JO1INIが所属するLAPONE ENTERTAINMENTからデビューを控えたDXTEENのプレデビューイベントが都内某所で開催。メンバーである大久保波留、田中笑太郎、谷口太一、寺尾香信、平本健、福田歩汰が初めてファンの前に登場する記念すべき日となった。この日はファンクラブに加入しているファンが抽選で選出され、会場を埋め尽くしただけでなく、YouTubeでもその様子を配信。多くのファンが彼らの初々しい姿を見守った。

イベントの前には囲み取材が行われ、メンバーはそれぞれファンへの感謝を述べた後、今後の目標を聞かれると、福田は「日本だけでなく、世界の方々にもっと知ってもらいたい」、寺尾は「たくさんの人に愛されるグループにしたい」と話し、谷口は「いろんな会場でファンのみなさんとたくさん会ってパフォーマンスができる機会が増えたら嬉しいです」と笑顔で話した。

大久保は「まだデビューをしていないこともあって何もかもが新鮮に感じているので、何年たっても初心を忘れずに活動を楽しんでいきたい」と話し、平本は「僕たちのパフォーマンスを観て元気になってもらいたい」、田中も「笑顔になってもらいたい」と決意を述べた。

記者から挑戦するときに失敗しないコツを聞かれると、田中は「自信を持つことが大事だと思います」と力強く話し、平本は「オーディションを受ける時に、パフォーマンスをする曲を聴くと緊張するので、あえていつも聴いている曲を聴いていました」。大久保は「チームの中で一番やらかす方なので、一度失敗したとしたら、2回目は同じミスをしない、日に日に成長することを心掛けています」と教えてくれた。谷口は「重要なのは準備をすること。何をするにしても準備がしっかりしていないといいパフォーマンスはできないので、準備さえしっかりしえいたら自信にもつながり、緊張がなくなって、いいパフォーマンスができるのかなと思います」、寺尾は「本番でとにかく全力でやることを大事にしています」とそれぞれが堂々と話すと、最後に福田が「緊張しがちで…」と話し始めるも「あれ!なんて言おうとしたんだっけ! ちょっと待って!」とプチパニック()。メンバーみんなに笑顔で見守られ気を取り直すと「失敗は出来る限りしないようにするんですが、したとしても学べることがあればいいのかなと思っています」と話した。

その後行われたイベント『HELLO! DXTEEN』では、ファンが会場を埋め尽くし、開演前から熱気に満ちていた。声出しも解禁されていたこともあり、彼らが登場すると割れんばかりのメンバーの名前を呼ぶ声と歓声で溢れ、6人は満面の笑みに。それぞれが愛らしい自己紹介をしたあと、今の心境を聞かれると、大久保は「たくさん辛いこともあったんですが、諦めずに頑張ってきて、発表されたときは夢が叶ったと思い、とても嬉しかったです」と、トレードマークのえくぼがはっきりとわかるほど笑い、韓国での共同生活について聞かれると、「去年、僕たちは1231日の遅くまで練習して、その足でスーパーに行き、ご飯を作って年越しのカウントダウンをしたことが印象的です」とその仲の良さを感じさせた。田中は「練習がおわるとお風呂の取り合いがある」と暴露し、ゴミ捨てや掃除の当番制であることも話すと、谷口が担当表を動かさないで注意されたことも暴露。楽しそうな日常がうかがえた。

それぞれのプロフィール表が公開されると、福田が寺本に対し、なにごとも全力で見ていて尊敬することを話すと、大久保は、福田に対し、いつも頼りがいがあるが、「今日は緊張しているみたい」と、さすがの洞察力。平本は、大久保が天然で大事な時に限って水をこぼしちゃうというエピソードと共に、すぐに驚くからこそ、驚いた動画を撮りためて動画にしてDXTEENのグループLINEに流したことを話すと、ファンから「見せて~!」の声が上がり大盛り上がり。平本については、谷口が「外見はカッコいいんですが、プライベートは甘えたがりです」と暴露すると、平本が即座に「恥ずかしい所ではあります」と認め、谷口はみんなから“ポンコツ”といわれることを話し、平本にふりかけの量をどうしたらいいか聞いてくたり、大久保にカップ麺の粉の量も聞いてくることを話すと恥ずかしそうに笑っていた。田中は、今後したいこととして“スポーツ大会”をあげると、会場から「観たい!」の声があがっていた。

イベントの後半では、「Brand New Day」のパフォーマンスを世界初公開。イントロから歓声で曲が聴こえない程の声量が起こり、彼らのことをずっと待っていたファンの気持ちが伝わってくる。その歓声を浴びながら嬉しそうにパフォーマンスする姿がとても印象的だ。なかでも谷口の圧倒的なダンススキル、田中のリーチを生かしたダイナミックかつスタイリッシュなパフォーマンス。パワフルでいたずらな笑顔で魅了する平本、時に見せる大人な表情がグッとくる福田、ダンスに真面目さと繊細さが出ている寺尾、そして弾ける大久保の愛らしさとカラフルでフレッシュな魅力に満ちている。初めてのパフォーマンスとは思えない程堂々としていている姿には大きな可能性を感じることが出来た。

本編が終了後、会場のファンに向けて、MVが初披露。ハイスクール、制服コンセプトの今作では、犬目線から始まり、水族館でのイメージシーンにパフォーマンス、シェアハウスでの生活シーン、高校での青春、メンバー同士のわちゃわちゃ、桜が降りしきる中での笑顔のダンスシーン、TikTokでバズりそうな顔まわりのダンス、さらに衣装はブラウンの制服に紺色ブレザー、ナチュラルでカラフルな私服と、アイドルファンが“見たいシーン全部乗せ”。「こんなMVが見たかった!」という声がタイムラインに多く上がり、デビュー前にも関わらず大きな盛り上がりを見せた。

さらに、カップリングとなる「Come Over」のパフォーマンスを披露。「Brand New Day」とはまた雰囲気の異なる、クールでほんのりとセクシーさが漂うこの曲は、平本の低音が響くラップ、福田の透明感のある歌声、大久保のギャップを魅せるラップ、田中の愛らしい歌声、寺尾の安定感のある歌声、谷口の表情管理が秀でる、彼らのポテンシャルの高さを感じさせるナンバーとなった。

あっという間の1時間のイベントがあっという間に終わり、名残惜しそうに会場を去る時、寺尾が福田と肩を組み合い、田中が平本をおんぶするなど溢れる気持ちを抑えきれず嬉しそうなのが印象的だ。最後の最後、舞台を履けるときに福田が会場に向かって愛らしく投げキッスをして大きく湧かせたあと、イベントは幕を閉じた。

彼らのデビューは510日。すでにフレッシュでありながら圧倒的なパフォーマンスを魅せた彼らの成長が楽しみで仕方がない。

text/吉田可奈
©LAPONE Entertainment

DXTEEN

グループ名、命名の由来は「DREAM X TEEN」。
「夢(Dream)を目指し、一歩一歩、拡張(eXtension)・拡大(eXpand)しながら成長していき、努力と挑戦を重ねていく6人の青春(Teen)の“無限な可能性”」を表現。時間が経ち成長しても夢見る“青春心”を失わず、夢をさらに大きくしていくという意味が込められている。
DXTEEN
大久保波留(rap&vocal)福岡県出身 18歳
田中笑太郎(rap&vocal)山梨県出身 17歳
谷口太一(vocal)奈良県出身 20歳
寺尾香信(vocal)広島県出身 19歳
平本健(rap)兵庫県出身 18歳
福田歩汰(vocal) 栃木県出身 19歳

DXTEEN公式サイト

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