BiSが11月2日に全国ツアー「INCREDIBLE BiS TOUR」のファイナル公演を東京・Zepp Hanedaで開催し、ダブルアンコールを含む全21曲をパフォーマンスし会場に集まった研究員(ファン総称)を熱狂の渦に巻き込んだ。

全国ツアー「INCREDIBLE BiS TOUR」は、9月10日の神奈川・Yokohama bayhall公演を皮切りに全国13カ所(14公演)で開催してきた。

会場のSEが止まり、暗転したステージにBiSが登場し、立ち位置に着くと"ひとをぶつのは悪いことですか?"とメッセージ性の強い歌詞の「BASKET BOX」からライブがスタートする。

冒頭からエモーショナルな雰囲気を切り裂くように、続く「FOR ME」ではアクセル全開で一気にトップスピードまで引き上げ、熱狂のライブが開幕する。「Zepp HanedaにBiSが来たぞー」と観客を煽ると先日YouTubeにライブ映像を公開した「teacher teacher teacher」、「DA DA DA DANCE SONG」とライブ人気楽曲を連続でパフォーマンスする。

ここで自己紹介を挟み、トギーが「まだまだいけるよね?最後までぶち上がっていきましょう!」とさらに煽ると、KEMURIのカバー曲「PMA」を踊り上げ、BiSで最もラブリーで、"猫"のニャンニャンポーズが特徴的な楽曲「LOVELY LOVELY」で会場をラブリーでハッピーな空間に染め上げる。

ここで、ナノ3が「ツアーを9月からやってきて、今日ファイナルを迎えることができたんですけど、このツアーを回っていく中で本当にたくさんの研究員と出会って、研究員がいてくれる心強さだったり、研究員のBiSに向けてくれる愛とか熱量に、たくさんたくさん助けられてきました。研究員のみんなと今日最高な1日にしたいと思っています。どこよりも熱いステージにすることを約束するので、今日はついてきてください。」と話す。ツアーファイナルを迎えられて、ありがとうございます。研究員からもらう愛に助けられてきました。今日初めてきてくれた人もいるかもと思うけど、どこよりも熱いライブにすることを約束するので」

ライブの中盤には、現体制初パフォーマンスとなる「SURRENDER」のイントロが鳴り響くと会場からは大きな歓声がこだまし、観客の楽曲への思いとエモーショナルな楽曲が混ざり合い、会場の一体感がより増していく。

また、2021年の初夏以来となる名曲「HiDE iN SEW」も久しぶりにパフォーマンスし、新体制BiSが魅せる、新たな「HiDE iN SEW」に研究員は感情を揺さぶられていく。

ヒューガーが「ツアーファイナルを迎えられました。メンバー、どうですか?」と今日の感想をメンバーに尋ねるとイコ・ムゲンノカナタは「so bigですね。すごく大きくて、この県で見たなという人が集まっていて嬉しいです」シオンエピックは「ファイナルってちょっと違いますね。熱い。特に熱い」と語り、クレナイ・ワールズエンドは「ずっとこの日のためにツアーを回ってきたし、今日が来ちゃった感じ。昨日の夜からずっと心がふわふわしていて。小学生の遠足の前の日みたいな感じ。ちゃんと寝て今日に備えてきました」と語った。トギーは「Zepp広いけど、一番後ろの人の顔の造形まで見えてますよ。今日のためにコンタクトの度数2度あげてきました。本当に目なんてどうでもいいくらい今日が楽しみでした」と伝えると、ナノ3は「今日が6人体制でやる最大規模のライブです。私たちもめちゃめちゃ気合いを入れてきたし、この先に繋がるように大切な日になればいいなと思っています」と気合いを述べた。

その気合のまま「少年の歌」「FUCKiNG OUT」と攻撃的セッっとリストで終盤まで走り抜け、本編ラストとなる「BiS-どうやらゾンビ のおでまし-」で会場を揺らし、BiSのエモーショナルショーを締めくくった。

鳴り止まないアンコールコールを受け、BiSが改めてステージに姿を表すとクレナイ・ワールズエンドは、「「次にやる曲は新曲「LAZY DANCE」です。新しいBiSでこうやって新しい曲ができて、みんなの前で歌うことが嬉しいです。大切に届けます」 と、フルカワユタカ(DOPING PANDA)プロデュースで、11月8日にリリースするシングル「LAZY DANCE」をパフォーマンスする。

続けて、シングルのカップリング曲「なまえをよんで」を初披露する。フルカワユタカの世界観とBiSのキャラクターが見事に融合した曲に会場の研究員は初見とは思えないレスポンスを見せ、大きな見せ場を作った。

ここで、イコ・ムゲンノカナタが「9月から始まったツアーもついにファイナルを迎えました。本当にたくさんいろんな各地を回って、いろんな人と出会っていくうちに、すごいたくさんの言葉をもらいました。各地の研究員のみんなにもらった言葉1つ1つが本当にあったかくて、抱きしめてもらってるみたいに優しくて。言葉って人の気持ちを大きく変えれる影響力があるんだなってすごく実感しました。研究員のみんながBiSのそばにいてくれることや、こうやってライブをしてることとか、本当にたくさんの人の支えと助けでできていて、当たり前だと思ってることって絶対に当たり前じゃないし、研究員のみんなと支え合っている関係をこれからも大切にしていきたいなって思います。言葉はいい意味でも悪い意味でも人の気持ちを変えれるすごい大きな力を持っていて、私は研究員に届ける言葉を「ありがとう」の一言で済ませたくないんです。今、ありがとうを超える言葉を見つけられてないんですけど、とにかく研究員のみんなには感謝しきれないぐらい感謝してるし、BiSと一緒に常に前を向いて生きていてほしいなって何よりも思います。研究員のみんなが、もし辛くなった時は、絶対にBiSや、BiSの音楽が側にいます。私たちがずっとそばにいるし、私たちの音楽も研究員のそばにいるので、自分を大切にすることを疎かにしないで、私たちと一緒に一瞬一瞬の生きていく時間を大切にしていってほしいです。私たちは過去のことは振り返らずに、未来だけを見て前に進んでいきたいなって思っているので、研究員のみんなにはついてきてほしいです。私たちは、これからもっともっと強くなっていいけると思うし、研究員の力も借りてもっともっと絶対強くなるので、これからもよろしくお願いします。もし前を向けなくなったら、いつでもBiSのところに帰ってきてください。生きて生きて、また会いましょう」と研究員に感謝を伝えた。

アンコールラストでも、2021年以来となる「イミテーションセンセーション」をパフォーマンスした。ライブのエンドSEとして使用されている楽曲だが、実際に楽曲を歌うのは、2021年以来となる楽曲に、研究員はまたしても感情を揺さぶられる。

感涙のパフォーマンスを終えると、メンバーがステージを降りるが、ここでも大きな歓声は収まらず、大人気曲「STUPiD」のイントロが流れ、BiSがステージに駆け込み、ダブルアンコールに突入し、最後は、「CURTAiN CALL」で有終の美を飾った。

ライブ終わりに、メンバーが会場に感謝を伝えていると11月8日のシングルリリースを改めて強調しつつ、2024年2月には約4年ぶりのアルバムをリリース予定とサプライズ発表を行った。

新体制BiSがスタートして以降、楽曲プロデューサーに中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES/THE SPELLBOUND)、そして、フルカワユタカ (DOPING PANDA)を迎え、まさに”新時代”に突入しているBiS。

今回、ライブはチケットソールドアウトとはならなかったが確実に未来に繋がる熱狂のライブを展開した。

今後の彼女たちの更なる成長に期待して、ぜひ見守っていて欲しい。

さらに本日のセットリストのプレイリストを公開しているので、是非聴いてほしい。

■11/2 "INCREDIBLE BiS TOUR"ファイナル @Zepp Haneda セットリスト
1.BASKET BOX
2.FOR ME
3.teacher teacher teacher
4.DA DA DA DANCE SONG
5.PMA(Positive Mental Attitude)
6.LOVELY LOVELY
7.KiS MY ASS
8.SURRENDER
9.I WANT TO DiE!!!!!
10.HiDE iN SEW
11.イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム
12.thousand crickets
13.少年の歌
14.FUCKiNG OUT
15.つよがりさん
16.BiS-どうやらゾンビ のおでまし-
EN1.LAZY DANCE
EN2.なまえをよんで
EN3.イミテーションセンセーション
W EN1.STUPiD
W EN2.CURTAiN CALL

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