「つぼみ大革命ラストライブ~我等蕾永久不滅也~」オフィシャルレポート
開演前から熱気は最高潮!
大阪で結成され、東京と大阪を拠点に活動を続けてきた、吉本興業所属の7人組アイドルユニット「つぼみ大革命」が、7月5日(土)に東京・duo MUSIC EXCHANGEで「つぼみ大革命ラストライブ~我等蕾永久不滅也~」を開催。このライブをもって、15年の活動にピリオドを打ちました。
最後となる今回も、つぼみ大革命の魅力である、歌とダンス、そして芝居やコントまでこなす“ごった煮”のライブパフォーマンスを 披露。さらに、3時のヒロイン・福田麻貴ら卒業メンバーたちも駆け付け、会場に集まったファンや生配信で見守るファンたちを歓喜させました。
15年を力いっぱい駆け抜けてきたつぼみ大革命の最後の雄姿を見届けようと、多くのファンが詰めかけた会場の熱気は開園前から早くも高まり、盛り上がる準備は万端。熱狂的なファンにより巨大なのぼりが持ち込まれ、「つ、ぼ、み、大革命!」というコールも巻き起こり、観客は7人の登場を待ちわびます。
そしていよいよ、ラストアルバム『DENSETSU~胸はれ!幸あれ!~』のコスチュームに身を包んだ7人が登場!『さあ行こう ぜっ!』『ノーテンキパラダイス』『逆襲のYEAH!』の3曲を立て続けに披露し、熱気あふれる会場のボルテージをさらにぶち上げま
した。恒例のコール&レスポンスを交えた自己紹介をスタート。アイドルになりたいという夢をつぼみ大革命で叶えた糸原沙也加は、
「アイドルを名乗るの最後の日なので寂しいですけど、最後の瞬間までよろしくお願いします!」と笑顔。ラップ調の自己紹介で盛り上げた岡本りんは、「今日、売れまーす!」と絶叫します。実感がないままこの日を迎えたというしよりは「楽しくて、あっという間に終わってしまったとならないように、全力を出し切ります」と気合十分。気持ちがあふれすぎた杉山優華は、自己紹介なのに名前を言い忘れるというほっこりミスで会場を笑わせ、吉岡久美子は「涙も、笑顔も、声も、出せるものをすべて出してください!」と力強く呼びかけました。松下千紘は「みんなの人生の中の、今日、この瞬間につぼみ大革命があることが嬉しい」と感謝を伝え、水森依音は「今日初めて来た人にとっても、ずっと応援してくれた人にとっても一生分になるライブをするから、受け止めてほしい」と熱い想いを伝えました。
その後、メンバーの名前をたくさんコールできる『つぼみ大革命』と『恋愛ランチ』を力いっぱいパフォーマンスしました。
1000年後のつぼみ大革命ライブがコントに!?
続いて、この日のために、3時のヒロイン・福田が書き下ろしたというラストコントがスタート。解散直前に冷凍凍結されたつぼみ大革命が、1000年の時を経て解凍の時を迎え……というストーリーです。
舞台は3025年、“古代人”となったつぼみ大革命が解凍され、1000年ぶりのワンマンライブが行われる渋谷よしもと万博。ここで、ショーのMCを務めるサイエンス芸人“ケミカルおばちゃん”に扮した福田がサプライズ登場し、会場は大盛り上がり!
福田の掛け声によって、いち早く解凍された杉山は、徐々に解凍されていくメンバーたちと芸人顔負けの息の合ったボケ・ツッコミを次々と繰り出し、会場を笑いで包みます。しかし、松下の姿だけがなく、メンバーの様子もおかしいため、不安になる杉山。 そこに松下が現れ、彼女たちが本物そっくりのコピーであることが明かされます。
ここで、メンバーのコピーで大儲けしようとする“悪の夫人役”として、元・つぼみ大革命で現在は俳優として活動する樋口みどりこが登場。さらに、メンバーを守ろうとする“つぼみ大革命ファンの末裔”役の恵梨華が登場すると、会場には歓喜のどよめきが響き渡りました。
こうして、大盛り上がりのうちに最後のコントが終了。今回のサプライズ共演は現メンバーのラブコールにより実現したそうで、10人で吉本興業本社で練習をしたのが楽しかったと笑顔で振り返りました。最後に、吉岡がコントを書き下ろした福田に感謝を伝えると、福田は「また機会があったら、コントしましょう!」と応え、メンバーやファンを喜ばせました。
10年来の恩人の登場に涙
再びライブに戻ると、7人は『妄想ダイアリー』『All tag need』、福田が作詞を担当した『18:48』、そして『スーパーヒーロー』
『DENSETSU』を披露。アンコールでは、『ありがとうはほんの気持ちだよ』『Are you ready』を届けました。
また、幕間のVTRでは「まだまだ7人の思い出をつくろう」と題した企画を展開。糸原の「7人全員で吉本本社の庭でジャンプ写真を撮りたい」や、しよりの「みんなで楽しく卓球をする」、松下の「おそろいのものをゲットする」など、それぞれの“やりたいこと”を実現し、最後に最高の思い出をつくりました。
さらに、つぼみ大革命のダンスの振り付けを10年間担当したという振付師のAyumiもサプライズ登場。「みんながつぼみ大革命を応援したくなるパワーをもっているメンバー。やっぱり、ありがとうという感謝の気持ちしかないです」と7人を労うと、メンバーたちの目に涙が溢れました。
そして、最後にメンバー一人ひとりからファンに向け、涙ながらに感謝のメッセージを贈りました。
メンバーみんなが場所を変えて輝いていく
「つぼみ大革命は私のすべてでした。当たり前に毎日続いていたこの幸せが、明日から急になくなるのがすごく怖くて、不安でたまらないけど、メンバーとスタッフさんとファンの皆さんとで過ごしてきた経験と自信をお守りに、次の人生を進んでいきます。私たち一人ひとりの人生が終わるわけではなく、場所を変えて輝くだけ。つぼみはめっちゃ強いので、安心してこれからの未来を見てください」
(糸原)
「まずは皆さま、お疲れー。言っていいか迷ってたんですけど、めっちゃ悔しいです!やっぱり私は、つぼみ大革命で売れたかったです。なんで売れなかったのかなって考えると、うちらが優しすぎたんかなっていう結論になって……。そういうつぼみ大革命が大好きだか
ら困っちゃったなって。私たちって優しいじゃん。君らも優しいじゃん。ファンは鏡っていうじゃん。いっぱい反射して、でっかい優しさになりましたよね。11年間一緒に青春して、夢を描いて、愛してくれて、ありがとうございました」(岡本)
「私は15年活動させてもらって、人生の半分をつぼみ大革命で過ごしました。私の人生そのもので、青春でした。入った時は、こんなに性格がよくて、面白くて、かわいい仲間に出会えるなんて思っていませんでした。オーディションの応募書類を吉本興業に送るか『Seventeen』に送るか迷っていたけど、今なら「つぼみで大丈夫だよ」って胸を張って言えます!」(しより)
「早くみんなに会いたくて、早く今日にならんかなと思っていたけど、今日が来んかったらいいなとも思っていました。一番楽しいことも、嬉しいことも、お腹がちぎれるくらいオモロいことも、悔しいことも、みんなこのメンバーとともに経験してきました。昨日もみんなで稽 古していたんですけど、解散する実感がなくて、明日またみんなで集まってしまいそうです。みんな知っていると思いますけど、私はつぼみ大革命が大好きです、寂しくなったら、つぼみ大革命の曲を聴いたり、私たちとの思い出を振り返ってください」(杉山)
この決断ができた私たちが最強だったと思ってもらえるように
「マジで楽しかったです!私はお笑いが大好きで、吉本が大好きで、劇場に通っていた時につぼみ大革命のメンバーを募集していることを知って、友達と「芸人に会えるんちゃう」っていうノリで応募して、今に至ります。芸能界に入りたいとか、アイドルになりたいという自覚も、夢もないまま、就職できるところに入るかという生き方だった私が、ノリだけでこんなに楽しい15年を歩めて、心から信頼できる人たちにたくさん出会えました。私をアイドルにしてくれたのは、応援してくれたみんなです。みんなの人生に“くみこ”んでくれて、ありがとうございました!」(吉岡)
「NSC(吉本総合芸能学院)の女性タレントコースに入った当時は、お笑いの授業が苦手で、友達の前で歌うことも苦手でした。でも、見守ってくれる仲間やスタッフさんのおかげで、できなかったことができるようになって、ここまで成長できました。悔いはないですか?と聞かれるたびに、やっぱりめっちゃ楽しくて、このままずっと(つぼみ大革命が)続けばいいのにと思うことがたくさんありました。でも、この決断ができたつぼみ大革命は最強やったなって思えるくらい、これからも頑張っていきますし、皆さんの心の中に ずっとつぼみを咲かせていただけたら幸せだなと思います」(松下)
「何者かになりたいという気持ちでオーディションを受けまくってつぼみ大革命に合格し、イヤやったら辞めようという気持ちで始めて 12年やってきました。思っていたアイドルじゃなくて、まだお給料が少なかったときに、みんなでマネージャーに「どうやったらお給料上がりますか?」って聞きにいったら、「賞レースで勝つしかないなぁ」って言われて、「えっ!アイドルでも!?」ってビックリしたけど、誰よりも楽しい20代をつぼみ大革命に捧げられました。私はスタートメンバーではないけれど、最後にみんなでゴールテープを切れることの方がとっても素敵なことだと思います」(水森)
最後は『笑DNA』を全力でパフォーマンスし、大盛り上がりのうちにライブは終了。涙も見せたものの、つぼみ大革命らしく、笑顔がいっぱいの解散ライブとなりました。
ライブの模様は、7月12日(土)まで23:59まで見逃し視聴が可能。チケット購入は当日 12:00までです。つぼみ大革命の最後のきらめきをぜひお見逃しなく! https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/tsubomi-daikakumei-250705
<セットリスト>
M00:「Overture」
M01:「さあ行こうぜっ!」
M02:「ノーテンキパラダイス」
M03:「逆襲のYEAH!」
M04:「つぼみ大革命」
M05:「恋愛ランチ」
コント:3時のヒロイン・福田 書き下ろしのラストコント
M06:「妄想ダイアリー」 M07:「All tag need」 M08:「18:48」
M09:「スーパーヒーロー」
M10:「DENSETSU」
EN1/M11:「ありがとうはほんの気持ちだよ」
EN2/M12:「Are you ready」
EN3/M13:「笑DNA」