クリエイター・ハルハとシンガー・ヨナべによる音楽ユニット、harhaが、2026年3月8日(日)に東京・Zepp Shinjukuにて、ONE MAN LIVE「キボウカクメイ」を開催した。
開演時間を過ぎると、暗闇に包まれたステージに一閃の光が射し、ハルハ、バンドメンバー、そしてヨナベが次々とステージに上がる。シンセとバンドサウンドが絡み合う、harha節のイントロダクションをじっくりと聴かせ、「キボウカクメイ」は狼煙を上げた。
落ち着いたピアノのイントロから楽曲とオーディエンスのテンションは徐々に高まり、サビの壮大なテクノサウンドとの対比性で静と動のダイナミズムを生み出す「choose 1」へと繋がっていき、期待感が最高潮に高まったフロアでは、一曲目から会場全体が華やかにクラップを鳴らす。
「harhaです!よろしくお願いします!」
ヨナベのひと声から鳴らされたクライマックスで、会場の多幸感が一気に爆発する。
「キボウカクメイ楽しむ準備できてますか!」「全力ジャンプ見せてください!」
ヨナベの言葉に呼応するかのように始まった「争奪最前戦」では、イントロから勢いよく会場が跳ね上がる。スタイリッシュな幾何学的デザインが次々と現れるLEDビジョンに合わせて、しっとりと歌い上げたと思えばサビでは激情を叩きつけるストーリー性のある曲展開がまさにシネマティックポップスを体現していた。
バンドセッションを挟み、客席が寒色系の光に包まれると、シームレスに「浪漫人」「ラブハイプマン」へと展開していく。シルエット越しに見えるヨナベのキャッチーな振り付けと相まって、曲名の通りロマンチックで甘美なムードが会場を包みこんだ。80'sを彷彿とさせる風情と波打つようなグルーヴ、哀愁を帯びた切ない歌詞が胸を打つ「GOODLUCKSTORY」をじっくりと聴かせた後、チルな雰囲気を引き継ぎつつも、恍惚感を全身で浴びるミディアムテンポのポップチューン「アルテルテ」、そしてシューゲイズサウンドを思わせる浮遊感のあるギターイントロから、再度テンポを落とした「ステレオタイプライター」へ。街のざわめき、自然の機微と水面の揺れを淡々と映していくLEDビジョンがさらに、harhaの持つシマネティックな空間を熟成させていく。
SEの後、既出のmusic videoとの関連性を想起させる、メッセージ性のある映像と共に届けられた「素描」。鳴らされる「忘れられない恋」を表現する雄大なサウンドは、ヨナベのボーカリストとしての表現力を最大限に発揮させる力を確かに持っていた。ここからは一転、ヨナベの圧倒的な歌の力で引き込んでいた会場の空気を、ライブハウスからダンスフロアに一変させた。ホワイトノイズの残響の中、ヨナベ、そしてバンドメンバーが一度捌けると、ステージにハルハ一人が残り、「realize Life」を投下。アンビエントなニュアンスを持ちながら、ハイパーポップ的要素を併せ持つエレクトロサウンドに乗せて、ハルハは内面的かつ感傷的なリリックを叫び倒す。クラブミュージックの分野においてもポップさを失わないハルハのラップとビートメイキングが、現在のharhaの音楽性を担保している。
続いてハルハのラップと重なるように背景のリリックモーションが動き出す「ボクラノ(Remix)」では、讃美歌のように響き渡る美しいメロディがフックとなりオーディエンスの高揚感を煽ると、そこに影のあるハルハのラップが複雑に交錯し最高点へと向かっていく。ラストのDropパートではバンドメンバー、そしてヨナベも合流した次の瞬間、4つ打ちのバンドサウンドに変貌を遂げた楽曲は会場の空気を一瞬で飲み込んだ。
ヨナベが「後半戦いくぞ!」と啖呵を切った瞬間、ドラムカウントを合図に勢いよく突っ走ってゆく「草縁」。
早急なビートに乗せて、満員のオーディエンスの拳を掲げさせる。ロックバンドとしての顔も存分に見せつけたところで、「made in 君」ではヨナベがオーディエンス一人一人を指差し、ライブというコミュニケーションの場を丁寧に作り上げていく。この流れで代表曲の一つである「人生オーバー」へとなだれ込む。とびきりキャッチーなメロディにカラフルな照明演出、harha流の純正ギターロックど真ん中を打ち付け、フロアを鮮明に彩っていく。ライブは勢いを保ったままharha屈指のアッパーチューン、「ベイカーベイカー」へと突入。マイクを拡声器に持ち替えたヨナベは、「お前ら、暴れたりないよなぁ?」と荒々しい声で観客を煽り、盛大なクラップを巻き起こす。刺すような赤と青のレーザー光線が放たれた会場はさらに熱気を増した。直後、翌日から配信開始される新曲「Forever Never Forever」を初披露。祝祭感を生み出すドラムと突き抜けるようなサビのメロディがフロアを黄色一色に照らし、今後harhaのライブアンセムへと成長していく未来を感じさせる楽曲のパワーが十分に伝わってくる。そして、コールアンドレスポンスを通じてリスナーとの強固な結びつきを見せつける「ハイホーホー」。自由自在にボーカルが入れ替わる様は、ユニットとしての効果を最大化させている。ハルハが「革命を起こせるかい!」を高らかに叫んでスタートを切った「マスカレード」では、ポジティブなオーラが会場全体に行き渡り、ライブタイトルである「キボウカクメイ」がまさに起こる瞬間を目撃した。
「これからもみんなの人生の中に少しだけharhaの枠を空けてもらえたらすごく嬉しいなと思います。」とMCで感謝を述べ、harha結成のきっかけでありファンにとっても思い入れの強い楽曲「あやつなぎ」を披露。本曲を終盤に持ってくる展開には、この日からまた再スタートを切るという強い意思を感じさせる。「また会う日まで、みんなそれぞれの人生のそれぞれの位置について、ON YOUR MARKでharhaの曲と一緒に日々を過ごしていってください。」ヨナベがそう語ると、真っ白の背景にヨナベ・ハルハ二人のゴスペルのように雄弁なアカペラが凄まじい音圧で響き渡る「ふうらい」で本編を締め括り、残響の中3rd ONE MAN LIVE「キボウカクメイ」は幕を閉じた。
ライブ終了後には、今年10月に開催されるone man live tour 「ON YOUR MARKS!」を発表。
自身最大規模であったZepp Shinjukuを通過点に、次の一歩となる東阪ツアーへ挑むharhaに、これからも目が離せない。

ワンマンライブ情報
harha
one man live tour
『ON YOUR MARKS!』
開催日時:
【東京】2026年10月4日(日) Spotify O-EAST
開場 17:00 / 開演 18:00
【大阪】2026年10月30日(金) yogibo META VALLEY
開場 18:00 / 開演 19:00
¥7,200(ドリンク代別途必要)
主催:SDR
制作:interblend inc.
お問い合わせ:DISK GARAGE
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