大阪出身のシンガーソングライター、まつむら かなうの「SPRING TOUR 2026 “栞”」が3月6日に大阪・Zepp Nambaで開幕した。

「SPRING TOUR 2026 “栞”」は大阪から始まり、福岡、名古屋、仙台そして東京の全国5都市をまわる自身最大規模のツアーとなっている。本稿では、まつむら かなうの地元でもある大阪初日と、その翌日の福岡公演の模様をレポートする。なお、以降のテキストには公演内容の一部ネタバレが含まれるので、これからツアーに参加する予定の人はご注意を。

まつむら かなうのワンマンライブツアーは、昨年8月に行われた以来、約半年ぶり。前回の東京・大阪2都市公演から今回初の全国5都市へと規模を広げ開催された。初開催となる福岡公演は先行販売の段階でソールドアウト。確かな手応えとともに幕を開けた。

本公演の大きな特徴は、主人公の四季を巡るストーリー仕立ての映像を織り交ぜながら、ライブ全体を“ひとつの物語”として構築している点だ。

暗転した会場に、春の情景を映し出すオープニング映像が流れ出し、その余韻を引き継ぐように1曲目「初恋」でライブは幕を開ける。場内は一気に物語の中へ。まつむらは観客一人ひとりと目を合わせるような柔らかな表情を見せ、歌で空間の温度を作っていく。MCではツアータイトル「栞」に込めた思いを語り、「僕の楽曲がみんなの日常の中で“栞”のような存在になれたら」と言葉を紡いだ。

季節の移ろいを描く映像とともにブロックごとに表情を変え、夏を感じさせる楽曲で熱量を高めたかと思えば、秋のブロックでは少しエモーショナルな空気へと転換。繊細なラブソングを中心に届け、観客を物語の奥へと引き込んでいく。さらに会場ごとに異なる日替わり曲も披露し、観客にとってはその日限りの特別な時間となった。そして物語は冬を経て再び春へと戻り、本編は余韻を残したまま幕を閉じる。

アンコールでは、開演前に観客から募った“あなたの栞になるエピソード”を紹介。その物語に寄り添う楽曲を歌い上げる場面では、会場が静まり返り、歌声だけがまっすぐに響いた。

本ツアーでまつむらは、全国5都市へとツアーの規模を広げたことに触れ、「より多くの人に歌声を届けられることが本当にうれしい」と感謝を述べる。

終盤には、DynabookのWEB CMタイアップソングとして書き下ろされた新曲「バイバイってさ」を初披露。この曲は、すでにDynabook公式YouTubeにてサビ部分は公開されているが、フル尺でのパフォーマンスはこのツアーが初となる。卒業をテーマにした楽曲で、別れの中にも「また会えることを願って」という希望と親しみが歌詞に込められている。思いがけないサプライズと軽快で爽やかなメロディに観客は立ち上がり、会場の一体感が生まれた。

本当のラストは、ライブの定番曲でフィナーレ。拍手の中、四季を巡る物語は次の街へとバトンをつないだ。彼の楽曲は観客それぞれの胸に“栞”として挟まれただろう。

ツアーはこの後も各地を巡る。まつむら かなうの物語は、まだ続いていく。

「まつむら かなう SPRING TOUR 2026 “栞”」は、4月19日のヒューリックホール東京で行われる東京公演まで残り3都市で展開。チケットは現在発売中。

彼の奏でる聴き心地の良い歌声と、それにさらに拍車をかけるような映像演出で、“まつむら かなう劇場”を体験したい人は、ライブに足を運んでみよう。

INFORMATION


■まつむら かなう『バイバイってさ』(dynabook WEB CMタイアップソング)
dynabook Windows 11 Education【 青春よ、どこまでも広がっていけ 】
https://youtu.be/QX6RxWvv5mI?si=k3Bq-f_CW5UBknxk

■「まつむら かなう SPRING TOUR 2026 “栞”」 (※終了分は割愛)
2026年3月27日(金) 【愛知】DIAMOND HALL
2026年4月4日(土) 【宮城】誰も知らない劇場
2026年4月19日(日) 【東京】ヒューリックホール東京

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