デビューから38年目となる今年、更なる飛躍を目指し、歌手・石原詢子が誕生したデビュー日を記念した「石原詢子 もうひとつのバースデーディナーショー」を10月21日東京・浅草ビューホテルにて開催した。

全国各地から駆けつけたファンで満席の会場の拍手の中、青紫色に大きな花模様をあしらった着物姿で華やかに登場し「夕霧海峡」、昨年リリースし好評を博した、自身作詞・作曲による「風花岬」で幕を開けた。
笑顔の石原は、この日を迎えた思いを「デビューした当時はまさか37年後も歌っているとは思っていなかったのですが、皆様のご支援のおかげで本日を迎えることができました。本日は感謝の気持ちを込めて歌わせて頂きます」と語った。

続いて、2015年発売のヒットシングル「港ひとり」を歌唱。オープニングから「海峡」「岬」「港」と海をテーマにした歌を立て続けに披露したあと、2年前に故郷・岐阜県本巣市にある「うすずみ公園」に歌碑が建立された「淡墨桜」、NHK紅白歌合戦初出場曲の「みれん酒」を歌唱し、大きな盛り上がりをみせた。

厳かなBGMとナレーションの中、薔薇をあしらった艶やかな青地の着物と深紫色の袴姿に着替えて再び登場。今回は“詩吟”という原点に戻り、石原自身が企画・構成を考え“吟詠歌謡コーナー”を設けた。
テーマは“武田信玄”。詩吟と歌を織り交ぜて、「甲斐の虎」と呼ばれた武将の、人となりを見事に表現した。途中には、幼い頃から習っていた剣詩舞を披露し、信玄公の生き様をイメージして自身で振りをつけ熱演。漢詩だけでなく和歌にも節をつけ、ラストは「古城」を歌い上げ会場を沸かせた。

後半は白のドレスに着替えて華やかに登場。自身作詞・作曲による初めてのシングル「五島椿」を披露。会場からの掛け声も相俟って、大きな盛り上がりを見せた後は、カバー曲コーナーへ。「後ろの席や端になってしまったお客様にも楽しんで頂きたい」という強い思いから、観客ひとりひとりと握手をしながら、「涙そうそう」「カモメが翔んだ日」「心のこり」「酒場にて」「港が見える丘」」「異邦人」を披露。

ショーは佳境を迎え、拍手に包まれた会場で、雅夢の「愛はかげろう」をカバー歌唱。9月に発売した新曲「恋雨~KOISAME~」のカップリングにも収録されているが、以前から「いちばん好きな邦楽曲」と話し、元メンバーの三浦和人は憧れのアーティストだ。そしてラストはその三浦和人の作曲、石原作詞の新曲「恋雨〜KOISAME〜」をしっとりと、情感たっぷりに歌い上げ、会場全体が温かい空気に包まれた。
石原は「明日からも1日1日を大切に、心を込めて歌っていきます。これからもご一緒に歩んでいただけますと嬉しいです。」と感謝の思いを語り、この日のショーは幕を閉じた。

石原詢子コメント:
「38年目、まだまだやらなければいけないこと、やりたいこと、挑戦したいことがたくさんあります。自分らしさを忘れず、これからもコツコツと歌の道に向き合って進んでいきたいと思います。これからも応援のほどよろしくお願い致します。」

石原詢子「もうひとつのバースデーディナーショー」セットリスト

M1 夕霧海峡
M2 風花岬
M3 港ひとり
M4 淡墨桜
M5 みれん酒
M6 古城
M7 五島椿
M8 メドレー:涙そうそう~カモメが翔んだ日〜心のこり~酒場にて~港が見える丘〜異邦人
M9 愛はかげろう
M10 恋雨~KOISAME~

<INFORMATION>

石原詢子 最新情報 https://lit.link/JunkoIshihara

1/12(月・祝)開催決定!
「石原詢子アコースティックライブvol.6 〜悲しい歌SELECTION〜」
会場:KIWA TENNOZ(東京都)
時間:16:00開演
(問)石原詢子応援団:03-6908-6535(平日12:30〜15:00受付)

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