アリアナ・グランデ MTV VMA 2025主要部門「最優秀ビデオ賞」を含む3冠！『どうか歩み続けてください。必ず「より明るい日々」が待っています。』＊スピーチ全文和訳

日本時間9月8日（月）、アリアナ・グランデが全米最大級の音楽授賞式「2025 MTV Video Music Awards（エムティービー・ビデオ・ミュージック・アワード）」（MTV VMA）で最も栄誉ある賞とされる「Video of the Year」（最優秀ビデオ賞）のほか、「Best Pop Video」（最優秀ポップビデオ賞）および「Best Long Form Video」（最優秀ロングフォーム・ビデオ賞）の3つの賞を受賞した。受賞対象となったのは今年3月にリリースされた最新AL『eternal sunshine deluxe: brighter days ahead』のリリースに伴い公開されたショート・フィルム『brighter days ahead』。

Ariana Grande - brighter days ahead

https://youtu.be/yj1Kvhog6PU?si=7VXull588sOPGqJ8

 

『brighter days ahead』は、アリアナが特殊メイクを施し演じた主人公の老女「ピーチズ」が、恋愛の記憶を消し去る処置を受け、人生の4つの大切な記憶を再び辿る過程を描いた26分のショート・フィルム。また、この映像にはアリアナの実父エドワード・ブテラも出演し、娘と共演を果たしている。

 

アリアナは来年6月より7年ぶりのツアー「Eternal Sunshine Tour」を予定しており、誰もが待ち望んでいたアリアナのツアーへのカムバックにファンの期待が高まっている。

 

アリアナは本授賞式で「最優秀ポップビデオ賞」、そして「最優秀ビデオ賞」を受賞する際にスピーチをし、後者ではアリアナとショート・フィルムの監督を務めたクリスチャン・ブレスラウアーと共にステージに立った。

スピーチ全文は下記。

【最優秀ポップビデオ賞 受賞スピーチ全文】

本当にありがとうございます。

皆さんなんて優しいのでしょう。心から感謝しています。実はとても緊張していて、スピーチを書いてきました。

最初に、ファンの皆さんに感謝を伝えさせてください。泣きそうです。私は心の底から、全身全霊で皆さんを愛しています。MTVにも感謝を伝えたいです。

そして、このビデオで人生で初めて演技をしてくれた父に感謝します。最高の共演者であり、最高の父です。

次に、世界で一番のミュージック・ビデオ監督であり、コラボレーターであるクリスチャン（・ブレスラウアー）、本当にありがとう。あなたのおかげで、楽曲とビジョンに命を吹き込まれ、幻想的でありながら具体的で、繊細でありながら守られているような映像になりました。あなたは世界一です。

そして、映像作品というのは私たちアーティストを永遠に定義づけるものです。ひとりでは決して完成できません。まさに“村”が必要です。その“村”に心からの感謝を伝えたいと思います。

プロデューサーのアンドリュー、ルーク、マイク、ニック、アレックス、そしてLondon Alley、The Lucky Bastards、ありがとうございます。

撮影監督のジェフ・クローネンウェス、プロダクションデザイナーのアレックス・デルガド、ファーストADのヨナス、そして全てのADチーム、本当に愛し、感謝しています。

編集を担当してくださったルイス、VFXチームのMathematic、照明チームを率いたハロルド・スキナー、キーグリップのジミー・スウィード、そして全てのグリップの皆さん。

美術監督のザック・フリードマン、小道具のプロップマスター、ロビー、カラーリストのステファン・ソネンフェルド。

特殊効果とメイクのジャスティン・ラリー、オズ、リズ、毎日あなたたちと一緒に“美しい老女”へと変身できたことは忘れられません。

そして、私のグラムチームであるアレックスとマイケル、大好きです。美しくしてくれてありがとう。

支えてくださったエキストラやサポートキャストの皆さん、そしてケータリングの皆さん、長い撮影を支えてくれて本当にありがとう。

リパブリック・レコード、マネージャーのブランドン・クリード、そしてチームのジャスティン、レイ、グレース、キャット、ミシェル、ジョー、感謝しています。

そしてマックスとイリヤ、このアルバムを一緒に作れたことは、この世界のすべての中で最もかけがえのない経験でした。人生を変えてくれた、最高の瞬間でした。ソングライターとしてもプロデューサーとしても、私を信じてくれてありがとう。

最後に、私のセラピスト、そしてLGBTQ+コミュニティの皆さん――心から愛しています。

 

【最優秀ポップビデオ賞 受賞スピーチ全文】

できるだけ短く話します。先ほどは少し長くなってしまったので。

まずは再び、ファンの皆さん、心の底から、本当に本当にありがとうございます。私は皆さんを心から愛しています。10代の頃から、そして初めて皆さんと出会ってから、ずっと。これからの人生でも、永遠に愛し続けます。

アートは子どもの頃から、私にとっての“安全な居場所”でした。こうして人生を通じてアートに関わることができること、そしてこんなにも強く愛してくれて、支えてくれるファンがいることに心から感謝しています。私が俳優として、音楽家として、ミュージカル俳優として、あるいはツアーという形で――その時々の“創造の衝動”に正直でいられるのは、成長を共にし、支えてくださる皆さんがいるからです。

このプロジェクトは、あらゆる種類のトラウマを癒やすための努力についての物語です。その物語は、幼い頃の自分に立ち返り、自分の人生に安全を取り戻すという、生涯にわたるプロセスであり、挑戦でもあります。その旅路にある方へ――どうか歩み続けてください。必ず「より明るい日々」（“brighter days ahead”）が待っています。

そしてこの場を、世界で最も素晴らしい監督であるクリスチャン・ブレスラウアーに渡したいと思います。あなたと共にこの作品を創れたことは、私にとって大きな誇りです。

 

[以下クリスチャン・ブレスラウアーより]

こうした作品は、優れたコラボレーターなしには決して成し遂げられません。そして、アリアナはまさにその最高の例です。彼女が先ほど名前を挙げたように、この作品は、最初から最後までチームによって支えられました。私は業界で最高のチームに支えられており、この賞は彼らと分かち合いたいと思います。

 

そして最後に、私の妻に感謝を捧げます。私たちは最近、第一子を授かりました。本当の“女王”は、彼女です。