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「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」by SMART USEN



[section heading="ゲストスピーカー"]

窪田光平(くぼた こうへい)
株式会社メッシュウェル 代表取締役。東京都出身。学生時代からセレクトショップで店頭販売と仕入業務に従事。大学卒業後、丸紅株式会社にてアパレル製品貿易及び生産業務に携わる。株式会社ベイクルーズに転職後、EC事業開発、経営企画、新規ブランド開発(CITYSHOP・2015)を経験。2018年、米国BABSON COLLEGEにてMBAを修了し、起業。37歳既婚、一児の父。趣味は料理、マラソン、トライアスロン。

[section heading="モデレーター"]

石田紗英子(いしだ さえこ)
ジュルナルクボッチのファッショントークサロンMC。奈良県出身。JALグループ客室乗務員を経て、2005年ウェザーニューズ気象キャスターを機にフリーキャスター転身。経済番組や情報番組等に出演。マナー・プロトコール検定準1級を取得し、全国の企業・学校での講師活動や子供服のプロデュースにも携わる。一児の母。趣味は歴史散策。レプロエンタテインメント業務提携? 奈良県吉野町観光大使 ひかりTV番組審議委員。



――事業の着想はどんなところから得られたのですか。

「着想を得たのは、2年前MBA取得のためにアメリカの大学院にいた頃、その町の小売店でフリーランスの販売員に出会い、"これは面白い"と思ったことに始まります。調べてみるとアメリカ人のミレニアル(80~90年代に生まれた)世代の半分はフリーランスでした。時間の融通を利かせたい人たちはあえて雇用されず、フリーランスを選択することが彼らの価値観でした。会計士の仕事を終えた後にウーバーでお客さんを乗せて自宅へ帰る人や、自由に時間を使って社会価値に繋がることを楽しむ人など、その姿が凄く良いと思ったんです」

――どうしてこの事業を始められたのですか。

「もともと勤めていたアパレル企業でカスタマーセンターに届く"もっと接客してほしい"というお客様の声が多いと感じていました。そして、働く側も"結婚、妊娠、出産後も仕事を続けたい"という声が多かったんです。さらに企業側も人が足りないと組織が疲弊していく中、"このサービスがあれば、解決できるんじゃないか"という考えに至りました。ちょうど副業が解禁される潮流もあり、チャレンジしました。また日本でこのサービスがハマると思ったポイントの一つに、アメリカやヨーロッパとは違ってミドルマーケットと呼ばれる中価格帯のアパレルの売上げが非常に大きい点がありました。キャリア系のブランドやセレクトショップが売上げを伸ばしており、そこでは接客が必要とされていると感じていました。ただ起業理由を一言でまとめると、"アパレルへの愛"ですね(笑)。やはり夢を売る仕事であって欲しいし、お客様には楽しんでお買い物をして欲しいというのがあります」

――マッチングは具体的にどのような手順で進むのですか。

「我々のプラットフォームでは、販売スタッフを"タレント"と呼んでいます。タレントは英語で"才能"という意味を持ちますが、ホスピタリティー溢れるサービスができる才能を活かしてもらいたい想いでネーミングしました。タレントの業務は、接客とおたたみのみに絞っています。実際のマッチングですが、ショップ側はシフトが出来上がったところで、スタッフが不足している日に働ける人がいないかとサイトにアクセスします。タレント側は希望する日時と報酬を提示しており、ショップ側が気になるタレントのボタンを押すと、過去のマッチング実績やショップ側の満足度が出てきます。私たちのサービスは事前の面接は一切無しで、まずは仕事を依頼、また実施し、その実績をお互いに評価し合って頂きます。またタレントには、登録時に任意で、身長や自己PR、写真、SNS、職歴などを入れていただいています」

タレント側が提示する希望日時と報酬が確認できる

タレントをタップすると、過去のマッチング実績とショップ側の満足度が確認できる



――スキマ時間に働きたい人というと、例えばお子さんのいる主婦が多いですか?

「そうですね。"社会との関わりをまた持ちたい。でもいきなりフルタイムで働くのは難しい"という方がジョインされて活躍されています。アパレル未経験の方でも子育て経験があるので、子供服ブランドのお店に立つと自分の経験談で接客できるので、すごくハマるんです。例えば男性が"友人に子供が生まれたから"とお店に来ても何を選んだらいいのかわからず、"とりあえず、よだれ掛けかな"と思ったりするんですけど、うちのタレントは"まずそれが必要であるかどうか"を尋ねます。"よだれの出る子ですか?よだれの出ない子であれば、あまり使う出番がないかもしれませんね。この時期は冷房が効いているのでブランケットの方が喜ばれるのではないでしょうか"と。すると、"では、それを下さい"ということが実際に起きています。販売未経験の方でも人生の経験が役立ち、活躍できるんですよ」

――お店にいきなり行ってすぐ就業というのは、不安ではないのでしょうか。

「お客様が接客に求めることは、似合っているかの確認やコーディネートのアドバイスだったりで、お客様のご要望にどれだけ寄り添えるかが大事なんです。ついつい商品を説明しがちですが、お客様にしてみたらECサイトに書いてあることをそのまま言っているように聞こえてしまう時もあるんですね。なのでお店に来られた方には何かしらニーズがあるはずだから、それを聞いてみてほしいですね。まっさらな状態で騙されたと思って自分自身の色んなお話をしながら良いと思うことをお勧めすると、あれよあれよという間に販売実績も上がっていきます。マッチング3回を超えると自信と実績もついてきて、ブランドの垣根を越えて働かれるようになります」

――今後の展開をお聞かせください。

「9月現在、東京を中心に40店舗の取引があり、来年は全国展開を考えていますが、まずは成功例を重ねていきたいです。今はみなさんの期待に応えられるサービスを作っていくというのが一番大事だと思っています。長期的には、ホスピタリティー業界にも広げていきたいと考えています。美容師、エステティシャン、マッサージ師など。ポイントとしては、提供するものが無形のサービスであり、上手で人気があれば報酬を上げることができる仕事。無形のサービスを提供できる才能のある人(タレント)に時間を上手く使って貰い、雇用問題の解決に繋がるようなことができると嬉しいですね」

(おわり)

取材・文/石田紗英子







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