループカラーのオレンジの光で満たされた客席からは大歓声が上がり、ステージ中央まで歩み出た6人はウォンビンをセンターに円形のフォーメーションを取ると、そこからはじき出されたような小気味いいリズムに乗って「Boom Boom Bass」をパフォーマンス。<Boom-ba-doom,boom-boom,bass>と繰り返しながら、膝を前に突き出して前進する印象的な振付のあるパートでは、BRIIZE(ファンの愛称)たちも共に声を上げて盛り上げる。曲が進むにつれてBRIIZEの掛け声はどんどん大きくなり、まるで単独コンサートのような一体感を生み出していた。

「僕たちRIIZEが久しぶりにSMTOWNで東京ドームに帰ってきました!」(ソヒ)、「こうやって1年半ぶりに先輩たちと同じステージに立つことができて本当に嬉しいです」(ウンソク)と東京ドームのステージに対する喜びをあらわにするメンバーたち。観客に手を振りながら、メインステージからセンターステージへと移動する途中、アントンが「僕たちもいつか……」と言うと、ショウタロウも「立ちたいね」とRIIZEとしてのドーム公演への意欲も伺わせた。

「僕たちRIIZEは今、日本アリーナツアー中ですが、観に来てくれた人! これから行くよという人!」とウォンビンが尋ねると、BRIIZEからは大きな声があがり、その数の多さにメンバーも驚く。ウンソクは「9月の代々木公演まで僕たちも頑張るので、皆さん、応援してくれたらうれしいです」と呼び掛けた。

RIIZE The 1st Album『ODYSSEY』収録曲「Bag Bad Back」では、重厚感のあるビートに乗せ、力強さとカリスマ性を合わせたパフォーマンスで観客を魅了。歌詞からは夢をカバンにはち切れそうなほどに詰め込むという、アーティストとして成長するRIIZEの意志を感じる。ショウタロウも参加した振付では、まさにバックを持ち歩いているようなキャッチーな動きもありつつ、細かなビートを捉える体の動きが、ブラックとホワイトを基調にしたタイト目なトップスをまとっていることでより際立つ。RIIZEの現在地を知らせる1曲で、東京ドームを掌握した。

一方、各アーティストが最新曲や代表曲を披露する後半のブロックでは、RIIZE The 1st Album『ODYSSEY』から「Fly Up」をパフォーマンス。制服をモチーフとしたキュートな衣装をまとって登場したメンバーたちは、ポップなダンスナンバーを楽しそうに歌い踊る。サビではBRIIZEとの大合唱も起こり、息はピッタリ。後半に向かってどんどん盛り上がっていく楽曲で、会場全体を巻き込んでハッピーな空気を充満させた。

他にも、それぞれメンバーは先輩や仲間とのコラボステージにも参加。ソンチャンはスルギ(Red Velvet)のソロ曲「Bad Boy, Sad Girl」でデュエットパートを担当し、RIIZEのステージではあまり見せる機会が少ない可愛らしい一面も見せ、ファンを喜ばせた。ウォンビンとアントンは、シャオジュン、ヘンドリー(WayV)、シオン、ユウシ(NCT WISH)とともにカンタの「행복」を歌唱。練習生時代をともにした仲間らと先輩の楽曲を楽しそうに歌った。ショウタロウは会見でも予告していたようにチャンミン、キュヒョンと、韓国でも流行った「愛♡スクリ〜ム!」(AI SCREAM!)をパフォーマンス。前回、ともにYOASOBI「アイドル」を披露した3人組ということで、ステージに現れた時点で観客は歓喜。キュートな楽曲をよりキュートに歌い踊り、「ショウタロウちゃん」「何が好き?」「ストロベリーフレーバーよりあなた」のフレーズも思いっきりかわいく見せ、先輩2人を従えて、センターで踊る場面も。観客のほとんどが耳にしたことがある楽曲だけに、一緒にコールをする場面もあり、今回の『SMTOWN LIVE』のハイライトの一つともなった。

昨年から積極的に日本活動を行っていることもあり、2回目の『SMTOWN LIVE』東京公演ではさらなる存在感を見せたRIIZE。現在も5か所11公演に及ぶ日本アリーナツアー中で、全国でBRIIZEを熱狂させている。メンバーが願っていた「僕たちもいつか……」という東京ドーム単独公演も遠くないと感じるほど、急スピードで成長を遂げているRIIZEにぜひ注目してもらいたい。

<ショウタロウ、会見コメント全文>

僕たちは一昨年9月のデビュー以降、昨年のファンコンサートに、テレビ出演、今、行っているアリーナツアーもそうですが、ありがたいことに日本でたくさん活動させていただけていて、すごく嬉しいなと思っています。ファンの方々もいつもとても温かく応援してくださってありがたいです。

僕は今、すごく緊張しているんですけど(苦笑)、それでもイトゥク(SUPER JUNIOR)先輩やユンホ(東方神起)先輩がこの場を温めてくださったので、ちょっと緊張がほぐれたかなと思います。

こうして先輩方と同じステージに立てることはすごく光栄ですし、いつも家族のように接してくれる先輩方なので、僕たちも安心してパフォーマンスができるのだと思います。

個人的には、今日、チャンミン(東方神起)先輩、キュヒョン(SUPER JUNIOR)先輩と、このあと「愛♡スクリ〜ム!」(AI SCREAM!)の舞台もあるので、期待してもらえたら嬉しいです。ありがとうございます。

<RIIZE The 1st Album『ODYSSEY』>


▼CD日本限定盤
2025年7月2日(水)発売
ご予約はこちら:https://riize.lnk.to/ODYSSEY_Shop
日本限定盤の詳細はこちら:https://riizeofficial.jp/news/20250502/

▼「Fly Up」Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=vLUtHODdLzk


▼DL / Streaming
https://riize.lnk.to/ODYSSEY0519

<RIIZE>
RIIZEは「成長する(Rise)」と「実現する(Realize)」という意味の英単語を合わせて作られたグループ名で、「共に成長し夢を実現 して進むチーム」という意味が込められている。これまで「Get A Guitar」「Love 119」「Boom Boom Bass」などを通じて、“エモーショナル・ポップ”という独自ジャンルを確立。2024年にはMelon年間チャートに3曲が同時ランクイン、2作品連続でミリオンセラーを達成、さらに年末音楽賞で16冠を獲得するなど、音源・アルバム・話題性の各分野で大きな成果を収めている。

RIIZE Japan Official Site

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