──すたぽらの皆さんはencore初インタビューとなります。それぞれ隣にいるメンバーを紹介お願いします!
くに「はい! あ…僕はReluか~。ちゃんと紹介できるかな?」
Relu「まず残念なのが、僕を紹介してくれるのがくにということですね(笑)」
Reluくに「大丈夫! 任せてください(笑)。水色担当のReluは楽観的な性格で、どんな物事もだいたい“いけるやろ~!”とみんなの背中を押してくれるムードメイカーのような存在です。Reluがいるとその場が明るくなりますし、元気も出るんですが、配信が終わった後に深く反省したり、マジメな一面もあります」
Relu「まぁ、大筋はあっていますね(笑)。本当の自分の良さを語ろうとすると、あと5,6時間はかかるのでこれくらいでいいですよ」
くに「こういうことをいいつつ、裏で“今日、あまりおもしろいこと言えなかったな…”と反省もできる人です」
Relu「ちょっと! それ言わないでよ(笑)」
Coe.Relu「では僕はCoe.くんを紹介しますね。彼はリーダーで赤色担当で、声が一番高いです。“高音厨”と言われるくらい高い声が得意で、歌もすごく上手です。すたぽらのリーダーなんですがメンバーの中では末っ子のような、わがままで一番甘えたがり屋です。“これできない!”、“これ食べたい!”と、赤ちゃんみたいな人間で、“面倒だな…”と思う所もありつつ、結局、“Coe.くんが言うならついていこう”と思えるカリスマ性も持ち合わせています。リスナーさんは“クソガキ”だと思っているんじゃないかな?」
Coe.「そこが可愛いってことだよね?」
Relu「そうですね、そうしましょうか(笑)」
──Coe.さんはその可愛い自覚があるんですね。
Coe.「あります(即答)」
一同「あはは!」
如月ゆうCoe.「では僕は如月ゆうを紹介します。ゆうくんは緑担当で、他の誰よりもメンバーカラーの緑を愛しているんです。とにかく緑色が好きで、“全世界を緑色に染め上げたい”という強めの思想を持って活動していて(笑)。イラストのビジュアルも可愛らしいですし、声も可愛くて、実際の喋り方や歩き方、字もすごく可愛いんですよ。それなのに、ものすごくストイックで、筋トレや運動など全てに対してマジメに取り組んで、肉体的にかなり強い人間でもあります。すたぽらのストロング担当です!」
如月ゆう「人並みにがんばっています!(笑)」
──プロフィールに“ほわほわ可愛いショタボ系男子。”とありますが、この言葉に騙されてはいけないですね。
Coe.「騙されてはいけません! みなさん騙されないでください!」
如月ゆう「普通の一般男性くらいなんだけどなぁ(笑)。
こったろ如月ゆう「では僕はこったろを紹介しますね。本人も豪語しているんですが、“音域おばけ”です(笑)。Coe.くんに負けず劣らずの高音も出ますし、低音も出て…5オクターブくらい出る歌声を武器として、頑張ってくれている頼れるお兄さんです。性格はものすごく天然で、常に変なことを言っています(笑)。掘ればほるほど面白い、変な人です!」
Coe.「知るほどに面白いよね!」
如月ゆう「今年の夏に、スイカをゴムで割るという、歌い手とは思えないようなことをしていたり…ヤバイ人なのかな?と思ったら、ものすごい先のことを計画していたりと、縁の下の力持ち的な存在でもあります」
こったろ「自分が意図していないところで笑いが起きていることが多くて…。それはもう、自分にとっての武器なのかな?と前向きに捉えています(笑)」
くにこったろ「では、僕はくにを紹介…えっと…う~ん…」
くに「初手で詰まるの、やめてくれる?」
こったろ「いや、優しい人です!(笑)」
くに「もっとあるでしょ!(笑)」
こったろ「彼はイケボでASMR配信などをしていた人で、声がすごくよくて、ラップも上手で、低音がすごくいいんです。キャラクター的には、“かまってわんこ王子”…王子や、彼氏的なキラキラしています。サバサバしていてちょっと意地悪しちゃうクールな所もある僕とは対照的に、くにくんは明るくて優しくて癒し的な存在です。でも、僕たちはスーパーカップルと呼ばれているくらい仲が良いんですよ」
Coe.「ただ、日本語があまりうまくなくて“くに語録”と言われる新しい言語を生み出しています(笑)。憎めない素直さと可愛さがあります」
──皆さんからのメンバー紹介を聞いただけで、キャラが濃いメンバーがそろっているのが伝わります。2021年4月にデビューし、結成5年目を迎えたすたぽらですが、この5年でどんな心境の変化がありましたか?
Coe.「5人が最初に集まった時は、それぞれが小さな規模で個人活動をしていました。その頃は、“5年続けよう”とか、“ホールライブができるようになろう”とかは全然思っていなくて、“少しは数字が伸びるといいよね”くらいの感覚だったんです。なので、今、こうやって活動できていることがものすごくありがたいですし、全員が熱中して打ち込めていることに驚いています」
くに「僕も同じことを思っていました。最初は趣味で活動していたのが、いまは人生になっているんです。人生になったからこそ、スタッフさんやリスナーさんへの感謝も日々大きくなっていて…」
Relu「趣味から人生へ。すごくいい言葉だね。さらに5年間も一緒にいるからこそ、メンバーが人生においてものすごく信頼のおける相手になりました。本当にメンバー間の仲が良くて、休みはみんなで旅行をしたりしています」
くに「ほぼ家族だよね。家族より一緒にいる!」
──大人になってから、そういったメンバーと出会えるのはすごく素敵なことですよね。
──そして、この5年間の楽曲を収録したベストアルバム『StarLight PolaRis THE BEST 2021 - 2025』が完成しました! 皆さんそれぞれのオススメの曲を教えて下さい。
こったろ「デビュー以来発表してきた100曲以上の楽曲があるからこそ、選曲にはかなり悩みました。たくさんの葛藤があったんですが、僕が嬉しかったのは、ライブで思い入れのある「SOAR」を収録できたことです。この曲はみんなで一緒にハモリを重ねて歌うんですが、みんなでボイトレをして、何度も練習してから挑んだ思い出もあるので、印象的です」
Coe.「この曲はすたぽらがライブに向けて成長する中で、一緒にどんどん成長したよね」
如月ゆう「rerecording ver.で過去のバージョンとはまた違う「SOAR」が完成しました」
こったろ「改めてレコーディングするだけでなく、プラス要素があるのがこのベスト盤の良さになっているので、聴き比べてくれたら嬉しいです!」
──「SOAR」はReluさんが楽曲制作をされていますが、どんな変化を感じていますか?
Relu「僕たちはみんな音域が違うので、せっかく作るなら、みんなのことを知っているからこそできる曲にしたいと思いました。2本の旋律を作って、低音と高音に分かれてお互いハモッていく構成にしています。曲自体が壮大なので、ある程度歌えないと見劣りしてしまう不安もあったのですが、今はライブでやるときもそこに負けることなくパワーを感じる曲になりました」
──そんなReluさんのお気に入りの曲を教えて下さい。
Relu「1周年の時に制作した「StarLight」はかなり思い入れが強かったので、ベストアルバムに入って嬉しかったです。当時、制作しながらも“すごくいい曲だ”と思っていましたし、今から考えると歌はまだ未熟だったので、rerecording ver.として、今の歌唱力で歌い直しができたのはすごく嬉しかったです」
──「StarLight」の歌詞はすごくエモーショナルですよね。
Relu「そうですね。この曲は、どのタイミングで歌っても当てはまるような曲にしたかったんです。当時から歌っていても“分かるな”という気持ちでしたし、今でもこういう気持ちはしっかりとあるので、これから先もずっと同じ気持ちで歌えると思いました」
Coe.「この曲はみんな好きだよね」
くに「大好き。ライブでも何回も歌っているしね」
Coe.「Reluさんが作る曲って、いつライブで歌っても感情的になって泣きそうになる曲が多くて。特にReluさんのソロ曲にそういった曲が多いんですが、それがすたぽらの曲としても存在するのがすごく嬉しかったのを覚えています。ライブではサビでみんなで円になって向かい合いながら歌うんですが、その時のみんなの表情をみていたらさらにエモい気持ちになるんですよ」
くに「こた(こったろ)がすごく顔をするんだよね!」
こったろ「無意識だった!(笑)」
──ではCoe.さんのオススメの曲を教えて下さい。
Coe.「「Star Ride Monster」です。この曲はReluさんが曲を作って、僕が作詞をした曲なんですが、初めて全国ツアーをしたときのリード曲だったからこそ、当時の思い出が詰まっています。あの時に来てくれたファンの方たちのことも思い出しますし、ベストアルバムに入れることができて本当に嬉しかったです」
──この曲も決意表明のような歌詞ですよね。
Coe.「そうですね。当時は尖っていたのか、悔しい事もたくさんありました。その時のオラオラ感も出ていて、今では出てこない言葉なのですごく気に入っています」
如月ゆう「この曲は僕もライブの印象が強いです。きっと、ファンの方ならこのイントロで踊れるんじゃないかな?って思うくらいライブでたくさんパフォーマンスをしていました。ものすごくキャッチーですし、わかりやすい振り付けなのに、歌詞が尖っていると言う、おもしろい楽曲になっています」
──そんな如月さんのオススメも教えて下さい。
如月ゆう「「U」が好きです。ベストアルバムには、これまでのすたぽらの歴史の中で大事な曲が収録されているんですが、この曲は比較的新しい曲です。それでも選ばれるくらい人気のある曲です。これまでは明るくてキラキラした曲や、エモい曲、楽しいゲームのような曲などが多かったんですが、今までにない…Reluさん曰く“気持ち悪い曲”になっています(笑)」
Relu「重い愛を描いています。ネットストーカーのような題材にもなっていますし…」
如月ゆう「でも、この執着深い曲がリスナーにすごく刺さったようですし、歌っていてもとても楽しいです。ただ、歌っているとついつい入り込みすぎてしまうので、パフォーマンスしている僕自身も、かなり気持ち悪い状態になっていると思います(笑)」
Coe.「この曲を作るときに、Reluさんに“ネットストーカーみたいな曲を作りたい”って雑に投げたんです。そしたらこんな世界観の曲が上がって来て…“さすがだな!”と思いました」
Relu「せっかく気持ち悪い曲を作るなら、全開で作ろうと、楽器類をすべて違う拍数でとったり、ピアノもミスタッチのような音をわざと入れたりしています。そこも注目してほしいですね」
くに「僕は「Mad Verse」と「花束のような毎日を」、この2曲が大好きです」
如月ゆう「両極端な曲だね」
Relu「真逆! でも、どっちもいいよね」
くに「「Mad Verse」では、僕が初めてゴリゴリのラップの作詞を担当しました。これまで「Star Ride Monster」のように途中でラップが少し入る曲はありましたが、ここまでしっかりとラップが入ることはなかったので、ものすごく悩みました。しかも、自己紹介ラップなので、それぞれの良さをどう表現するのかがすごく大事で、何度も書き直しました。今回、rerecording ver.では、よりみんなが自由にフローやリズムを変化させて自分のものにしていて、“すごくいい!”と思いました。もう1曲のお気に入りの「花束のような毎日を」は、すたぽらには珍しい王子様曲で、リスナーさんに直接的に愛を伝えるような歌詞の表現が多いので、ライブになると5人の王子様が降臨したような感覚になります」
──ベストアルバム『StarLight PolaRis THE BEST 2021 - 2025』にはかなり個性豊かな楽曲が収録されていますが、今後はどんな曲を歌っていきたいですか?
Coe.「楽曲は作り手によってもかなり変わりますが、Reluさんの歌詞は、ポジティブに未来を見ているような言葉が多くて。さらに、自由奔放で仲のいい僕たちが歌うからこそ伝わる多様性のメッセージも多いんです」
Relu「あと、聴いていて元気が出るような曲はずっと歌っていきたいです」
Coe.「そうだね。僕たちはアイドルだからこそ、ファンのみなさんに元気になってほしい気持ちが一番にあります」
くに「楽しい時だけではなく、辛い時も僕たちの音楽があって、聴いてくださっている方にとって、何かのきっかけになると嬉しいです」
──そして2026年1月31日には『StarLight PolaRis One Man Live in パシフィコ横浜 Sirius / Orion』が開催されます。どんなライブになりそうですか?
くに「今、絶賛準備中です! これまでのライブ以上に何倍もバージョンアップしたライブにしますし、“すたぽら推し曲総選挙”でリスナーさんに投票してもらって各部門で1位になった曲も歌うので、楽しみにしていてほしいです!」
(おわり)
取材・文/吉田可奈
RELEASE INFORMATION

すたぽら ベストアルバム『StarLight PolaRis THE BEST 2021 - 2025』初回生産限定盤(CD 2枚組)
2025年11⽉12⽇(水)発売
POCS-22903/4,950円(税込)

すたぽら ベストアルバム『StarLight PolaRis THE BEST 2021 - 2025』通常盤(CD 2枚組)

すたぽら ベストアルバム『StarLight PolaRis THE BEST 2021 - 2025』スターライトプライス盤(CD 1枚)
LIVE INFORMATION

StarLight PolaRis One Man Live in パシフィコ横浜 Sirius / Orion
2026年1月31日(土) 神奈川 パシフィコ横浜 国立大ホール
1部 -Sirius- OPEN 12:00 / START 13:00
2部 -Orion- OPEN 17:30 / START 18:30
