2021年の再始動後“初めてのフルアルバム「ファンキーモンキーベイビーズZ」を329日にリリースしたFUNKY MONKEY BΛBY'S。そんな彼らがそのフルアルバムを引っ提げた全国ホールツアー「太陽の街ツアー」の追加公演を1617日の両日に東京・J:COMホール八王子で開催。見事、追加公演を含め全国12都市15公演を巡ったファンモン初めての夏ツアーを完走した。

ツアースタート前に「今までのツアーは秋や冬が多く、夏のツアーは初めてですが、気温も高いので体調管理もしやすいので、全国各地万全の状態でぶつかっていきたい」とメンバーが語っていた今回の「太陽の街ツアー」。

夏という要素に加えて、観客席からの声出しが解禁となり各会場満員のファンの歓声が加わることにより再始動後、<“初めて本当の意味でファンモンのライブが完成した>とメンバーのファンキー加藤、モン吉はもちろんBABYSも口々に言われた本ツアー。そんなツアーの追加公演はツアーのスタートの地でもあり彼らの地元“太陽の街”八王子にて開催された。

開演10分前には既に会場内の気温が熱気によりグングンと上昇。そんな中でスタートした追加公演。八王子音頭をミックスしたオープニングSEは、地元&ファイナル公演で流れる事でまた聴こえ方が違ってくる。1曲目の「乙Sound」の美しいイントロが流れると戦いの前のような静けさが、ほんの一瞬だけ会場を包み込む。しかし一気にテンポが上がり、ステージ左右からファンキー加藤とモン吉がそれぞれ飛び出してくるともう止まらない。アルバム「ファンキーモンキーベイビーズZ」でも1曲目に収録され、アルバムに勢いを与えるメロディーは、メンバーと同世代でもある40代のおっさんの加齢を巧みなワードチョイスでカラッと笑える歌に構成された「乙Sound」がツアーでもスタートからの盛り上げ役を担う。

最初のMCでは、「全国からお集まりのベイビーズ元気ですか?全国をめぐりめぐって15公演目ツアーファイナルへようこそ!」に続け、「俺たちが東京・八王子のFUNKY MONKEY BΛBY’Sだ!」と高らかに挨拶。そして、声出しが解禁という最高の空間を楽しむように、1階席、2階席、3階席と会場全体を巻き込みコール&レスポンスで会場を煽ると詰めかけた超満員のファンも大歓声で応える。

そこからは宣言通り「ALWAYS」、「告白」、「ヒーロー」、「あとひとつ」という平成ファンモンの名曲たちに「ROUTE 16」、「YOU」など再始動後に発売された令和ファンモンの楽曲を織り交ぜながら、観客席からの声とともに熱くて最幸な音楽を奏でていく。もちろんツアー初日の八王子公演だけで披露されていた「八王子純愛物語」もしっかりと歌唱された。

そしてツアーファイナルでは再始動後初めての歌唱楽曲を披露。カップリング曲ながら、その情景が甘く苦く思い浮かぶファンモンの隠れた“名曲”として人気の「夏の終わりに」のイントロがかかると場内からは悲鳴にも似た歓声があがり、まさに“夏の終わりに”素敵なサプライズとなった。

「諦めるにはもう遅いんだ」とファンキー加藤の絶叫後に歌唱した「荒野に咲く花」では、会場全体がひとつになったシンガロングが巻き起こる。これでもかというくらいの熱さと会場全体から分厚い声が幾重にも重なり全員の心のど真ん中に刺さっていく圧巻の光景が広がっていった。

そして迎えたアンコールでは、前回のツアー「YELL JAPAN」では叶わなかった、会場全員で再始動後の1曲目でもある「エール」の大合唱を行い、最後は「悲しみなんて笑い飛ばせ」でタオルが綺麗に宙に舞う。そして大歓声の中、「以上、ファンキーモンキーベイビーズでしたー!」といつもの言葉と笑顔とともに見事ツアーのゴールテープを切った。

なお、FUNKY MONKEY BΛBY'Sは、本ツアーのアンコールライブを930日と101日に沖縄・桜坂セントラルにて、123日には、202110月以来の2年ぶりとなる「WE ARE FUNKY MONKEY BΛBY'S -2023 TOKYO-」を東京・ガーデンシアター開催する。さらについ先ほど発表されたばかりだが、ファンキー加藤がソロデビュー10周年を迎える2024年にはソロとしては3年ぶり、「I LIVE YOU」としては6年ぶりとなるワンマンライブ「I LIVE YOU 2024 in 日比谷野外音楽堂」を428日に開催することも決定している。

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