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「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」by SMART USEN



40代半ば位から老眼を向かい入れたと同時に、今までずっと良かった視力も衰えて乱視に。それまでは、眼鏡といえばサングラス位しか馴染みがなかったので自分に合った眼鏡を選ぶのは楽しみながらも一苦労。 眼鏡屋さんで良い感じのフレームを選ぶも、それだけ良いものは、掛けていると他人とカブることもしばしばあります。 洋服が他人とカブる程、恥ずかしくはないけれど、自分のある意味、顔の一部となる眼鏡がカブルのも余り、気分が良くはないんです。

そこで3年ほど前に眼鏡オタクの友人から誕生日プレゼントでカスタムメイドの眼鏡を戴いて、それを掛けていると、沢山の方に褒められるのです。 海外出張の時も眼鏡の話題から打ち解けることもしばしば。改めて眼鏡の重要さを感じました。その眼鏡は福井県は鯖江にある田中眼鏡本舗の田中さんが、友人と一緒に僕に似合うぴったりの眼鏡を創って下さいました。

それを切っ掛けに、眼鏡も他人とカブらないオーダーがあるんだという事を知り、その田中さんが更に「“12”homemade」という変わった素晴らしい眼鏡を創るブランドを教えて下さりその張本人である土屋潤さんに僕の欲しかったありそうでないデザインを伝えて頂き、デザイン画のキャッチボールを重ねて出来上がったのが今回、ご紹介する逸品です。

そもそも“12”homemadeというブランドは月産、僅か50本という、土屋さんが眼鏡作りの殆どを独りで手作業にて手掛けるという正に工芸品です。今回、僕がお願いしたのは、今まで見た事が無かった、ティアドロップ (ナス型)で小振りでしかも、厚めのアセテート製でフロントのフレームの上側はブラウンのマーブル、下側は僕の大好きな色であるブルーを配しています。テンプル(ツル)もブルーという僕の好みをテンコ盛りした愛おしい眼鏡となりました。昼間の日光が差した時には、鮮やかなブラウンとブルーが映えて、夜はブラックかブラウンの地味な眼鏡に見える僕の理想の通りになりました。70‘sスタイルのレトロな気分と今までにない小振りなフレームはナード系でスーツスタイルにもカジュアルスタイルにもフィットする想像以上のモノになりました。

視力が変わっていっても、レンズをアップデートして一生し続けます。この世界に一つだけの眼鏡は僕の宝物です。





(おわり)

文/窪 浩志(ビームス)

窪 浩志(くぼ ひろし)
962年、横浜市出身。株式会社ビームス 取締役、クリエイティブディレクター開発事業本部本部長。ディズニー・シー、セブンイレブン、東急ハンズ、横浜DeNAベイスターズ等の異業種とのコラボレーションや槇原敬之さんコンサートツアー衣装を担当。2008年には、ディズニープロダクツオブイヤーのグランプリを受賞。日本ファッションカラー選考委員(JAFCA)、神戸芸術工科大学客員教授(KDU)を務める。





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