──全世界メジャーデビュー後初となるアルバム『AMAZONIA』。インタビューをさせていただいている時点(9月上旬)では鋭意制作中という段階ですが、今感じている手応えだったり、自分なりに挑戦していることだったりを教えてください。
TETTA「僕からいきます! こういうのは先に言ったほうがいいので(笑)」
HAYATO「あはは! 間違いない(笑)」
TETTA「今回はなんといっても「LUMINA」です。これは初めてメンバー全員で作詞をした曲です。これまで、「Reflection」で僕とEIKUが作詞をしたこともありましたが、“メンバー全員“というのは「LUMINA」が初めてなので、思い入れがすごく深いものになっています。レコーディングもかなり感情が乗って、いつも以上に気持ちを込めて歌えたっていう意味でも、手応えを感じた1曲です」
──『LIVE TOUR 2025 「LUMINA」』のテーマ曲でもありますね。
TETTA「はい。前回の『LIVE TOUR 2025 ||:ONE N' ONLY:||』のテーマ曲「BOOM BASH」とはまったく違う方向性で、「LUMINA」はバラードです。“この曲で、『LUMINA』ツアーから改めてスタートする”という強い気持ちも入っているので、ライブで披露するのが楽しみです」
──続いてはEIKUさん、どうですか?
EIKU「手応えですよね。手応え的には…えっと…手応え!?」
HAYATO「ないんかい! あってくれ!(笑)」
EIKU「いい感じに進んでいます(笑)」
HAYATO・REI・TETTA・NAOYA「あはは!」
EIKU「『AMAZONIA』というタイトルでもあるのでラテン調の曲が多いんですけど、いろんな楽曲が入っていて。特に「Gooey」は自分的に初挑戦だったと思っています。ワンエンらしさもありつつ、今までと違うテイスト…振り切ってるというか。グミをモチーフにした楽曲なんです。だから、サビの<Gooey Gooey Gooey Gooey>の歌い方も“キモかわ”みたいな…」
REI「そんなキャラクターみたいに言わないで(笑)」
EIKU「ちょっと鼻に掛けたような、キモかわいい感じで歌いました」
──EIKUさん的にはそこが聴いてほしいポイントになるんですね?
EIKU「はい。クセになるような質感で歌っているので、ぜひ聴いてみてください」
──では、この座っている順に聞いていきますね。HAYATOさんはアルバム『AMAZONIA』について、現状の心境としてはいかがですか?
HAYATO「アルバム全体としては、やっぱりメジャーデビュー後の初アルバムなので、僕たちにとって名刺代わりになるような1枚をイメージしながら作っています。収録曲に関しても、ワンエンの持っている要素を反映したいろんなタイプの曲たちを収録しています」
――『AMAZONIA』というタイトルもワンエンらしいですね。
HAYATO「『AMAZONIA』は、“今までのワンエン“と“これまでのワンエン“を考えて行き着いた結果、先に出てきたワードです。全体のパッケージからは少し亜熱帯の雰囲気を感じてもらいたいです。そうなんですけど、リード曲の「Gooey」のような曲は今までやったことがない感じです。ダンスも含めて、新感覚の部分もたくさんあるので、パフォーマンス込みで楽しみにしていてほしいです」
──続いてはREIさん。
REI「僕らは昔から「EVOL」とかをはじめ、パワフルでラテンミュージックっぽい感じ、裏乗りでみんなが乗りやすい感じを意識しているんですけど、今回のアルバムではそういう楽曲が多く収録されていると思っていて…「BE FRESH」と「イタズラSummer」はそういう曲調です。特に「イタズラSummer」はサウンドはそこまで激しくないですけど、僕たちの声だけでノってもらえるような楽曲になったと思います。声がかなりアッパーな感じで。激しさもありつつ、明るさもありつつ…僕的にはそこが悩みながらではあったんですけど」
──サウンドのリズムに頼らず、自分たちの声だけでノリを出すところが難しかったんでしょうか?
REI「そうですね。自分たちの技量も試されているというか…。それでも南米らしいパワフルさ、ノリの良さは表現できたと思うので、ぜひそこを感じてもらいたいです」
──NAOYAさんはどうでしょうか?
NAOYA「『AMAZONIA』というタイトルについて言うと、アマゾンの熱帯雨林っていろんな顔を持っていると思うんですけど、それにちなんで、いろんなジャンル…王道のJ-POPもあれば、ワンエンらしい楽曲、ライブ映えする楽曲と、どこかに偏るというより、バランスの取れた仕上がりになっていると思います。HAYATOも言っていましたけど、本当、ワンエンの名刺代わりのアルバムになっている手応えはすごくあります。個人的には、いろんな歌い方にも挑戦しているので、そこが(レコーディングをしていても)楽しいです」
──みなさんの間でも話題に上がってましたが、今作のリード曲で先行配信されている「Gooey」。選曲はHAYATOさんを中心に行われたんですか? この曲をみなさんが初めて聴いたときの印象も気になります。
TETTA「みんなで「Gooey」を選びました。候補曲として10数曲を聴かせてもらったんですけど、「Gooey」が一番光っていた感じがして。やっぱり面白いし、それこそTikTokとかで流行りそうな未来を感じたというか…。“この曲をさらに自分たちの色に染めてパフォーマンスしたい”という理由で決めました。もともとはもう少しラップが多かったりしたんです」
──そうだったんですね。
TETTA「はい。ラップが多めだったのを歌ものにしたり、構成もいろいろ変えたりしました。だから、初めて聴いたときよりさらに進化していのが、完成形の「Gooey」です」
──その進化させた方向とか幅がワンエンらしさに繋がったと思うのですが、進化させるときに意識したポイントはどういったところでしたか?
HAYATO「まず、アルバム『AMAZONIA』のリード曲なので、“メンバー全員が輝けるように“というのを意識しました。とはいえ、ボーカルが3、ラップが2の割合なのでパート分けは難しかったんですけど…。でも、今までのような”ボーカル担当は歌、ラップ担当はラップ”というよりは、それぞれの声質に合ったパートにもチャレンジしたのも新しい試みというか…ここ最近のワンエンの新しいエッセンスも取り入れてます。特に、1サビ終わりから2Aに入るところの質感は、総替えしたんですよ。もともとはヒップホップ調というか、90’sっぽいポップサウンドだったのを、それよりも衝撃的なサウンドがいいと思って。そういう僕たちの意見をもとに、最近のトレンド的な、ビートチェンジをガッツリしていく形を作家さんがうまく昇華してくださいました。さらに、EIKUの最後の2Aのパートでテンポも落として…という仕掛けも面白いと思います」
──そこを歌うEIKUさんはレコーディングのときにどんなことを意識しましたか?
EIKU「え〜、なんだろう?」
TETTA「雰囲気を変えるのに重要なポイントだから!」
EIKU「確かに…」
HAYATO「あそこの声質、結構いいよね。ちょっと明るめで」
EIKU「でも、あそこはデモの段階ではかなりふざけた調子になっていたというか…サビは“キモかわ”で、そこは“ウェーイ!”ってなりました(笑)。この楽曲を決めるときに、“ウェイ”と”キャー”を意識しながら聴いていて…」
NAOYA「そうなんです。“ウェイ”と“キャー”の要素がある楽曲にしたいね。そんな話から始まりました」
──なるほど、楽曲を決めるときにそういうニュアンスから始まることもあるんですね。
NAOYA「<飽きさせない time/Do you want?>で“キャー”となって、<Feel ima 新食感の Fool sway cool guy>で“ウェイ”ってなる…」
──SWAG(ONE N’ ONLYのファンの呼称)たちの反応も含めて、巻き込み系の曲作りですね。
EIKU「はい。だから、そこもみんなを巻き込むような感じで歌いました」
NAOYA「こういう楽曲についての会議を全員でやったのは初めてでした」
──全員でという意味では、冒頭でTETTAさんが話してくれた「LUMINA」も5人が作詞に参加。もともと自分たちで作詞をしてみたい気持ちは持っていたんですか?
TETTA「“自分たちで歌詞を書きたい”というのは以前から思っていて。今回、全世界メジャーデビュー後初となるアルバムで実現しました。最初は“それぞれが単語とか言葉を書いて、それを作家さんに渡して組み立ててもらう“という案とかもあったんですけど、最終的には”メンバー全員で1から最後まで作ろう“ということになりました」
──歌詞を書くにあたってみんなで共有したテーマ、コンセプトというのはありましたか?
HAYATO「ツアータイトルが“LUMINA”で、そのテーマソングなので、すごくざっくりではあるんですけど、“やっぱりバラードだよね”という認識はみんなの中にありました。歌詞の内容については、LUMINAツアーの解釈とリンクする部分があるので、“ツアーを見て感じてもらいたい”というがありつつ…。“LUMINA”はラテン語で“光”を意味する言葉なんです。その“光”が何なのか?をみんなで話していく中で、僕たちにとって、それはまずSWAGの存在で。いろんな捉え方ができる歌詞だとは思うんですけど、SWAGへの感謝や、想いをかなり意識しながら、みんなで作り上げていきました」
──完成した歌詞について、REIさんはどんな印象を持ちましたか?
REI「自分たちが作詞したので、歌割りもなるべくそれぞれが作詞したところに振り分けたんですけど、そうじゃなかったとしてもやっぱり想いは乗っています。(歌詞に書かれているような)そういう状況を浮かべながら歌うと、自分でもこれまでと違いましたし、SWAGのみんなの聴き取り方も変わってくるのかな?と思うので、全員での作詞に挑戦してよかったです」
──NAOYAさんは作詞に参加されてどうでしたか?
NAOYA「んー…大変でした(笑)。5人それぞれが考えてきたものをすり合わせて、いいところを汲み取ったりする作業がとても大変だったんですけど、それが逆に楽しくもありました。書いてきた歌詞を見て、みんなが“こういう歌詞考えてくるんだ”みたいな。“意外に性格が出るな”とも思ったので、誰がどこのフレーズを考えたのかを想像しながら聴いてもらうのも楽しいと思います」
──アルバムのリリースに先駆けて『LIVE TOUR 2025 「LUMINA」』が始まりますが、『AMAZONIA』リリース後には、ワンエン史上最大キャパとなる神奈川・ぴあアリーナMMでのツアーファイナルが行われます。そこに向けた意気込みを教えてください!
EIKU「“やっとアリーナに行ける!”というのもありますし、メジャーデビューして最初のツアーのファイナルなので、進化したワンエンを見せたいです。もちろん自分たちが作詞した「LUMINA」も披露しますし、そこでは“ステージが大きくなっても僕たちの気持ちは変わっていない“というのを伝えたくて。感謝の気持ちに加えて、今まで支えてもらった分、今度は僕たちがSWAGのみんなを後押しできるような、そういうエネルギッシュなツアーファイナルにしたいです」
TETTA「『LIVE TOUR 2025 ||:ONE N' ONLY:||』のツアーファイナルの日本武道館公演2Daysも、僕たちの魂を注いでできたライブになったので、今回も、コンセプトこそ違いますけど、“LUMINA”というテーマで今持っている僕たちのすべてを出して、“日本武道館よりも良かったね”って言われるようなライブにしたいです。そして、何よりSWAGを幸せにしたいです。だから、ほんとうに楽しみにしていてほしいです!」
NAOYA「日本武道館を越えるのはもちろんなんですけど、今回は一つの作品を見ているようなというか…“LUMINA”という世界観に浸ってもらいたいです。それで、ワンエンが作り出すライブの面白さや楽しさを改めて実感してもらえると、うれしいです」
REI「今回は自分たちで作詞した「LUMINA」もありますから、とにかく気持ちを全面に押し出して臨みたいです。そこではSWAGのみなさんへの感謝と、将来に向けての僕たちの理想像をどんどん見せていくので、それについてきてほしいです」
──では、最後はリーダーのHAYATOさんから。
HAYATO「はい。僕もみんなと同じ感じなんですけど、今回のツアーに“LUMINA”というタイトルをつけたところから、みんなで話し合いながらテーマを深掘りしてきました。そうやって生まれたストーリーや、流れを純粋に楽しんでもらえるとうれしいです。本当にワンエンの日本武道館までの道のりは、みんなにたくさん支えられてきたからだと強く感じていて…。今回のツアーではさらにみんなの背中を押せるようなパワーに加えて、アーティスティックな一面も出したいと思っているので期待してほしいです」
(おわり)
取材・文/片貝久美子
写真/中村功
RELEASE INFORMATION

ONE N’ ONLY『AMAZONIA』UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤(CD+グッズ)
2025年11月26日(水)発売
PDCJ-1154/5,980円(税込)
LIVE INFORMATION

LIVE TOUR 2025 「LUMINA」
9月20日(土) 宮城 仙台サンプラザホール
<1部>開場13:00/開演14:00
<2部>開場17:30/開演18:30
10月11日(土) 東京 東京国際フォーラム ホールA
開場17:00/開演18:00
10月12日(日) 東京 東京国際フォーラム ホールA
<1部>開場13:00/開演14:00
<2部>開場17:30/開演18:30
10月16日(木) 大阪 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
開場18:00/開演19:00
10月17日(金) 大阪 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
<1部>開場13:00/開演14:00
<2部>開場17:30/開演18:30
11月3日(月・祝) 福岡 福岡サンパレス
開場17:00/開演18:00
11月8日(土) 愛知 愛知県芸術劇場 大ホール
開場17:00/開演18:00
11月9日(日) 愛知 愛知県芸術劇場 大ホール
<1部>開場13:00/開演14:00
<2部>開場17:30/開演18:30
11月29日(土) 神奈川 ぴあアリーナMM
開場17:00/開演18:00
11月30日(日) 神奈川 ぴあアリーナMM
開場17:00/開演18:00
EVENT INFORMATION

ONE N' ONLY Fan Meeting「ドタバタ!? SWAGとひとつ屋根の下で⋯」
2026年1月26日(月) 神奈川 KT Zepp Yokohama
開場17:30/開演18:30
2026年2月1日(日) 北海道 Zepp Sapporo
開場17:00/開演18:00
2026年2月6日(金) 愛知 Zepp Nagoya
<1部>開場13:30/開演14:30
<2部>開場18:00/開演19:00
2026年2月7日(土) 大阪 Zepp Osaka BaySide
<1部>開場13:00/開演14:00
<2部>開場17:30/開演18:30
2026年2月15日(日) 東京 Zepp Haneda(TOKYO)
<1部>開場13:00/開演14:00
<2部>開場17:30/開演18:30
2026年2月22日(日) 福岡 Zepp Fukuoka
<1部>開場13:00/開演14:00
<2部>開場17:30/開演18:30
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