――フルアルバム3枚目、しかも自主レーベル「11.7」からの初リリースということで、それ以前のマインドセットとの変化はありましたか?

武市和希「もともと僕たちは音で風景であったり情景であったり、そういったものを意識して曲作りをするバンドなんですけど、意識した部分としてはリリース日が5月22日なので、春とも言えるし、ちょっと夏にも近づいているような曖昧な季節に似合う曲たちを揃えたかったっていうのがあって。それはいい感じでできたかなっていうのはあります」

――前作にあたる2023年リリースのミニアルバム『きおくのすみか』がセッションで作るというアプローチとしては、原点回帰的な部分があったのかなと思うんですけど、そういう意味で前作を参照しながら変わっていった部分はありますか?

武市「『きおくのすみか』はそうだったんですけど、そこから大きく何か変わったかっていうと、DAW上でアレンジを足してった曲もあるのはあるんですけど、ガラッとすべてをDAW上で作るといったことはなくて、曲によってどっちの方がいい方向に進むかを話し合いながらですかね」

――実はそのふたつの手法が両立してる印象を持ったんですが、バンド内ではどういう共通言語があったんでしょうか。

武市「ありがとうございます。僕としては2022年リリースの2ndアルバム『OOODER』あたりはポップさとか4人だけの音じゃちょっと圧が出ないという部分で結構音を構築していたんですね。それとは別にレーベルを立ち上げて自分たちの好きなことができる環境っていうのはもちろんあるんですけど、そこでバランス感をすごく考えていて。聴きにくいものばかりになってしまうと今まで歩んできた道を全部否定しているような気にもなるし、僕自身が結構ポップなものもすごく好きなので、何かそのmol-74らしさ、情景が見える楽曲であまりコアに寄りすぎないようにというか。自分たちの音楽を聴いてくれてる人たちがめちゃくちゃマニアックな音楽が好きかというと意外とサブスクのトップソングを見てもポップなものが受け入れられてる印象があって。そことうまく両立したかったというのは僕個人としてはあって。そういう意味ではすごくバランスが取れたのかなとは思ってます」

井上雄斗「武市とかぶる部分も多いんですけど、やっぱり自主レーベルになって自分たちが出したいタイミングでその時に合った音楽を出せるのは自分たちにとってはヘルシーだし、すごく大事な部分だなとは思っていて。より今回はその場所を狙えてピンポイントにリリースできるかなっていう部分がありますね。その中でさっき武市が言った聴きやすさみたいなところにメンバー4人でどれぐらいポップに寄るか、どれぐらいクールな感じで行くかみたいなものを制作の初期段階に何度もミーティングしましたね」

髙橋涼馬「バンドの中の共通言語かどうかは分からないですけど、前作『OOODER』は数年間デモを出し続けてその中からバランスをとって一枚のアルバムのコンセプトを作っていくような形だったんですけど、今回は2023年から2024年にかけての冬の2、3ヵ月の間でほとんどの曲を作ったので、そういう意味では共通言語がいらないぐらい短い時間でガッと作ったんですね。みんな同じ方向を向いてたり、曲自体もこの曲があるから次はこういう曲が必要かなっていうものをみんなで一個一個確認しながらアルバムを作っていった経緯があるので、そういった意味では前作より何か共有していたり、曲ごとの関連性っていうのは強いものができたのかなとは思ってます」

坂東志洋「バンドのムード的なことに関しては自主レーベルになってからやっぱり、より自由というか肩の力が抜けたというか。よりやりたいことができるようになった空間ではあるのかなとは思ってます」


――武市さんのセルフライナーによると、1曲目の「Φ12」は「楽曲それぞれの主人公の瞳で捉えた光に焦点が当たるような意味合い」とあります。これは曲が集まってきてからできたテーマなんですか、それともこのテーマがあって曲が集まってきた感じなんですか。

武市「もともと昨年末に「Mooner」と「寝顔」って楽曲はデジタルリリースされていて、そのちょっと前ぐらいからこのフルアルバムの話が出始めたんです。そこで何か一つでもいいから、曲それぞれがつながってるひとつのテーマが欲しいってなったんですね。で、「Mooner」っていう楽曲は月明りで「寝顔」は朝の光だったりして、光っていうものを一つテーマにして作れば曲たちが手をつないでくれるんじゃないかなっていうのがまずあって。なので最初は「Φ12」って曲はもちろんなくて、ただアルバムのプロローグ的な曲があった方がよりアルバムの一体感とかストーリー性、別に曲それぞれが同じ主人公ではないんですけど、何か一つまとめてくれるというか、そういった曲が欲しいなあっていうので作ったのが「Φ12」ですね。アルバムの曲が半分ぐらいできたタイミングだったと思います」

――アレンジは他の曲に比べると割と体験的で、しかもアルバムの鍵でもあるのかなと。

武市「カッコいいアレンジで僕自身はすごく好きな曲ではあるんですけど、ただそういった曲ばかりだとファンの人が果たして喜んでくれるものになるんだろうかって思って。そうなった時に僕自身がポップさは必要ないやっていうふうになっていればたぶんそっちの方向に誰が何と言おうと行ったと思うんですけど、僕自身どっちも好きみたいなところがあるんで、ただ“僕たちがやりたかっただけです”で終わらせないアルバムにしなくちゃいけないのかなと思って。で、冒頭でお話したんですけどバランス感っていうんですかね、自分たちがカッコいいと思うものと、あと自分がカッコいいと思った上でいい曲っていうか耳馴染みのいいメロディと聴きやすさは意識した部分ではあって。なので確かに「Mooner」が一番最初の曲じゃなかったらまた違った方向に進んでいたのかもしれないですね」

――この楽曲に関しては髙橋さんのアイデアがアレンジに生かされているそうですが、具体的にはどういうことを提案したんですか?

髙橋「かなりこの曲は打ち込み要素が多くて、そのあたりは家で僕が一人で作り込んだ部分が大きくて。そこにボウイング(弓弾き)のギターであったり、バッキングの武市さんのギターを乗せてもらって作った形ですかね。なのでもともとはバンドサウンドのアレンジで進めてたものではあったので、かなりガラッと変えちゃったぜみたいな感じです」

――次の「通り雨」はブレイク的な楽曲だそうですが、かなり重要な役割を果たしているような気がします。

武市「これは1コーラスの曲なんですけど。最初はフルコーラスで作るイメージで僕が家で弾き語りで作ったんです。ただ、メンバーに聴いてもらった時にあんまり長いイメージができないって話になって、1コーラスぐらいがちょうどいいんじゃないかという風になったんで、それなら1コーラスにしようかってなったんです。ただアルバムの中間にこの曲があったときに、この曲があって次の曲が普通に全然違う曲で始まったらすごく浮きそうというか違和感が生まれてしまいそうだなっていうのがあって。この「通り雨」に続くような曲があった方がいいんじゃないかなと思って「BACKLIT」を作ったところがあるんで、ある種鍵になってると言えば鍵になってるかもしれないですね。そのアイディアから「BACKLIT」は生まれてるので」

――なるほど。「通り雨」って世界に置いて行かれそうな時に没入できる曲だなと感じました。

武市「ああ、そうですね。僕が夢を見た時のその情景と朝起きた時の“あ、夢だった”っていう感覚の距離感みたいなものを歌詞にしてるんですけど、そうですね。高校生の時に自分が戻ってる夢だったんですけど、今のこの年齢の自分としてそこの高校生活を送ってるんですよ。でもみんな普通にあの頃と同じような感覚で接してくれてて。で、目が覚めたとき別に高校時代に何か後悔があったりとかそういったわけじゃないんですけど、すごく落し物をしてきたような感覚っていうんですかね。絶対にもうそこに戻ることがないような夢ってたまに見ることがあるじゃないですか。で、目が覚めたときにそっちの方がすごく充実してたような感覚が結構あるんですけど、僕ほぼほぼ毎日夢を見るんですね(笑)」

――それは熟睡できていないのかもしれない(笑)。

武市「そうなんですよ(笑)。昔からそうで。なんかその目が覚めた時の孤独感というか、夢のほうがすごく輝いて見えたりとか。そういった心情を歌詞にしたっていう感じですね」

――「通り雨」があることで「BACKLIT」の質感や空気にすごくスムーズに接続しますよね。

武市「ああ……そう感じてもらえたのであれば良かったです」

――「BACKLIT」の曲調も面白いですね。インディポップならインディポップだけで通すと思うんですけど、いわゆる邦ロック的な要素も合って、それが両方ある曲って珍しいなと。

武市「なるほど!そうなんですね(笑)。結構最近僕がUSインディとか聴くことがすごく多くて。そこから派生していって、でも出来上がったらもう完全に邦ロックの方が色みが強くなったりはしたんですけど。もともとはもうちょっとインディポップ寄りのものを家で作ったんですけど、だいぶ変わりました。それもセッションでもともと僕が作った時のドラムとかも全然違いますし、それこそ聴きやすさというかポップさというか、僕がデモで作った時より全然サビのボリューム感は出ましたね」

――髙橋さんと井上さんの曲についてお聞きします。髙橋さん作の「虹彩」はどんな着想でしたか?

髙橋「このアルバムの方向性を“光をテーマにしたい”っていうのを武市さんから聞いて、そこから“髙橋くんも井上くんもちょっと曲作ってみようよ”みたいな話になって。その時に自分がどういうものを光と思うか?みたいなことを考えて、そこからいくつかデモを作ったうちの一つっていう感じにはなってますね。僕はどっちかっていうと、まぶしい日当たりいい光みたいなものよりも、木漏れ日とか、少しだけ光が地面に散らばってるぐらいの柔らかいものとか薄明りみたいなものが好きなんで、せっかくだったらそういった方向性で曲を作ろうと思ってこういう歌詞を作りました」

――「恋愛をすることが難しい人たちに向けて」とライナーに書いていますが、恋愛に踏み出せない程度のことなのか、それともその人の属性として恋愛ができない人なのかどっちなのかなってちょっと思ったんですよね。

髙橋「まあ、どちらかというと後者寄りですけど、まあ立場的にできないとかもそうですし、そもそもそういう自分の属性が何かも分からないけどできないっていう人もいるし、いろんな段階があると思うんですよ。年齢でできないとかもあると思うんですけど。そういういろんな対象を思い浮かべて、なるべく聴く人を限定しないものにしたいなと思いました」

――井上さんの「フランネル」はどんな着想でしたか?

井上「歌詞に関して言うと、フルアルバムで言うと『OOODER』で「リマインダー」っていう曲を作詞させてもらったんですけど、その曲はすごく自分のパーソナルな部分や感情を歌詞にしてまして。それをボーカルの武市に歌ってもらったときに、それもすごくお気に入りの曲ではある中で、少し“これって自分の思いを誰か別の人に歌わせてるな”っていう感覚もあったんですね。それがあって嫌なわけじゃなかったんですけど、今回はちょっと別の方向からトライしようかなと思って、歌詞は創作的な感じのぼんやりとしたものが自分の中であって、それを思い描いてそのストーリーを歌詞にしたっていう感じです」

――じゃあ「リマインダー」の時よりもいい意味で作家的に書いた?

井上「そうですね。前のはすごくロックミュージシャンというか(笑)……結構自分の感情を思うがままに書き殴ったような感じだったんですけど、そういう感じではないですね」

――なるほど。ラストの「R」はいわゆるEDM的な聴感というか、打ち込みの要素もすごくあったりして、これはこの曲の内容が表してることとリンクしてるんでしょうか。

武市「もともと僕が家でピアノで作ってた曲なんですけど、もうその時点でアレンジはスタジオでセッションして作るってよりは「Mooner」の時に髙橋くんがすごくいいアレンジをしてくれたので、この曲も髙橋くんがリードしてくれたらカッコいい曲になりそうだなっていうぼんやりとしたイメージがあったんですね。そこから実際アレンジをお願いして、結構いろんな音を詰め込んでもらって出来あがった曲ですね」

――髙橋さんはこういうビート感やSEのリファレンスはあるんですか?

髙橋「ビート自体は武市さんが元々打ち込んでくれたものを使ってはいるので、自分の中にリファレンスがあるっていう感じではないですけど、サウンド感でいうと、最近はハイパーポップとか細かい音がものすごくたくさん入ってるような音源を結構聴いてたりもしてたので、その感じは少し入ってるのかもしれないですね。で、ちょっとフューチャーポップとか、ちょっとかわいい電子音が入ってるものとかを――この曲を可愛くしたいとは思ってなかったので――すごいうっすらですけど、それがキラキラしてるような雰囲気も出つつみたいな塩梅で作っていきましたね」

――結果的にポップな方のエレクトロニックなサウンドというより、割とシリアスに響くから面白いなと思います。武市さんはこの曲の歌詞の着想は去年の中国ツアーの際に感じたことだとライナーに書いてらっしゃいますが、具体的に何か感じたことがあったんですか?

武市「あまりこの曲の歌詞がどうだってこととは直接リンクしないんですが、中国でライブさせてもらった時に、なんか僕個人としては中国だけのことじゃなくて、“ただ海外でライブしました”で終わらせてしまっていいという感覚にはならなくて。やっぱり中国と日本っていうのは、互いにいろんな感情を持っていて、でも実際足を運んで音を鳴らした時に感じるフロアの雰囲気って、ノーボーダーっていうか、垣根がない状態なわけで。何なら言語も全然違うのに、ただそれを受け入れてくれたり、日本語の歌詞なのに一緒に歌ってくれたり。ただ生まれた場所が違ったりとか、海の向こう側だったり、物理的距離感がすごくある場所だけど心理的距離感がすごく近い感じがあって……」

――はい、わかります。すごくデリケートなニュアンスを含みますよね。

武市「その感動と一緒に、でもどうしても分かり合えない部分ってあるんだろうなあっていうさみしさとか空しさとかもあって。それは日本と中国だけの話じゃなくて、例えば今だったらパレスチナとガザの問題だったり、そういう分かり合えるのに分かり合えないこのもどかしさというか。ちょうど中国にツアー行った時にパレスチナの問題とかも結構火種がつき始めた時だったんで、当時そういったことをすごく思案してる感じがあって。で、この「R」って曲ができたときに世界中のいろんな年代のいろんな性別の人が生活している感覚っていうのが頭の中にバーっとイメージとして出てきて、それが自分が中国ツアーに行った時に思案していたこととリンクしそうだなと思って、そこから歌詞を書いたっていう感じですね」

――なるほど。サウンド的にはいかがですか。

武市「音色的にも髙橋くんがいっぱいアレンジをしてくれたりいっぱい音を入れてくれたことが、世界が広い感じっていうんですかね、曲の持ってる音の広がり方とか多様な感じっていうのがすごく音としても表現されてて。すごくそこにいろんな自分の思いや考えみたいなものがマッチしてできあがった曲っていう感じですかね」

――この曲がラストっていうのはバンドがまた新しいところに行ってる感じがしますね。

武市「そう、すごく新鮮でした。もともとこの曲、僕個人的にはあんまりアルバムの最後に来るイメージはなかったんですけど、髙橋くんから“アルバムの最後に来たらカッコよくないですか?”みたいな提案があって。で、聴いてみたら確かにいいとなって、収まりとしては確かに最後の方が良かったって今でも思いますね」

――坂東さんの推し曲はどれでしょう?

坂東「まあドラムに関して、レコーディングで結構思い出に残ってる曲が僕は3曲目の「オレンジとブルー」なんですけど、これは武市が作ってきた曲で、スタジオで練習してる時にその曲のビートの感じがすごいいい感じだったんですけど最後に音色で迷ってて。武市のリファレンス的な音色は結構打ち込みチックな感じやったよね?」

武市「うんうん!そうね、リファレンスがそうだったっていうのがあるね」

坂東「曲的には結構ビートも明るいので、僕的にはもうちょっと開けた感じのイメージだったんですよ。けど武市的にはけっこう暗めのイメージだったらしくて、"じゃあレコーディングはその感じでいこうか!"って話になったんですが、いざやってみると"何かちょっと違うね…"みたいな感じになったよね?(笑)」

武市「なったね(笑)」

坂東「で、結果的には開けた感じになったんですけど、やっぱりちゃんと録ってみなければわからないことって結構あったりするんで面白いなっていう感じが今回レコーディングで印象に残ってます」

武市「ドラムってすごく難しいですよね。スタジオではすごくいい感じに聴こえても、いざレコーディングスタジオでピッチ合わせてマイク立ててもらって、モニタースピーカーから聴く音ってなんか全然違くて。だから申し訳ないですね、何回も叩かせちゃって(笑)」

坂東「全然、申し訳なくはないよ(笑)」

武市「スタジオで録る前に、坂東にはその方向がもう見えてたんだよね。結構そういうことあります(笑)」

――でもそういう工程って無駄じゃないですよね。6月からはリリースツアーが始まりますが、ツアーに向けた抱負をそれぞれお聞きしていいですか?

坂東「2年ぶりのフルアルバムで曲もだいぶ増えた感じでのツアーになるので、セットリストも今いろいろ話して作ったりしてるんですけど、結構面白い感じのセットリストにはなってると思います。あと個人的にもドラムはカッコいい感じの曲も増えたりしたので、それをみんなによりカッコよく見せるようなライブをしたいなとは思ってます」

井上「個人的にワンマンツアーってすごく好きで。ライブが育っていく感じっていうんですかね、毎回ライブをやるごとに強くなっていくというか、ライブが育っていく感覚がすごい好きで。だからといって一番最後が一番いいっていう感じでもないんですよね。脂が乗っていくというか。そういうので言うと東京のO-nestの一発目の状態から最後まで育っていく過程をワンマンツアーに何度も来ていただいて見ていただければなと思います」

髙橋「今回全国ワンマンツアーが2年ぶりとかで、久しぶりにワンマンで訪れる地もたくさんあって、しかも初めてワンマンをする神戸とかも静岡とかもあって本当に貴重な機会なので、今まで会えなかった人にもぜひ見に来てほしいですし、ファイナルがZepp Shinjukuっていう、自分たちの中ではかなり大きい会場でのツアーファイナルになるので、もうこのツアーの全箇所最大限いい日にしたいなと思ってますし、たくさんの人に見に来てもらえるようなものになったらいいなと思ってます」

武市「東名阪の追加3公演も発表になって、こういうパターンってmol-74初めてのパターンなんですよ。同じツアーで前半戦みたいなのが8ヵ所あって、そこからちょっと時間が経って東名阪の後半戦シリーズがあるっていうので、メンバーともいろいろ話をしてるんですけど、何かこう差異というか前半戦と後半戦はやっぱりちょっと見せるものであったりセットリストの内容であったり、僕個人的に少し面白いアイデアも考えていたりするので、前半戦だけじゃなく後半戦の方も全部ひっくるめていいツアーにしたいなと思っています。みんな言ってくれてるんですけど、すごく久しぶりにたくさんの会場を回るので、アルバムをたくさん聴いてもらって一緒にその時間を共有できたらなと思ってますので、ぜひ遊びに来てください!」

(おわり)

取材・文/石角友香
写真/ARABAKI ROCK FEST.24 Photo by Team SOUND SHOOTER

mol-74「Φ」release tourLIVE INFO

6月7日(金)O-nest(東京)
6月13日(木)磔磔(京都)
6月21日(金)enn 2nd(仙台)
6月23日(日)SOUND CRUE(札幌)
6月30日(日)UMBER(静岡)
7月12日(金)The Voodoo Lounge(福岡)
7月14日(日)PADOMA(神戸)
7月15日(月)TOONICE(高松)
……and more!

mol-74『Φ』DISC INFO

2024年5月22日(水)発売
LADR-50/2,800円(税込)
11.7

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