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「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」by SMART USEN



アダストリア社内にあるファッションとテクノロジーを掛け合わせたサービスを開発・展開し、オープンイノベーションを推進する部門「アダストリア・イノベーションラボ」が、現行のブランド全般を取り扱うECサイト「.st(ドットエスティ)」とは別に、マルチブランドを活かしながらリアルな場でお客様とコミュニケーションを図るサービスを提供するアプリ、ドットエスティコンセプトを実験的にスタート。

本アプリは、アダストリアが展開する約20ブランドの垣根を超え、希望の商品をアプリ上で試着予約し、予約した対象店舗で試着や相談ができるというフィッティングサービスアプリだ。現在は、イオンモール成田店、二子玉川ライズ店、富山ファボーレ店のグローバルワークの3店舗でテスト的に展開している。

「ECサイトのドットエスティには、約1100万人の会員がいて、ドットエスティコンセプトは同じIDとパスワードでログインできるので、テスト的なアプリとはいっても想定以上にダウンロードされています。しかも、ダウンロードされた方はほぼログインまで行っている点はすごい事ですよね」と、アダストリア・イノベーションラボの長島雄太さん。

やはり、本企画の発端は、現状のコロナウイルス問題があるのだろうか?

そのあたりを聞くと、「コロナが広がるもっと前から、市場やお客様は変化しており、その中でリアル店舗の提供価値について議論していました。特に地方においては、アダストリアは30以上のブランドを展開していますが、都心に比べると出店ブランドが少ないのが現状で、過疎化の進行などを鑑みると、これから増やすことも難しい。そういった地域の方は、ECで様々なブランドを購入頂いておりますが、やはり"試着したい""スタッフに相談したい"というニーズは根強いです。そこで昨年からこの企画をスタートさせました。現状のコロナウイルスの問題から企画されたわけではないんです」。

しかし、ブランドをクロスオーバーさせる点において問題点のひとつとして出てくるのが、スタッフ側の商品知識だ。

「そこは課題でもあります。弊社には各地域に支店があり、地域軸でブランドを横断してサポートするマネジャーがいます。例えば、二子玉川にある2ブランドを同一にみるマネジャーがいるという感じですね。それと、お客様からは予約で何を試着したいかが事前に分かっている状況ですので、支店のマネジャーにお願いしたり、事前に調べるという形でフォローしています」。ある程度の商品知識問題は解消されているとの事。

アプリ開発に至った点においては、「お客様とコミュニケーションする上ではブラウザーでは結構つらい部分があり、やはりワン・トゥ・ワンの形になるアプリが適していると思ったんです。ただ、まだβ(ベータ)版ですので、最小限の機能で使ってみましょうという感じで、現状はここまでですね」との事。

さて、今回は、杉野服飾大学3年で服飾学部服飾学科テキスタイルデザインコースに通う渡辺来夏さんに、実際にこのアプリを使もらった。 普段はECというよりも実際に店に足を運び、さまざまなブランドのアイテムを購入するという渡辺さん。

「一つのアプリでさまざまなブランドをセレクトできて、試着とコーディネートができる点は便利ですよね。それにブランドごとにアイテムを絞って検索できる点も良いと思います」。

さらに「スタッフスタイリングが参考になった」という彼女。「実際に自分と同年代の人が着ているコーディネートは、どんな組み合わせが可愛く着こなせるのか?という点が分かりやすいですし、すごく参考になりました」との事。

普段、どのように洋服を買っているのかの質問には、「服を買う時に気にしているのが、襟元の詰まり具合なんです。背が小さいので、襟の開き具合とかで自分の見え方が違ってくるんですよね。どれだけ首がスッキリ見えるのか?が気になってしまうんです。だから、襟カラーで選択みたいな機能は個人的に欲しいですね(笑)」。

他にどんな機能があったら良いか?の希望については、「私はアパレルで販売のアルバイトをしているのですが、こういうシチュエーションの時に着られる服とか、体型のコンプレックスの部分がスッキり見える服とか、そういう探し方をしているお客様が多いんですよね。だから例えば、カラオケのジャンル分けみたいな感じで、何年代の曲とか、ディズニー関連とか、しっとり系とか、そういった検索機能がファッション系のアプリでも提案できたら面白いかもしれません」と、かなり実用的かつ具体的な意見が飛び出した。

「アダストリア・イノベーションラボは、"小さく産んで大きく育てる"というのが部署の目標なんです。だから、今回のテスト版で得られた情報を検証して、それを今後につなげて行きたいと考えています」と長島さん。

現状のベータ版アプリは、2020年12月6日まで展開予定で、テストの検証結果次第で、来年のブラッシュアップを予定している。 インターネットでのEC事業が充実しはじめ、リアル店舗の存在意義が問われる今。バーチャルからリアルへとつなげる、新しい買い物の形を生み出すフックのひとつになるかもしれない。 [section heading="プライベートフィッティングサービス「.st CONCEPT」"]

□アプリ情報
専用アプリ「.st CONCEPT」をダウンロード後、会員登録/ログインをするとサービス利用可能。商品は10点まで試着予約可能で、来店日は2週間先まで予約可能。
アプリ利用料:無料
※商品購入の際は、商品代金を頂戴します。
※サービス内容は変更が生じる可能性があります



□予約可能ブランド
グローバルワーク/ニコアンド/ローリーズファーム/スタディオクリップ/レプシィム/ジーナシス/レイジブルー/ヘザー/ハレ/アパートバイローリーズ/レピピアルマリオ/アンデミュウ/ベイフロー/ミィパーセント/ラコレ/ビジュリィ/エルーラ/ページボーイ/ミスティウーマン



□アダストリア・イノベーションラボについて
社内外のリソースの組み合わせ、オープンイノベーションを推進。
「既存事業とのシナジー」と「新規事業モデルの創出」を、スピード感を持って開発する機能として「アダストリア・イノベーションラボ」を設立。「.st CONCEPT」のほか、アップサイクリングブランド「FROMSTOCK」、子ども服の“おさがりシェア”サービス「KIDSROBE」 などのファッションとテクノロジーを掛け合わせたサービスを開発・展開している。



□アダストリアについて
「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など、グループで30を超えるブランドを国内外で約1400店舗を展開するカジュアルファッション専門店チェーン。「Play fashion!」をミッションに掲げ、ファッションを通じてお客さま一人ひとりの毎日に「もっと楽しい」選択肢を提案している。



試着時間予約。来店時間を予約可能なので、試着を待つ必要がなく、家族や友人とも一緒に試着ができる。

商品検索。1万点以上のアイテムから、ブランドやパンツ、トップスなどのカテゴリーだけでなく、様々な条件を指定して一括検索が可能だ。

チャット。スタッフとのチャットでコミュニケーションが取れ、自宅に居ながらスタイリングの相談などができる。



アプリ上であらかじめ商品を選択し、来店予約をしているのでスムーズに試着が終了。

選択した商品の説明をスタッフから受ける渡辺さん。

アプリで選択していたアウターが、合わせてみた時に思った感じではなかったようだ。

「こちらはいかがですか?」と、スタッフが店内にある別のお薦めの商品を紹介。

「こちらの方が良さそうですね」と、欲しかった商品と出会えた渡辺さん。

来店、試着して、スタッフとコミュニケーションを取りながら自分のニーズに合った商品とスムーズに出会えるのもこのアプリの特徴のひとつだ。

(おわり)

写真/遠藤純
取材・文/久保雅裕、カネコヒデシ



久保雅裕(くぼ まさひろ)
(encoremodeコントリビューティングエディター)

ウェブサイト「Journal Cubocci(ジュルナル・クボッチ)」編集長。杉野服飾大学特任教授。繊研新聞社在籍時にフリーペーパー「senken h(センケン アッシュ)」を創刊。同誌編集長、パリ支局長などを歴任し、現在はフリージャーナリスト。コンサルティング、マーケティングも手掛ける。2019年、encoremodeコントリビューティングエディターに就任。

カネコヒデシ
メディアディレクター、エディター&ライター、ジャーナリスト、DJ。編集プロダクション「BonVoyage」主宰。WEBマガジン「TYO magazine」編集長&発行人。ニッポンのいい音楽を紹介するプロジェクト「Japanese Soul」主宰。そのほか、紙&ネットをふくめるさまざまな媒体での編集やライター、音楽を中心とするイベント企画、アパレルブランドのコンサルタント&アドバイザー、モノづくり、ラジオ番組製作&司会、イベントなどの司会、選曲、クラブやバー、カフェなどでのDJなどなど、活動は多岐にわたる。さまざまなメディアを使用した楽しいモノゴトを提案中。バーチャルとリアル、あらゆるメディアを縦横無尽に掛けめぐる仕掛人。





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