バンド結成 10 周年を迎えた 2024 年、デジタル EP の 2 作連続リリースをはじめ、自身のツアーや
フェスで全国各地を踊らせ続けたLucky Kilimanjaro。
2 月 16 日、幕張メッセ国際展示場における「Lucky Kilimanjaro presents. TOUR “YAMAODORI 2024 to 2025”」ファイナル公演で 10 周年を完遂させた彼らだが、次なるフェーズとして、5 月 6 日 大阪・服部緑地野外音楽堂にて自身初となるフリーライブの開催、そして、そのフリーライブを皮切り に 11 都市を巡る全国ツアー「LOVE MY DANCE LOVE YOUR DANCE」の開催を発表した。

Photo by 田中聖太郎

2 月 16 日、幕張メッセ 5ホール、13:00オープン。開演までまだ4時間もあるというのに、会場は多くの来場者で賑わっていた。Lucky Kilimanjaro のロゴオブジェ、彼らの歴史を紐解くアーティスト写真のバナー、はたまた、さながらフェスのように並ぶ数々のキッチンカーが来場者を待ち受けるパーティ感満載な演出。その賑わいの中に身を置くと、Lucky Kilimanjaroが10周年のファイナルの会場として幕張メッセを選んだ理由がわかるような気がした。とにかく、来場者がみな、自由だったのだ。この時点で、今夜のツアーファイナルが最高のものになる、と確信出来た。
そしてライブフロアとなる幕張メッセ4ホールが15:30に開場。
5ホールで散々、前祝いをしたオーディエンスが次々と4ホールに吸い込まれていく。
1時間半の開場時間は、Vo.熊木幸丸自らがセレクトしたBGMが流れ、既にみな思い思いに身体を揺らしているのだが、とにかくファミリー参加がとても多い。
未就学児も入場可、としているLucky Kilimanjaroのライブではおなじみの光景だが、これもまたフェスさながらのハッピーな空気が心地よく感じられた。
そんな10 周年の最後を祝うムードで満ち溢れた会場の中、開演を知らせる SE とともにメンバーが登場し、1 曲目の「一筋差す」からライブはスタート。 そのままデビュー当初の楽曲「ひとりの夜を抜け」へとスムースに繋ぎ、熊木が「ダンスは自由です。自由に踊ろう」というバンドのテーマを体現した言葉を発すると、フロアは早くも一体となり、熱気に包まれた。

続く「350ml Galaxy」では、観客とともにグラスを掲げて ツアーファイナルを祝う”乾杯”が行われ、フロア全体が祝祭ムードに。その後も、「I’m NOT Dead」「Ran-Ran」「Kimochy」など踊り出さずにはいられない楽しさ満点のダンスチューンを序盤から連発。さらにその熱い空気をそのままに、Syn.大瀧真央が「幕張、踊れてるー?」と問いかけ、TikTok で話題を呼んだ「Burning Friday Night」を投下、 オーディエンスの大合唱が巻き起こった。

中盤では、代表曲の1つ「エモめの夏」や、大瀧が”フロの妖精”として歌い上げる「フロリアス」、ショート動画で多数使用され、昨年再度注目を浴びた「KIDS」を披露。そして、部族的なビートで自然 と身体を踊らせる「太陽」、夏のなんとも言えない焦燥感を感じさせるダンスミュージック「ファジーサ マー」等をノンストップでプレイし、フロアのボルテージをあげていく。一方で、昨年 10 月にリリースされた EP「Soul Friendly」 収録の「恋あおあおと」や浮遊したシンセサイザーの音色とともに夜を彩った楽曲「MOONLIGHT」でメロウな空間を演出するなど、緩急自在なステージングで観客を魅了しながらライブは終盤へと向かっていった。

「幕張メッセまだまだ踊れますか?」と熊木が問いかけると、人気お笑い芸人やす子がMV出演して話題を呼んだ「かけおち」、阿波踊りを彷彿とさせる新感覚のダンスミュージック「踊りの合図」をはじめ「Dancers Friendly」「でんでん」とフェスで初見のオーディエンスをも爆踊りに導くキラーチューンを立て続けにプレイ、フロアはこの日最高潮の盛り上がりをみせた。最後にはオーディエンスとの再会を約束する「メロディライン」、幕張が揺れに揺れた「HOUSE」と続きライブ本編の幕を閉じた。

アンコールでは、2025年1月15日にサプライズリリースされた「楽しい美味しいとりすぎてもいい」を披露。
そしてこの日初めてとなる MCでは、5 月 6 日に大阪・服部緑地野外音楽堂にて、自身初の試みとなるフリーライブの開催を発表。熊木が「みなさんのおかげで、ここまで楽しい空間が作れたと思っています。みなさんはバンドの誇りです。本当にありがとうございます。まだまだ10年先も一緒に踊っていきたいと思ってますので、これからもよろしくお願いします!」 とファンへの感謝を告げるとともに、メンバー全員がそれぞれひと言ずつファンヘ呼びかけると、 会場からは大きな拍手と歓声が巻き起こった。その後、クロージングソングとして「君が踊り出すのを待ってる」をメンバーは終始にこやかにプレイ。2024年1月東京国際フォーラム ホールA公演から始まった記念すべき10周年に終止符を打った。

メンバーがステージから降り、幕張メッセ公演含む「TOUR YAMAODORI」の各会場で撮影されたファンとの集合写真がスライドショー形式で流れる中、来場者はそれぞれの思いにふけりながら退場口へ足を運ぶ。その中で1枚のフライヤーが配られ、手に取ると、発表された5月6日の大阪・服部緑地野外音楽堂でのフリーライブ開催に加え、全国11都市を巡る全国ツアー「LOVE MY DANCE LOVE YOUR DANCE」の開催が掲載されていた。再びのサプライズに、またも会場は驚きと喜びに包まれ、ファンは興奮冷めやらぬ様子で会場を後にした。

なお、5月6日のフリーライブは観覧受付がすでにスタートしているが、
日程と会場のみが発表された全国ツアー「LOVE MY DANCE LOVE YOUR DANCE」については、初の沖縄公演となる「YAMAODORI OKINAWA」が開催される3月8日に詳細が明らかになる模様。

結成10周年を華々しく彩り、新たなステージへと駆け上がっていく彼ら。
2025 年もさらなる高みを目指して進化し続ける Lucky Kilimanjaro に、引き続き 注目していきたい。 

Photo by 田中聖太郎

「Lucky Kilimanjaro presents. TOUR “YAMAODORI 2024 to 2025 ”」セットリスト

01.    一筋差す
02.    ひとりの夜を抜け
03.    350ml Galaxy
04.    I’m NOT Dead
05.    Ran-Ran
06.    Kimochy
07.    High
08.    Burning Friday Night
09.    エモめの夏
10.    フロリアス
11.    初恋
12.    LIGHTHOUSE
13.    KIDS
14.    Find you in the dark
15.    実感
16.    太陽
17.    ファジーサマー
18.    恋あおあおと
19.    MOONGLIGHT
20.    かけおち
21.    踊りの合図
22.    Dancers Friendly
23.    でんでん
24.    メロディライン
25.    HOUSE
▼アンコール
01. 楽しい美味しいとりすぎてもいい
02.コーヒー・セイブスミー
03.君が踊り出すのを待ってる

<ライブ情報>
「LOVE MY DANCE LOVE YOUR DANCE」

5/11(火・祝)  大阪:服部緑地野外音楽堂 ※フリーライブ
OPEN/16:15 START/17:00

5/30(金) 横浜:KT Zepp Yokohama
6/28(土) 仙台:SENDAI PIT
6/29(日) 郡山:HIPSHOT JAPAN
8/3(日) 東京:TOYOSU PIT
8/9(土) 名古屋:Zepp Nagoya
9/20(土) 高松:Festhalle
9/23(火・祝) 福岡:Zepp Fukuoka
10/25(土) 大阪:なんばHatch
10/26(日) 岡山:CRAZY MAMA KINGDOM
11/16(日) 広島:CLUB QUATTRO
11/24(月・祝) 札幌:Zepp Sapporo
※大阪公演を除く各公演の詳細は後日発表

【大阪公演:観覧申し込み受付中】
チケット料金:無料
https://pia.jp/v/lk25-0506f/

<スペシャル公演”YAMAODORI OKINAWA”>
3/8(土)沖縄:桜坂セントラル
OPEN 17:15/START 18:00

【一般発売受付中】
https://www.luckykilimanjaro.net/live/yamaodori-okinawa/

<前売りチケット料金>
¥5,600
企画制作:dreamusic Artist Management,Inc./VINTAGE ROCK std.
TOTAL INFORMATION:VINTAGE ROCK std.
TEL. 03-5787-5350 [平日12:00-17:00]/WEB https://vintage-rock.com

Lucky Kilimanjaro オフィシャルサイト

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