――昨年10月にスタートした47都道府県ツアー『ONE N’ SWAG ~Hook Up!!!!!!~』も残すところわずか(※取材時)。ズバリ、今の心境はどうでしょう?
REI「あとちょっとって感じですね」
HAYATO「“やっとここまで来た”っていうのが正直なところです。あっという間とかではないよね?」
TETTA「いや、気付いたら一瞬でしたね」
HAYATO「絶対嘘だろ(笑)」
――(笑)。4か月以上なわけですから短いとは言えないですよね。でも、それだけに成長や進化を感じることもあると思うのですが、現時点での手応えはどうですか?
KENSHIN「やっぱりライブ力は上がっていると思います。SWAG(ONE N’ ONLYファンの呼称)のみんなを巻き込むことを今回はすごく考えていて、曲によっても煽ったり、その土地ならでは感を出したりとかして」
HAYATO「毎回、その日だからこそって空気感が作れているよね。あと、毎公演、どれくらい地元の方や出身の方がいるのかな?って気になるので聞くんですけど、毎回すごくたくさんいてくれて。SWAGって本当に日本中にいるんだな!って体感しています」
KENSHIN「北から南まで、本当に各地にSWAGがいてくれるんです」
HAYATO「本当にうれしいです。今回僕らがいろんな場所に行って、SWAGが例えば沖縄とか、九州とか、北海道とか、遠いところから僕たちに会いに来てくれているっていう、その距離を実感することもできて。改めて感謝の気持ちを持って活動したいなって思いました」
――ハードではあるものの、確実に自分たちの血となり肉となるツアーになっているんですね。
HAYATO「そうですね。(TETTAを見ながら)血となり肉となる…」
REI「(TETTAに向かって)肉になりすぎなんだよ(笑)」
――読者の方にわかりやすいように言うと、TETTAさんは今、片手にスツールを持ってアームカールをしています(笑)。
HAYATO「お前、すごいな(笑)」
――TETTAさんが鍛えているのはライブに向けて?
TETTA「いや、3年後のRIZINに出たいなと(笑)」
REI・EIKU・HAYATO・KENSHIN・NAOYA「(爆笑)」
TETTA「っていうのは冗談で、僕、前に筋トレをやっていた時期があるんですけど、それを止めてから痩せ型になっちゃって。でも、やっぱり筋肉があったほうがダンスも映えるんですよね。昨年、イベントでTHE RAMPAGEさんのステージを観たときも、みなさん身体大きいじゃないですか。迫力があるし、カッコいいなと思って。あとは、映画『100秒の拳王-ケンカバトルロワイアル-』で主演させていただくことが決まったことが大きいです」
HAYATO「そこでしょ。忘れてんなよ(笑)」
TETTA「すみません(苦笑)。映画に向けての身体づくりで筋トレを始めたらスイッチが入っちゃって。止まらなくなっちゃいました」
REI「映画がなかったらむしろ止められてるわ(笑)」
TETTA「映画がなければ今も細いままだったろうしね。人って変わるなぁって思います(笑)」
REI「TETTAは変わりすぎ(笑)」
――(笑)。
――では話を戻しまして、現在開催中のツアーから生まれたのが、3月1日に配信リリースされた「TALKIN’」。対話することの大切さを歌った楽曲です。
HAYATO「もともとはテレ東 ドラマプレミア23『ブラックガールズトーク』のエンディングテーマのお話をいただいて、そのドラマが“おしゃべりして心のデトックスをはかる”って内容だったんです。それプラス、僕らの47都道府県ツアーの雰囲気というか…すごく距離感の近いライブになっているんです。そこでSWAGのみんなと会話することや、同じ時間を共有することの楽しさを伝えたいな!っていうので、この曲ができました」
――聴いたときの印象はどうでしたか?
REI「シンセサウンドっていうのにびっくりしました。ワンエンらしくないというか…でも、歌詞もストレートだし、サウンド的にも聴きやすいなって思いました。日常に溶け込みやすいので、ドライブ中に聴くのもよさそうです」
――ライブではまだ披露していないとのこと。MVは公開されていますが、振り付けのポイントなどについてNAOYAさんから紹介してもらえますか?
NAOYA「なんだろう…かなり歌っている人が目立つというか。歌っている人を中心に、周りで踊っている5人を引き連れているような構成が多いです。2番に入るとTETTAとHAYATOとKENSHINが1人ずつ踊って、最後にその3人がユニゾンになって。そのときEIKUは、なんていうか…歩いて待ってる、みたいな?」
EIKU「歩いて待ってる(笑)」
REI「その言い方やめて(笑)」
TETTA「時間潰しをしています(笑)」
REI「その言い方はもっとダメ(笑)」
NAOYA「いやいやいや(笑)。なんていうの?全員がユニゾンで踊るところがそんなにないっていうか」
EIKU「言語化するとよくない(笑)」
――各々踊っている感じが、この楽曲の雰囲気に合ってるんでしょうか?
HAYATO「そうですね。“chill”がテーマなので、(振りには)余裕感があります」
NAOYA「今までみたいな激しい振りというよりかは、そのチルさだったり、みんながゆったりしている感じを楽しんでもらえる振りになっています」
――「TALKIN’」には<集まれば We can’t stop 尽きないネタ Endless>というフレーズも出てきますが、ワンエンのみなさんは普段からめちゃくちゃ仲良しですよね。インスタライブとかも一緒のことが多いイメージがあります。
HAYATO「インスタライブは誰か1人が始めると、みんなすぐに集まるんですよ。あれ、なんなんだろう?…磁石みたいに(笑)。マジですごくない?」
EIKU「確かに。何も決めてないのにね」
TETTA「通知が来るから普通に見てると、“じゃぁ入れよ”って感じになって」
HAYATO「でも、インスタライブって4人までだから、入りきれないと(インスタライブを)やってる人の部屋に行ったりして(笑)」
――カメラが回ってないところでも、ああいった感じでワイワイおしゃべりしているんですか?
REI「「TALKIN’」みたいな感じじゃないですよ」
HAYATO「「TALKIN’」は大人の余裕っていうイメージですけど、僕らはまったく余裕がない(笑)。くだらない話しかしていません」
KENSHIN「え?アフタヌーンティーやってるじゃん!」
HAYATO「MVの中だけね(笑)」
TETTA「あと、政治の話とかしてるよね」
NAOYA「してないだろ(笑)」
HAYATO「1回も聞いたことないわ(笑)」
EIKU「基本うるさいというか、賑やかです(笑)」
――その一方で、ライブを終えた後にみんなで集まることも増えてきたとか。
REI「そうですね。radio encoreの収録でHAYATOも言ってましたけど、自分たちがどうしたいか?っていうのを具体的に、メンバー全員で話すようになりました。やっぱり僕らなりの見せ方だったり、方向性だったりに関して自覚している部分もあるので、そこをいかに伝えて、なおかつ楽しいライブにするか?っていう話題を、主に話しています」
EIKU「最近だと、ツアーが続いてることもあって、ボイトレの先生が一人ひとりにライブでの目標を送ってくれるんです。それに対して、例えば他のメンバーがアドバイスするとか、リハーサルの段階からそういうことを話す機会もすごく増えました」
――ここからは新曲「DOMINO」についてうかがいたいと思います。“chill”をテーマにした「TALKIN’」に対して、「DOMINO」はラテン色を盛り込んだワンエンらしい楽曲ですが、先のradio encoreでは“ブラジリアン・ファンク”という聞き慣れないワードが出ていました。まずは、どのようにしてこういうテイストの楽曲が生まれたのかを教えてください。
HAYATO「僕たちがブラジルでのライブなどで得た刺激を、楽曲にも反映させていきたいっていうのでJUNEさんに相談して、「DOMINO」を作ってもらいました。今、ブラジルの若者の間で流行っているファンキ(Funk)って音楽ジャンルがあるんです。いわゆるソウル的な要素のファンクとは違うもので、さらにその派生ジャンルがブラジリアン・ファンクです。リズムもかなり特徴的で、ズッチャッチャ ズッチャッチャだったり、独特な掛け声が入っていたり…」
――「DOMINO」にも入っていますね。
HAYATO「そうなんです。「DOMINO」にはそういうジャンル特有の要素が散りばめられていて、トラックからかなりブラジル色が強くなっています。しかも、それがブラジルの中でもかなり幅の狭いブラジリアン・ファンクだっていう…」
――メンバー発信で生まれた楽曲だったんですね。
EIKU「こういうラテン調の楽曲を増やしたいっていうのは、もともと僕たちも考えていて。それこそHAYATOから“次の楽曲はどういう感じにしたい?”って会話もあって、メンバー間でイメージを共有したり、提案したりするなかで、やっぱりラテンの曲調はノリやすいし、聴きやすくていいんじゃないかってなったんです。それをJUNEさんがうまく日本の音楽性と融合してくれて、その結果が「DOMINO」になりました。初めて聴いたときは、“ヤベェな!”って(笑)」
――中毒性が高いですよね。
EIKU「イントロからして強烈ですよね。ライブでもすごく盛り上がりそうです」
TETTA「確かにライブ映えしそう」
――TETTAさんはバラード好きなイメージもありますけど、今回の「DOMINO」にはどういう印象を持ちましたか?
TETTA「ワンエンならではの楽曲になってるって思います。攻撃的なサウンド、プラス、ラテン調って、あまり世に出てない感じの雰囲気なところもいいなと思いました」
――こういうことってワンエンにしかできないですね。
KENSHIN「そうですね。ブラジルっていう背景があったりすることを含めると、僕らがこの5年間で積み上げてきたものが、この「DOMINO」なんだと思いました」
――日本国内はもとより、先ほどのHAYATOさんのお話だと、ブラジリアン・ファンク自体がブラジルでもかなり限られたジャンルとのこと。そういった情報をどうやってキャッチしているんですか?
HAYATO「Spotifyのバイラルチャートでブラジルとかメキシコとか、実際に僕たちのファンがいる国のチャートを見たりしています。でも、今回の「DOMINO」に関して影響が大きかったのは、初めてブラジルに行ったときに観た現地のラッパーの方のライブなんです。すごく印象に残ったので、その後もそのラッパーの曲を聴いたりしていたんですけど、曲調が、ヒップホップなんだけどなんか違う…みたいな。で、“なんだろう?”と思って調べたら、そういうジャンルがあることを知ったんです」
――現地の空気感を肌で知るっていうのはすごく大事なんですね。
――南米で思い出したのですが、以前みなさんに思い出に残っているライブをうかがった際、EIKUさんがナオト・インティライミさんの名前を挙げていて。
REI「僕ら全員で観に行かせてもらったんです!」
――そうだったんですね。ナオトさんといえば、アジア出身の歌手として初めて世界的ラテンレーベルと契約していますし、現地の情報にも精通していると思うのですが、連絡を取り合ったりすることもあるんですか?
HAYATO「ナオトさんとはLINE交換しているので、結構連絡を取らせていただいてます。今もマイアミかどこかに行ってて(※取材時)、この間は現地のラテン料理レストランのショーに飛び入り参加して歌っている映像が届きました(笑)。そうやって自分でどんどん開拓していくって、本当すごいですよね。現地の方との交流の仕方とかも含めて、すごく影響を受けているというか、それで僕もスペイン語やポルトガル語の勉強をしているんですけど。日本でラテン的なところを攻めている方ってそんなにいないので、ナオトさんには本当に刺激をもらっています」
――「DOMINO」にどんな振り付けが付くのかも気になります。今回の振付師さんはどなたですか?
HAYATO「韓国を拠点に活動している方で、最近だとPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSのダンストレーナーを務めたりもしたYUMEKIさんに初めて振り付けしていただきました。今ホットな方にお願いできたので僕らもうれしいですし、注目してほしいなと思います」
――どういったテイストの振りになっているのでしょう?
KENSHIN「サビの部分では、手とか腕、最後は身体がどんどん傾いていく感じで、<DOMINO>ってワードを全身でしっかり表現しています。あと、曲中で重心がすごく低いところがあったりして、高低差みたいなところも面白いですし、サウンド同様、振り付けにも中毒性があるというか…真似したくなるような振りだと思うので、TikTokとかでチャレンジしてほしいです」
――「DOMINO」リリース後は、4月27日にパシフィコ横浜公演が控えています。47都道府県ツアーの集大成として、どんなステージを見せたいですか?
TETTA「47都道府県、最後のパシフィコ横浜に向けて、いろんな方たちと“Hook Up!!!!!!”してきました。大事な大事なライブなので、これまでの46公演で培ってきたものをパシフィコで出したいですし、SWAGのみんなも一緒に” Hook Up!!!!!!”してきてくれたので、みんなで一丸となってデカいライブにしたいです。そこでいい結果を出して、また次の大きいステージに繋げていけるライブにしたいです!」
――演出やセットリストなどの見どころは?
REI「セットリストはこれまでと全然変わってくるので、そこはもちろん楽しみにしていてほしいです。演出的な点でも、例えば…こういう組み合わせがあるんだよ、とか、いろいろ考えています(笑)。純粋に面白いライブになると思います。面白さがドミノのように加速していく気持ちいいライブになると思うので、楽しみにしていてください!」
TETTA「最後、ナオくんまとめて!」
NAOYA「え〜、なんだろう…衣装は今回、僕とEIKUがやっているので」
EIKU「はい。衣装やってます!」
NAOYA「どんな衣装になるのかも楽しみにしててください!」
取材・文/片貝久美子
写真/中村功
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