──プライベートレーベル2作目となるニューEP「AWAiTiNG BEAR」は全曲、松隈ケンタさんプロデュースになってます。

秋本 帆華「だいぶ前から“松隈さんに曲を作ってもらいたいね”っていう話はしていたので、今回、実現できて嬉しいです」

大黒 柚姫「私はハル(坂本 遥奈)がすごく好きっていうイメージが強くて。ハルからよく話を聞いていたので、ハルが喜ぶ顔を見れるってまず最初に思いました」

坂本 遥奈「6年くらい前、まだチームしゃちほこだった時にBiSHさんと一緒にイベントに出たことがきっかけだったんですけど、面白いグループだなと思って、楽曲を聞いてみたら、ストレートに刺さって。そこから松隈さんの作る曲が大好きになったので、ずっと聞いていたんです。だからもう“これはご褒美だな”って思ってます」

咲良 菜緒「シャチはロックな曲もたくさんあるんですけど、どちらかというとロックテイストが入ったアイドル曲が多かったんですね。ブルエンさんに「START」を作ってもらったり、歌詞もどストレートなロックをやったことはあったんですけど、数は少なかったので、松隈さん節をシャチが歌うとどうなるのか?って、最初は想像がつきませんでした」

──松隈さんとはどんな話し合いをしたんですか?

咲良「好きな曲とか好きなアーティストの話から、今までの活動のこと、今のマインドとかをざっくばらんに話して…」

秋本「チームの中でまとめた意見を松隈さんに伝えさせていただきました。まず、ストレートの熱い曲もいっぱい歌ってきたんですけど、“何も考えないで、ただただ楽しい曲も欲しいね”っていうことで、“私たちが大好きなお弁当屋さんへの愛を歌いたい”って言って。松隈さんもびっくりされてたんですけど(笑)、「あなたのトリコ~究極の愛~」で叶えてくださって。お弁当屋さんへの長いラブレターを書いて、それを基に作詞していただきました。あと、もう1曲、「アサガオ」はシャチが幅広いジャンルの曲を歌わせていただいてる中で、激しすぎない、バラードすぎない、ちょうどいいミディアムな感じの曲が欲しくて。それをお願いしたら、本当に素晴らしい曲を作ってくださって」

──まず「あなたのトリコ〜究極の愛〜」からお伺いしていいですか。このお弁当屋さんは全員が好きなんですか?

大黒「全員好きなんですよ。私たちが唯一共通して、同じぐらいのマインドで好きなんです。みんながどんな内容のラブレターを書いたのかは聞いてないんですけど」

坂本「ラブレターは見せるものじゃないから、他の人に(笑)」

秋本「恥ずかしいよ〜(照笑)」

──いや、相手はお弁当でしょ(笑)。どんなところが好きになったんですか?

咲良「実力だよね!(笑)」

秋本「全部、美味しい」

大黒「パーフェクトですね。まず、あの引きつけられる包み紙のデザイン。そして、箱が紙でできてるから、温もりを直に感じられる。見た目から、もう好き」

秋本「食欲そそるよね」

坂本「そして、食べてみたら、全部美味しいからね」

秋本「あの白い衣の唐揚げは衝撃だよね。初めて出会ったもん。いくらでも食べられちゃうし、大きさもちょうどいいし」

大黒「最初はテレビ局の楽屋で出会って。それから、ライブでもちょこちょこ入れていただけることが増えて。おのおのが好きだなって片思いしてて。誰かがどっかのタイミングでカミングアウトしたんですよね。そしたら同じ気持ちだった…」

咲良「“めっちゃ好き!”みたいな」

秋本「みんな好きだったんだよね」

大黒「“え?みんなも?”みたいな」

坂本「しかも、みんな同じ紫(特製)が好きだったんですけど、とあるときに赤(鮭)が美味しいってことに気がついてからはみんな赤になって。今はまた紫に戻ったメンバーもいて、今、半々です(笑)」

咲良「やっぱり今は都内のライブで出会うことが多いんですけど、モチベになってるので。ライブが終わった後に食べるか、ライブ前に食べるか、みんな悩むんですよ」

秋本「今かな〜?って」

坂本「それとも持って帰ろうかな?」

大黒「終わった後のご褒美なのか?」

咲良「先にエネルギーチャージをさせていただいて、本番に挑むのか。それぞれが求めるものは違うんですけど、どっちにしろ、私達の底上げをしてくれてる。ないとテンション上がらないよね…」

秋本「今日、ないのかな…?って」

大黒「唯一ネガティブになるところかもしれないです。スーパーポジティブなのに、唯一ちょっとメンタルが…」

咲良「依存してる(笑)」

坂本「よくないんですけどね。お弁当があることによってわかりやすくテンションが上がるんです。ないことによってわかりやすくテンションが下がるし」

大黒「でも、“今日はない”って言われてたのに、サプライズで登場してくれたことがあって。あの時は、遠距離の好きな人が、ここにいるはずないのに、サプライズで会いに来た、みたいな感覚になったよね」

秋本「あの時は、ハルを胴上げしちゃったもんね」

──あははは。それ、どういう状況ですか。

坂本「スタッフさんから“ないって言ったけど、実はある”って私だけが聞いてて。みんなにサプライズしたいっていうので、私とスタッフさんでメンバーを呼び出して、サプライズでお弁当を出したんです。そしたら人生で初めて胴上げされて(笑)。でも、慣れてないから足がワーッと広がっちゃって。びっくりしました」

大黒「思わず気持ちが昂って胴上げしちゃったけど、私たちも胴上げしたのは初めてだったからね(笑)」

秋本「あはははは。生まれて初めてやった」

咲良「それが、去年の1224日のことですね」

──クリスマスイブにそんなことしてたんですね(笑)。そんな愛を込めたラブレターを渡して出来上がった曲を受け取ってどう感じましたか?

大黒「最高!」

咲良「“これこれ!”っていう感じだよね」

坂本「レコーディングする前にみんなで話してたのは、<美味しくて涙出ちゃう/だって女の子だも〜ん>のパート」

秋本「みんなが狙ってたんです」

大黒「初めての喧嘩が起きるところだったんですよ。普段、“私、ここ歌いたかったのに”ってバチバチすることはないんですけど、この曲に関しては、ちょっとメラメラしちゃって」

──全員が順番に歌ってますね。

咲良「平和にね」

坂本「わかってますね〜。争奪戦になるところだったんです」

──それぞれはどんな思いで歌いました。最初は菜緒さんです。

咲良「やっぱり人間なんで、お弁当にも好きになってもらいたいし、嫌われたくはないじゃないですか。だから、普段は出さないんですけど、ちょっと女の子を出しました」

秋本「出てた〜」

咲良「ちょっと媚びてみました、お弁当に」

大黒「可愛いって思われたいもんね。私もやっぱり可愛いって思ってもらいたかったので、<だも〜〜ん>はがんばりました。天を見上げて、お弁当屋さんを落とすつもりでぶりっ子しました」

──柚姫さんに続く、秋本帆華さんはメロではなく、セリフになってて。

秋本「はい。かなり感情が入りましたね。<おお、おお>っていう助走からも好きが伝わるように。<女の子だも〜ん>はこの思い届けって、好きな気持ちを見せました(笑)」

坂本「メンバーそれぞれが言ってきて、私が最後の締め」

咲良「転調してるもんね。ギア上げてるから、ハルだけ」

坂本「そう。ちょっと上がってる(笑)。だから、みんなが繋いでくれたバトンを最後に綺麗に渡せるように、可愛いを前面に詰め込んで歌っております」

──…何の話をしてるのかよくわからなくなってきましたが、MVはいかがでした。コメント欄は<かわいい>という声で溢れてました。

咲良「最初は別にかわいく撮ろうと思ってなかったよね」

坂本「全然。ストーリー仕立てで、ちょっとコミカルじゃないですか。ツッコミどころもたくさんあるし」

大黒「ほかのMVは、自分がどう可愛く映ってるか、“ちょっと盛れて映りたいな”って思うけど、このMVに関しては自己満が強かったかもしれないです。自分がどれだけ楽しいか、自分がどれだけ幸せになれるか。その幸せが、自分の顔を通して、見る人に伝わったらいいな、みたいな。だから、挑み方が他のMVとはまたちょっと違う気がします」

坂本「そうだね。好きっていう思いが溢れると、みんなの表情も自然と笑顔になるし、自然な明るさができてるからこそ…」

坂本&咲良「可愛くなっちゃった!あはははは」

全員「だって、女の子だも〜〜〜ん」

──(笑)可愛いフリもついてます。

秋本「“トリプリ”ダンスです」

大黒「真似してほしいね」

坂本「チームしゃちほこ時代からお世話になっている振付師さんなんですけど、なんとその方がお弁当屋さんがある蒲田出身の方で。振り入れの時に“4歳から食べてました”っていう話を聞いて、“こんな運命ある!?”みたいになって。振付師さんの“私もずっと好き。美味しいよね”っていう思いも入ってるし、私達のライブや雰囲気を知ってるからこそ作っていただけたフリだと思うので、自分たちらしさが前面に出てるかなって思います」

──名古屋といえば、手羽先ですが、手羽先じゃなくてよかったんですか?

秋本「(食い気味で)はい!」

咲良「早っっ!」

坂本「すごい早かった」

秋本「えへへ。手羽先も好きですけど、このお弁当が良かったんです」

──(笑)ありがとうございます。

──「アサガオ」もリクエストを伝えて作ってもらった曲ですね。

咲良「はい。歌詞の内容よりもテンポ感やノリをお伝えして。“あまり上げすぎず、シリアスすぎず、温かくなるようなミディアムな感じの曲が欲しい”っていうリクエストで作ってもらいました。歌詞はグループ活動の中での話をすることが多いんですけど、この曲に関しては、それぞれの幼少期を思い出す曲になってるなって思います。ちょっと温かくなるし、“あんなときもあったな〜”みたいに懐かしむ曲というか」

秋本「夏の曲なのにギラギラしてなくて、温かくなるっていう。シャチからしたら新鮮だよね」

咲良「ロックだけど、あったかすぎないというか。子供のときの無邪気ながむしゃら…ちょっとヤンチャ感があって、自分の子供の頃を思い出しますね」

──みなさんそれぞれはどんな子供時代を過ごしましたか?

坂本「私はわかりやすくヤンチャでした。学校から帰ったら、男の子たちと一緒に、女子1人で網を持って、“蝉取りに行くぞ!”っていうのを先頭切って言ってたタイプ。ほんとにおてんばな感じでした」

秋本「想像つくね!(笑)」

大黒「私もそういうタイプで、大人数で遊ぶことが多かったですね。学校帰りに通学路じゃない道で帰ってみて、お母さんに怒られたりとか」

秋本「ふふふ。悪い子だ!」

大黒「(笑)何事にも興味がある小学生だったので、鳩に餌をあげてみたりとか、いろんなことをしてましたが、楽しかったです」

秋本「私は悪い子じゃなかった。いい子だと思う。怒られることはしてないと思います!」

咲良「あはははは。なに?何のカミングアウト?(笑)」

秋本「いや、何してたかなと思って。…習い事ばっかしてましたね。週6で泳いで、朝練もあったので、ずっと泳いでました」

咲良「優等生だったんだよね。私は群れるのが苦手だったんで、1人で楽しむ派だったんですけど、紫の花…ツツジの蜜を必ず吸って帰ってました。今、考えるとよくそんなことしてたな…(笑)。あとは、みんなで悪さをするっていうよりは、1人でどこまで行けるかな?とか、ちょっと悪いことをするっていうのが楽しいタイプでしたね」

──きっとリスナーもそういう小学生時代を思い出しますよね。

──あとの2曲は?

坂本「「君にぴったりな歌」と「勲章」は私達の歴史や今のマインドをヒアリングした上で、吸い取って曲にしてくださった曲なので、出来上がってきたものを聞いて、“ああ、すごいな。わかってくれるんだ”という気持ちになりました」

秋本「「君にぴったりな歌」は個人的に歌い方にも挑戦した曲でもありました」

──特に帆華さんと菜緒さんの歌い方がいつもと違いますよね。

秋本「うんうん。松隈さんにディレクションしてもらったんですけど、“もっと雑に歌って”って言われて。今までは滑舌を意識してレコーディングしていたんですけど、“雑に”とか、勢いを重視してくださって。私の歌い方は11年目で初めて挑戦したところではあります」

咲良「今までのレコーディングでもポイントポイントで、ちょっとロックっぽい節を入れたり、わざと崩すみたいなことをやってきたんですけど、今回は全面的に崩しにいっていいみたいな感じだったので、ぐちゃぐちゃに崩してみて。でも、昔やっていたら、ただぐちゃぐちゃなだけだった気がするんで、今だから歌えるのかなって思います」

大黒「私はAメロとか、落ち着いているパートが多いので、泥臭くではなく、ちょっと綺麗に歌ってて。ライブで歌うときは、綺麗な部分から勢いのあるサビに行く展開がすごく好きなので、サビにかっこよく繋げられるようにと思いながら歌っています。あと、歌詞の言葉の力がすごく強いし、綺麗な言葉もたくさん入っているので、“熱い中でもキラキラ感は歌に乗せて出していきたいな”って思って、大切に歌ってます」

坂本「全体的には未来を見てるけど、スタッフさんやファンの方とか、今までに出会った人や場所も思い出したりする歌詞になっていて。いいイメージとして残ってるんだけど、どこか切なさもあり、今がある、みたいな。爽やかだけど熱い、でも綺麗っていう感情になる曲はなかなかないので、歌っていて“新鮮だな”って思いましたし、いろんな感情がぎゅっと入ってる曲だなって思います」

──何か思い浮かんだ風景はありましたか。例えば、<まだ何もない道の上で誓った>というフレーズは路上デビューを思わせたりしますよね。

坂本「それこそ振り付けを、名古屋城の路上デビューしたときから、最初の時代を見てくださっていた先生に67年ぶりぐらいに再びお願いしていて」

咲良「レコーディングのときは、私は一緒に歌ってるメンバーを想像しやすかったんですけど、ライブになると、その対象が変わるんですよね。サビでは<今はまだ君と歌いたい>って今をフューチャーしてるから、この時間=このライブがずっと続くといいなっていう気持ちになったりするし」

──うんうん。ライブでは帆華さんが“みんなで一緒に未来掴んでいく曲です”って曲振りをしていたので、余計に“君”というのは目の前でライブを見ているタフ民になりますよね。

秋本「そうですね。この4曲の中で披露するのが一番早くて。自分の中ではもう既に馴染んできてるんですけど、こんなに気持ちの入りやすい歌はないなと思って。1人のパートはまだ他の曲だと、ドキドキしたりするんですよね。“リズムずれないかな?”とか。でも、この曲に対しては、歌に引っ張っていってもらってるというか、気持ちがすんなり入って。目の前のお客さんに対して、未来を一緒に掴もうってことを素直に歌えるなって思いました」

──どんな未来をイメージしてますか?

坂本「グループでずっと言い続けてるのは、“もう1回、日本武道館でライブをしたい”っていうことですね。コロナもあって、改名してからはやりたいことも制限されていたので、当時、思い描いていた未来とは違う状況にはなってるけど、言ったことは叶えたいなっていうのは、みんなの心の中にあって。それは多分、応援してくれるファンの方も一緒だと思うので、どういう道になるかわかんないですけど、いつかは立ちたいなって思っています」

──もう1曲の「勲章」では、<駆け抜けたあの日>を振り返りながら、<手繰り寄せてく未来/自分次第で変わる>と歌ってます。

大黒「熱いですね。最初に聞いたときにはオープンカーで海が見えるところを走ってるみたいな爽やかなイメージがあったけど、サビになったら全然違って。この1曲の中でいろんな感情が揺れ動く曲だなって思います」

坂本「今、この4人で、TEAM SHACHIは、プライベートレーベルのワクワクレコーズで活動してるんですけど、本当にいろんな時代があって。全部アゲ曲で踊りまくって、毎回毎回が試練みたいな感じでがむしゃらにやってた時期もあれば、大変なことをいろいろと知って、壁にぶち当たった時期もある。いろんな時期を思い出したけど、全部をひっくるめて、それが今の私達で、勲章なんだなって言ってもらえた気がして。“大丈夫だよ”っていうふうに言ってくれた感じがありますね」

咲良「今までずっと未来を歌ってきたので、こういう曲が来て、一瞬ほっとしたんですよね。“頑張るぞ!頑張るぞ!”って、ずっと前ばっかり見てたけど、一旦やってきたことを振り返って、“これが勲章になってるよ”って、松隈さんに自分たちを肯定してもらえた感じがしました。“間違ってないよ”みたいな。成功も失敗も、ちっちゃいことから大きいことまでありますけど、そういうのも全部トータルで私達ですって自分たちで言ってる。言葉ではファンのみんなになかなかいえないけど、こうやって、自分たちが自信を持って歌で届けると、ファンのみんなにも自信が絶対伝わると思うんです。なんか、これからキー曲になってくる気がします」

坂本「そうだね。大事な曲だね」

秋本「いろんな分野において、がむしゃらに頑張ったことがある、頑張っている人に響く歌だなって思いました。私も実際、この曲で勇気づけられたし、なんか良かったなって思いました。この歌が響く人生を送れてて」

坂本「うんうん。これをライブでやった時にどういう気持ちになるのかな?っていうのがちょっと怖いね。今、語った通りの素敵な曲だから、実際にタフ民(TEAM SHACHIファンの呼称)を前にして歌ったときに、どんな感情になるのか。それが7月の「シャチサマ」で初めて披露するので、ちょっと楽しみでもあり、ヤバそうでもあり…今、想像しただけでちょっとグッときました」

──「勲章」の初披露の場となる夏の大型ワンマン「シャチサマ」はどんなライブになりそうですか?

秋本「今年の「シャチサマ」は特別なんです。“年に一度のお祭り”と言わせていただいてるんですけど、今年は、名古屋で、野外で、私達がデビューした名古屋城での初開催で、しかも、声出しっていう。嬉しいことが詰め込まれているんですけど、嬉しい楽しいの中にもきっとエモくて、歴史を感じる部分もたくさんあると思います。もう、早くやりたくて仕方がないです」

咲良「みんなではっちゃけることができなかったじゃないですか、ずっと。だから、はっちゃける場を提示したいし、自分たちも声を出すライブの空気感や感覚を思い出して、大爆発したいと思います」

大黒「コロナ禍では魅せるライブを意識してきて、やっとみんなで作り上げるライブができるようになってきました。今回は名古屋城でやるっていうこともあり、さらにエモくなる曲とか、グループとしての思い入れが強い曲を入れた、名古屋城で「シャチサマ」をやるのにふさわしいセットリストになったなって思います。あとは、私達が当時の印象のままで止まらないように、TEAM SHACHIとして一皮むけた状態で、みんなに体当たりできたらいいなって思います。ちょっと頑張りどころだけど、絶対に成功すると思います」

坂本「私達はグループとしては体育会系だなって思ってて。他のアイドルさんとフェスに出るタイミングがあっても、いわゆるアイドルらしく可愛く歌って踊るっていうよりは、メンバーのパッションや熱量で勝負するみたいなところが結成当初からあって。このコロナ禍は、声が出せないことで苦しかった部分もある中で、魅せるライブをしたり、いろんな新しい幅を見つけて、吸収することができました。でも、今回の「シャチサマ」に関しては、魅せることはあんまりないです」

秋本「あははは。魅せないの?」

坂本「魅せることは一旦置いて。魅せるよりは、パッションでぶつかる!」

咲良「体当たりライブ?さらけ出しライブ?お相撲だね。ぶつかり稽古ですね」

大黒「あははは。稽古なんだ!?」

坂本「そう!ぶつかって行こうっていうのをテーマにセットリストも考えたので。もう私達のパッション次第っていうか、裸でボーンと出される感覚と一緒。大袈裟にいうと、それぐらいのセットリストになってるから。今まで我慢してきたこの3年間のパッションを一気に解放した、一番楽しい私達が見れると思います。この瞬間を見ないと本当に損するって自信を持って言えるので、あの頃の人たちもそろそろ来い!って感じ(笑)」

秋本「少しでもシャチのことを見てくれてた人はね」

坂本「そう。あの頃に応援してくれた人はみんなきて!って思います。新しい方にも来て欲しいし、本当により多くの方に観て欲しいライブです」

大黒「みんな来てね!結構、前から告知してるんだから!(笑)」

咲良「あははは。待ってまーす」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ
写真/中村功

RELEASE INFORMATIONTEAM SHACHI「AWAiTiNG BEAR」

2023年628日(水)発売
CD/SDPC-1039/3,000円(税込)
Mカード/SDPM-1003/1,500円(税込)
ワクワクレコーズ

TEAM SHACHI「AWAiTiNG BEAR」

LIVE INFORMATIONSHACHI SUMMER2023 名古屋城 ~叫べ!夢と希望の銃弾を放つ夜~

2023年722日(土)
開場17:15 / 開演18:00(終演20:15予定)
愛知 名古屋城 二の丸広場

SHACHI SUMMER2023 名古屋城 ~叫べ!夢と希望の銃弾を放つ夜~

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