2月より、単独のファンコンサート『CHA EUN-WOO 2024 Just One 10 Minute [Mystery Elevator]』を開催しているASTROのチャウヌ。ソウル公演を皮切りに、マレーシア、タイ、フィリピン、日本、シンガポール、インドネシアを巡り、日本では自身最大規模の開催、かつ27歳の誕生日である330日を含むアニバーサリーイベントとなりました。

『ワンダフルワールド』『ワンダフルデイズ』など俳優としても活躍するチャウヌは、いまどんな景色を見据えているのでしょうか。ファンコンサートの感想から27歳の抱負まで、特別に語ってくれました。

──単独のファンコンサート『CHA EUN-WOO 2024 Just One 10 Minute [Mystery Elevator]』が開催されましたが、これまでのツアーの感想を教えてください。

「さまざまな国でたくさんのファンの方にお会いして、楽しい時間を過ごすことができて、本当に幸せでした。特に僕の初のソロアルバムに収録された曲のステージをファンの皆さんにお見せした時は緊張すると同時にワクワクしていたんです。結果的に、曲はもちろん、ステージも気に入ってくださったように感じました。今は感謝の気持ちでいっぱいです」

──チャウヌさんからみて、ファンのみなさんからの反応はどんなものでしたか?

「正確にどんな反応だったかはわかりませんが、みなさんがとても喜んでくださったと聞いています。実は、ステージでパフォーマンスをお見せしたことで、その曲が好きになり、これまで好きだった曲が更新されたという方もいると聞きました。それはとてもうれしい事なので、これからも良いステージを、いいパフォーマンスをお見せできるようにがんばりたいと、あらためて思いました」

──このツアーでやってよかったのはどんなことですか?

「パフォーマンス的な部分が多かったです。なかでも、オープニング曲の「Just One 10 Minute」から 、「Fu*king great time」まで、今までお見せできなかった姿をしっかりと堪能していただけるように一生懸命がんばりました。ファンのみなさんがとても気に入ってくださったようで、僕も満足感でいっぱいです」

──今回のライブのサブタイトルには、“ファンが望む場所ならどこへでも行く”という意味が込められています。このサブタイトルが生まれた経緯と、想いを教えてください。

「このサブタイトルは、ファンの方たちのことを考えながら決めていきました。そこで、ファンのみなさんが行きたいところと、ファンのみなさんと一緒に行きたいところにどこでも行ける装置を「エレベーター」で表現しました。ファンコンサートのコーナーでも「ミステリーエレベーター」というサブタイトルをつけて、うまく今回のライブと関連付けられるようにがんばったので、一緒に楽しい時間を過ごしていただけたら嬉しいです」

──そして、日本では最大規模のコンサートがベルーナドームで2DAYS行われました。ライブ前はどんな心境でしたか?

「ベルーナドームという、大きな会場をひとりで公演するというプレッシャーはありましたが、待っていてくださるファンのみなさんのために一生懸命準備しました。特に日本公演でしか見ることのできない特別なステージも準備したので、楽しんでいただけたなら嬉しいです」

──ちなみに、来日したら絶対にやろうと決めていたことを教えてください。

「せっかく日本に来たので、日本の美味しい食べ物をたくさん食べることを決めていました(笑)。もちろん、それよりも先に日本のファンのみなさんに早くお会いしたいと思いながら過ごしていました」

──この大きなチャレンジを経て、アーティストとして、どんなことを実現、表現していきたいですか?

「僕の初のソロアルバム『ENTITY』に込められた内容のように、ファンのみなさんだけでなく、より多くの人たちに、僕の正直なストーリーを音楽でこれからもずっと聴いてもらえるようにがんばりたいです。それに、ソロで活動するからには、今回のようにたくさんファンのみなさんにお会いして、歌手としても俳優としても常に新しい姿をお見せしていきたいです」

──そんな強い思いが込められた『ENTITY』は、いま、あらためてどんな作品になったと思いますか?

「”チャウヌ”であり、”イ・ドンミン(本名)”でもある僕自身そのものがアルバムに込められていると思います。これまでお聞かせできなかった僕の正直なストーリーと感情を込めたアルバムなので、その分、僕にとっても特別で大切なアルバムになりました」

──今作では、どんな新しい挑戦ができましたか?

「今回の『ENTITY』に関しては、すべてが僕にとって新しい挑戦だったように思います。すべての曲の作詞を担当させていただきましたし、制作のクリエイティブなところに全般的に関わったことは、本当に大きな挑戦となりました。だからこそ、今作が完成した時は、達成感も倍に感じました」

──俳優業でも大活躍されていますが、俳優業のおもしろいところはどんな所ですか?

「まず、いろいろな作品で違う誰かとして生きることができるのが面白いですよね。さまざまな感情と経験を間接的に感じることができるのが楽しいですし、毎回大きな充実感があるんです。だからこそ、同じジャンルの作品に出演するときに、違ったキャラクターを演じる時は、どうキャラクターを作っていこうかすごく悩むこともありますが、それも含めて、楽しみながら演じています」

──俳優として活動するなかで、大事にしている言葉はありますか?

「現場で先輩俳優さんや、後輩俳優さんがかけてくださるお言葉は全部大切です。そのなかでも、最近ドラマでご一緒させていただいたキム・ナムジュさんから「現場でのチャウヌはどんなことにも柔軟に対応でき、素直な気持ちで作品に挑む俳優」という、僕にはもったいないお言葉をかけていただきました。とっても光栄だったのと同時に、”もっとがんばらないと”と身が引き締まりました」

──U-NEXTではチャウヌさんの出演作品も多く配信しています。おすすめしたい作品や、気に入っている作品を教えてください。

まずは、『私のIDはカンナム美人』をおすすめしたいです。僕が初めて主演を務めたドラマだったので、慣れない部分や未熟な部分も多かったんですが、その分、記憶に深く残っている作品です。楽しんでもらえたら嬉しいです」

──さて、3月30日にはお誕生日を迎え27歳となりましたが、新たな目標を教えてください。

「毎年たくさんの方が愛してくださることが伝わってくるので、いつもその愛に応えたいと思っています。なので、これからもよりたくさんの姿でファンのみなさんにお見せできるように、常に成長し続けるチャウヌになることが目標です」

──ありがとうございました。では、最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「日本に来るたびにいつも良い思い出をたくさん作ってくださるファンのみなさんには本当に感謝していますし、愛しています。これからも一緒にもっとたくさんの思い出を作れたらいいなと感じています。みなさんがいつも応援してくださる分、これからももっとたくさんの新しい姿をお見せできるように一生懸命活動していくので、見守っていてくださるとうれしいです。ありがとうございます!」

取材・文/吉田可奈
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