EVENT REPORT

この日は1日中、傘が手放せない天気だったが、フリーライブの時間が近づくと雨が上がった。そして、開演時間の15時ちょうどを迎えると、眼前にそびえ立つ実物大ユニコーンガンダム立像の変身を待って、メンバーが登場。「みなさん、こんにちわー!」と笑顔で手を振りながらステージの中央に集まって円を作ると、ガンダムビルドシリーズ最新作『ガンダムビルドメタバース』EDテーマであるメジャーデビューシングルの表題曲「Days of Birth」で勢いよくライブをスタートさせた。一期生の荒井芽依から二期生の石田悠佳、天川れみと1人ずつ歌い継いでいくことで、メンバーそれぞれの歌声の個性が伝わってくるとともに、リーダーである宮﨑菜々の<憧れをいつかは超えていく>というフレーズとともに開放感に溢れたバンドサウンドが広がっていった。

さらに、塗装は100点の安藤玲菜や眠り姫の石川恵里加から始まる、自己紹介ならぬ他己紹介ソング「HAPPY LINKL PLANET」では盛大なコールが湧き上がり、荒井が「ユニコーン・リンプラ いきまーす!」と絶叫した「Plastic+」では、オーデェエンスは拳と声を上げて盛り上がり、祝日の広場をライブハウスのような熱気で包みこむと、ドラマ『量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-EDテーマ「Part to Part」ではムードを一変。ドラマにも出演していた石田と天川を中心にチャーミングでリラックスしたグルーブを届け、オーデェインスは高く掲げた手を左右にゆったりと振って心地よいグルーブを共有。最後の<ドキドキしちゃうの/大好きよ>というフレーズに対しては、大声で「俺も!」と返した。

MCでは、学業のために活動を休止していた石田が「4ヶ月ぶりのステージ、嬉しいです」と感激の面持ちでコメントする一方、荒井は「ユニコーンを倒す勢いで頑張ります!」と意気込んだ。小橋川梢も「ユニコーン、倒します」と続けると、雲間から太陽が差し始る中で歌ったアーバンR&B「ツクッテクミタテテ」では、荒井がユニコーンガンダムの一本角が左右に分かれてV字に変化する“角割れ”を繰り出した。さらに、静岡市プラモデル化計画オフィシャルサポーターソング「Te to Te」でオーデェエンスも巻き込んで一緒に踊って楽しむと、最後にもう1度、「Days of Birth」をパフォーマンス。オープニングよりもさらにパワフルさが増た佐藤咲菜と天川の熱量の高い歌声が響き渡る中で、約30分のミニライブは終了。その後の記念撮影では、大音奏依が自分たちに向かって「リンプラ、メジャーデビューおめでとう!」と祝い、「最高のメジャーデビュー日になりました」と口にしながらステージを後にした。

(おわり)

取材・文/永堀アツオ

LINKL PLANET メジャーデビューシングル「Days of Birth」発売記念リリースイベント
SET LIST

M 1.Days of Birth
M2.HAPPY LINKL PLANET
M3.Plastic+
M4.Part to Part
M5.ツクッテクミタテテ
M6.Te to Te
M7.Days of Birth

┗2024年3月20日(水・祝)@東京 ダイバーシティ東京プラザ 2Fフェスティバル広場

INTERVIEW

──メジャーデビューを迎えた心境から聞かせてください。

荒井芽依「とうとう自分たちのCDが出るんだなって楽しみにしいてたので、リリース日当日にライブと特典会ができて楽しかったです」

安藤玲菜「オーディションから数えると約3年、リンプラで活動しているので、“やっとこの日が”と“もうメジャーデビュー出来る”という気持ちが半々なんですけど、今日、ユニコーンガンダムの目の前でステージに立って、歌って踊っている時に、“ああ、私達、メジャーデビューしたんだな”っていう実感が改めて湧いて、すごく嬉しかったです」

宮﨑菜々「3月は私たちの結成月でもあるので、その3月にメジャーデビューさせていただいて、とっても嬉しいです。あと、個人的になんですけど…私、晴れ女なんです」

──だから、今日、雨の予報だったのに、パフォーマンス中は晴れていたんですね。

宮﨑「そうなんです!すっごい嬉しかったです」

石川恵里加「(笑)私も最初は実感がなかったんですけど、CDを手にして、実物を見たら感動しました。あと、音楽の仕事をしていると、メジャーデビューやCDのリリースは、すごいことだと思うし、それを自分が体験できるなんて思っていなかったので、すごく嬉しいです」

天川れみ「私は、リンプラに加入して、自分たちの曲をいただけて、それを皆さんの前でパフォーマンスできるだけでも嬉しかったんですけど、それがCDという形になって、みなさんに受け取ってもらえる日がきたことがすごく嬉しくて。みんなに“買ったよ!”、“おめでとう!”って言ってもらえたことも嬉しかったです」

石田悠佳「メジャーデビューという、誰にでもできることではないし、当たり前でもないことを、この9人、誰1人かけることなく、今日を迎えられたことがすごく嬉しいです。私は、昨年11月の2ndライブから、学業のためにほとんど活動できてない状態で、今日、数ヶ月ぶりにファンの皆さまにお会いできたので、私にとっても、リンプラにとっても、思い出の日になりました」

佐藤咲菜「メジャーデビューさせていただくこと自体に、あまり実感が湧いていなかったんです。がむしゃらにやってきた中で、不安もたくさんありましたし、“まだメジャーデビューには程遠いんじゃないのかな?”っていう気持ちもあって。でも、今日ステージに立たしていただいて、ファンの皆様に“おめでとう!”、“一緒に頑張ってきて良かったよ!”って言ってもらえたことで、やっと実感できました。胸を張って、“これから頑張ろう!”って思ったし、この9人でステージに立てる喜びを感じた日でした」

大音奏依「私も最初にメジャーデビューするっていう話を聞いたときに、現状の私達の状態で、CDを出していいのかな?っていう不安があったんです。CDを出すからには、もっとリンプラのことを知ってもらいたいって思いがあって、その分、11人が努力して、いろんな活動を続けてきました。でも、今日のステージに立って一番思ったことは…9人で立ててよかったなって思いました(涙)」

──大音さん、泣いています。

小橋川梢「わかるよ、その気持ち。私も最初にメジャーデビューを聞いた時から、正直、今もあまり実感がなかったんですけど、今日、久しぶりに9人でステージに立てたことが嬉しかったですし、ちょっと泣きそうになりました」

大音「いろんな思いが湧いてきたんです。7人のときもあったし、5人のステージもありました。いろいろと乗り越えながら、再び9人で、しかも、メジャーデビューの日に、ユニコーンガンダムの前で立てて本当によかったなっていうのが、一番思ったことです。特に2部で一致団結を感じた瞬間があったんです」

宮﨑「パフォーマンス中?晴れたしね」

大音「それは関係ないけど(笑)、歌って踊りながら、9人で届ける団結力みたいなものを感じて、すごく感動しちゃいました」

──メジャーデビュー曲となった「Days of Birth」にかけて、みなさんの“はじまりの日々”を聞いてもいいですか?メンバーの自己紹介も兼ねて、BANDAI SPIRITSのプラモデル公式アンバサダーでもあるLINK PLANETのオーディション「PLAMO GIRLS PROJECT」(2021年)に応募したきっかけを教えてください。

宮﨑「私はずっとモデル活動をずっとしていたんですけど、ドラマ出演や歌手活動など、たくさんのことが経験できるオーディションだったので、すごく魅力を感じて応募しました。マルチに活動したいってずっと思っていたので、こんなに魅力的なオーディションはないと思って受けました」

安藤「私は父がガンプラが好きで、家にプラモ部屋があるくらい、プラモデルに囲まれて育ったんです。私自身もお父さんの影響で小さい頃からプラモデルを作っていて大好きだったし、モデルさんや女優さんになりたくて、芸能界を目指していたので、募集要項を見て、“これはもう私の条件にぴったりすぎる、私のためのオーディションだ!”って思って受けさせていただきました」

荒井「先に言われたー(笑)。荒井も生まれて3年目ぐらいで初プラモだったんですけど…」

──3歳の時は何を作ったんですか?

荒井「ガンキャノンです。ガンダムV作戦セットは3体セットなんですけど、お父さんがガンダムを作って、私がガンキャノンを作って。弟はガンタンクだったんですけど、全然作れなかったので、結局、お父さんが作ってくれました。そこからちょっとブランクはあるんですけど、大学を卒業して、“将来どうしよう?”ってなったときに、たまたまこのオーディションを見つけて、“プラモのアンバサダーができるんだ、プラモ好きやん、これはもう芽依のオーディションだ!”って応募しました」

──石川さんは?

石川「私は永野芽郁さんのNHK朝ドラ『半分、青い』を見た時から、演技の道を目指したいって思ったんです。事務所に入って、映像や舞台のお仕事をやらせてもらっていたんですけど、結局、その事務所を辞めて、「TGCオーディション」を受けて。ファイナルの選考まで行ったんですけど、ドラフトで落ちちゃいました。そんな時に、「PLAMO GIRLS PROJECT」のお話を聞いて、募集要項に、“演技ができる”とあったし、歌うことも好きなので、応募しました」

大音「私も大まかに言えば恵里加とほとんど一緒で、TGCオーディションのファイナリストのときにお話しをいただいたんです。モデル志望だったので、募集要項に“東京ガールズコレクションに立てる”って書いてあったのが魅力的に感じて受けました」

──小橋川さんからは2022年末に加入した2期生ですね。

小橋川「私は沖縄で元々モデル事務所に所属していたんです。K-POPアイドルは見ていたので、“来世、アイドルだったらいいな”くらいに思っていて…」

佐藤「えっ、初耳!」

小橋川「今世は諦めてた(笑)。でも、事務所の方から、LINKL PLANETの二期生オーディションのお話を聞いて、“受けてみよう!”って思って、今です」

天川「私は、今の事務所に小学1年生の時にスカウトされたんですけど、その時は事務所に所属できなかったんです。でも、芸能の道に興味をもっていたので、その4年後、小5の時に今の事務所がやっているオーディションをお姉ちゃんが見つけてくれて、今度は受かりました。そこからずっとアイドル活動を続けていたんですけど、高校2生の時に、小5から一緒にやってきたメンバーが将来を考えたり、上京したりして、メンバーが減ってきて…高2の6〜12月に半年間限定で組んだアイドルが“これでもう最後になるんじゃないかな?”って感じだったんです」

──沖縄からアイドル界に新風を巻き起こすというキャッチコピーで誕生した7人組グループ、OKI.7STARS(オキナワセブンスターズ)のメンバーに選ばれていました。

天川「そのグループが終わる頃に“リンプラの二期のオーディションがあるよ”って声をかけていただきました。まず、プラモデルのアンバサダーって聞いたので、お父さんに相談したら、お父さんが昔、プラモが好きだっみたいで、“ぜひ、やってほしい!”っていう圧を受けて(笑)。れみ自身はプラモデルを作ったことはとなかったんでけど、絵を描いたり、何かを作ることは好きだったし、アニメにも興味があったので、“挑戦してみたい!”っていうのと、個人的にこれが人生最後のアイドルグループっていうくらいの気持ちで受けて加入しました」

佐藤「私は小学校2年生ぐらいのときからお洋服が好きで、モデルになりたかったんですけど、中学受験をすることになって、その夢は諦めて、中学受験に没頭していました。その後はなんとなく過ごしていたんですけど、中学3年生ぐらいのときに、何も考えずに過ごしている自分が嫌になって…“何かやりたいことないかな?”って思ったときに、モデルになりたかったことを思い出して、“やっぱり挑戦したい!”と思って。そのときに、恵里加ちゃんと奏依(まとい)ちゃんが言ってた「TGC」のオーディションを見つけて、私も受けたんです。それは駄目だったんですけど、そのときに「PLAMO GIRLS PROJECT」のお話を聞いて、一期生と一緒にオーディションを一緒に受けたんですけど…」

──スタートは一期生と一緒なんですか?

佐藤「ちょっと特殊なんですけど、研究生のようなポジションで、たまにレッスンを一緒にしたり、リンプラを見て勉強したりっていうのをしていました。半年間ぐらい、ずっと活動を見ていたんですけど、私は元々、アイドルとは無縁の生活をしていたので、リンプラでアイドルを知ったんです。その時は日本のアイドルもK-POPも全く興味がなかったんですけど、リンプラを見始めてから、歌やダンスもキラキラしていたし、衣装も可愛くて、“自分もメンバーに入れたら、キラキラできるのかな?”とか思うようになって。二期生オーディションを受けないっていう選択肢もあったんですけど、やっぱり“リンプラに入って活動したい!“って思ったので、二期生のオーディションを受けさせていただいて、加入できました」

──一期生はキラキラ輝いていましたか?

佐藤「眩しかったです。今もですけど」

安藤「いいこと言ってくれますね!」

石田「ふふふ。私は元々アイドルが好きで、乃木坂さんの与田祐希さんが好きだったんです。で、先輩の恵里加さんが出ていたドラマ『量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-』を見て、初めてリンプラを知ったんでけど、入る前の私は割と…まだ18年しか生きていないんですけど、入る前が一番暗黒期だったんです。今、ゲラゲラ笑ってますけど、全然、笑って生きているようなタイプじゃなくて。“このままじゃよくない”と思って、何か新しいことがやろうと思ったときに、二期生オーディションがあるっていうのを知りました。「組み立て中アイドル」ってリンプラのコンセプトを見て、“自分は未完成だから、一緒に組み立てられたらいいな”という思いで、受かるとは思っていなかったんですけど、応募しました」

──続編のドラマで与田さんと共演していますよね。

石田「人生で一番緊張しました〜。でも、すごく優しくしていただいて、貴重な経験になりました」

──オーディションから二期生は1年、一期生は3年が経っていますが、どんな日々でしたか?

安藤「私はプラモデルが好きなだけだったので、ダンスと歌が本当にできなくて、みんなに全然、ついていけなかったんです。もう泣きじゃくって、泣いて泣いて泣きまくる…みたいな。赤ちゃんみたいな感じだったんです」

荒井「自分で言っちゃうんだ、赤ちゃんって!」

大音「ふふふ。可愛い」

安藤「でも、こうやって3年を迎えて、自分なりにすごく成長したなって思います。もうあんまり泣かなくなったし」

宮﨑「ん?この前、泣いたばっかやん。一昨日くらいじゃない?」

安藤「いや、でも、前と比べると、なかなか泣かなくなったから(笑)。みんなともすごく仲良くなれたし、今は毎日、幸せです」

小橋川「私も歌とダンスをやったことなかったので、“もうどうしよう!?”って感じから始まりました。そこから今日のことを思うと、改めて、すごい成長を感じます。みんなとステージの回数を重ねていくたびに、対応する力もついていて。臨機応変にその場その場でいろいろ変えたりしているのを目にしてるので、そういう場面に出くわすと、みんなで成長してるなってすごく思います」

荒井「私はアイドルをやるつもりで入ってなくて…いつの間にかアイドルになっちゃったっていう人なんですけど、この3年で、そろそろアイドルっぽくなれたかなって思います」

大音「やっとだよね」

荒井「うん。なんなら、プロジェクトが始まったときは、そんなに期待されていないグループだった気がしていた…。“誰?”みたいなのがデフォルトで、ガンプラ関連のステージに立っても、最初は自分たちを知っている人が1人もいなかったときもあったので、ここまで来れたことが嬉しいです」

──何か印象的な出来事ってありましたか?

大音「いろいろありすぎます! リンプラって、他の新人アイドルさんでは絶対出させてもらえないようなイベントにも出させてもらえたので、全てが濃すぎて挙げられないくらいなんです。でも、一番成長を感じるなって思ったのは、レッスンをやっているときですね。みんな、どんどんどん成長していってるんだ!って実感があります」

石川「去年の3月から4月にかけて、11日間の秋葉原無料ライブ「11days」をやったんですけど、お客さんが超少ない時があって…」

安藤「お客さんが5人とか7人とか?」

宮﨑「そんな日ってあった?」

大音「あったあった。平日の雨の日とか」

石川「来場者が1,000人に達成したら2nd単独ライブができるっていう企画だったんです。この11日間をやり遂げた時は、“成長したな”って思いました」

佐藤「最終日は奥の奥までお客さんで埋まって、素敵な景色が広がって、そのときの感動が忘れられないし、成長したなって瞬間でした」

石田「うんうん。“1,000人集めなさい”っていうミッションを受けて、最初は“もう絶対無理”って思っちゃったし…でも、9人全員が諦めることなく、最後まで走り抜けられたのが成長かな?って思っています」

天川「私と悠佳ちゃんが、学業でお休みさせていただいた時は、メンバーがリンプラを守ってくれていて…9人で今までやってきたのに、7人や5人になって、パートや立ち位置を入れ替えて、私と悠佳ちゃんのところを歌ってくれていたんです。すごく大変だったと思うんですけど、私たりが安心して学業に打ち込めたのは、みんなへの信頼があったからなんです。だから、活動休止が終わった後は、みんなへの感謝がすごくあったし、ファンの皆さんも9人が揃うのをすごく楽しみにしてくれていて。それは7人が、頑張っていろんなステージに立って、続けてくれたからなんだって思っています。それがグループの団結力にも繋がっているし、レベル的にも成長できているんだって思います」

──2人がメインで歌う「Part to Part」の7人バージョンもあるんですか?

大音「あります。5人バージョンもあります。メインボーカルの2人(宮﨑と荒井)が歌っています」

宮﨑「がんばりました!」

石田「ありがとうございます!」

天川「ほんと土下座したいくらい、マジでありがとうございます!」

荒井「これからいっぱい歌ってもらうからね!」

天川「任せてください!」

──(笑)

──それぞれが思いれのある楽曲をあげてもらってもいいですか?

安藤「私は「Link to the Future」です」

荒井「私も!」

安藤「これはもう、今のリンプラに向けての曲なんじゃないか!?っていうくらい、自分たちのシチュエーションにぴったりの曲なんです。歌詞が一言一句、自分に刺さりすぎて…自分たちを勇気づけながら、前に前に進んでいくっていう強い意志と、未来に向かって頑張ろうっていう気持ちが全部に出ている曲なので、一番大好きです」

荒井「私はリスナーとして聴くのが好きなのは「Link to the Future」です。<ゲート取ったら>っていうプラモに関する歌詞が特に好きなんですけど、ライブで歌うとしたら、一番叫べるPlastic+かな?…でも、全部好きだから、選べないな〜。Te to Teも好きだし…」

宮﨑「私は毎回、新曲が出るたびに好きが更新するんですけど、一番思い出があるのは、2人のユニット曲「きらめきのトリセツ」です。踊っていてすごい楽しくって」

荒井「ああ、この曲も好きだわ〜」

宮﨑「あははは。姉妹ユニットでとっても楽しいし、ファンの方たちも盛り上げてくださるんです。ライブでも楽しいので、すごく好きです」

大音「私は「SIGNAL」が好きなんですけど、個人的には「Days of Birth」の歌詞が自分の中で刺さっています。特にサビをステージでみんなで歌っているときに、今日もなんですけど、いろいろと振り返って、踊りながらうるうるしちゃうことがよくあるんです。今のリンプラとこれからのリンプラをかけた歌詞ですごく好きです」

小橋川「わかる。すごいわかる。私も「Days of Birth」かな。私も今日、踊りながら泣きそうになってました」

大音「本当に?いつ?」

小橋川「いや、それは言わないけど(笑)」

大音「今日、2回目のステージでファンの方が泣いてくれたんです。それを見て私もつられて泣いていました」

石川「私もやっぱり「Days of Birth」です。踊っていて楽しいし、ファンのみんなで一緒に振り付けもできるので楽しくって。あと、ソロ曲なんですけど、「大丈夫」も好きです。レコーディングも楽しかったですし、歌詞もすごくいいんです。歌いながら自分にも勇気をもらえるし、とても励まされる曲です」

──天川さんは?

天川「いっぱいありすぎですごく悩むんですけど、リンプラの5人のステージを始めて見た時の推し曲が「SIGNAL」だったんです。ずっと聴いていられるっていうか…ライブを見終わって、ホテルに帰ってからもずっと聴いていたんです。ライブが始まる前は予習として、全曲を聴いてたんですけど、帰った後は「SIGNAL」ばっかり聴いていました」

大音「えー、嬉しい。ノリが良くて明るい感じの曲なんです!」

天川「曲調もすごい好きです。あと、個人的にカッコいい曲も好きなので、「INJECTION」と「Ill Be There」も外せないです!」

佐藤「同じ!わかる〜」

天川「今までのリンプラとは違って、ちょっとカッコいいところを見せられるっていうか…」

佐藤「わかる!「INJECTION」や「Ill Be There」みたいにカッコいい曲が二期生も欲しいって言ってたよね」

天川「そうそう。レッスン中に一期生の5人で「INJECTION」を踊っているときに、何も言われていないのに、隅で勝手に振り付けを覚えて踊れるようになっているくらい好きなんです。顔の雰囲気や表情が一変して変わるのも好きで。だから、“今、1期生、誰が一番かっこよかった?”って話してたり…」

佐藤「レッスン中に一期生が踊っているところを二期生が後ろで見たりするときがあったんですけど、“あ、今のやばい!”とか」

天川「勝手に、“鏡越しに恵里加ちゃんからファンサもらった”とか」

佐藤「“あ、いま、奏依ちゃんと目があった”とか」

大音「そんなこと言ってたの?」

天川「(笑)普段のキャラとは違ったリンプラが見える曲として、この2曲が好きです!」

──佐藤さんも同意見ですか?

佐藤「私もその2曲が好きなんですけど、その他で好きな曲が一期生の曲「PLAMO NIGHT」です。MV撮影のときも見学させてもらって、そのときに初めて聴いたんですけど、振りもとっても可愛くて、ゆったりした曲ですごく好きです。個人的にもたくさん聴いていました」

石田「私は「ツクッテクミタテテ」です。ドラマ『量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記』のEDテーマで、自分が入る前に初めて聴いた曲なんです。<このままこのままこのまま/大人になっていいの?>っていう歌詞が自分に刺さって、リンプラに興味を持ったので、私の思い出の曲です」

──ありがとうございます。

──最後に今後の目標を聞かせてください。

宮﨑「武道館のステージに立ちたいです。武道館に行くのが、結成したときからの夢で。あと、去年はタイに行ったんですけど、日本だけじゃなくて、海外の人たちにも私達のことをたくさん知ってもらいたいです」

天川「プラモデルと世界をつなぐアイドルを目指しているので!」

荒井「そうだね。あと、悠ちゃんがよく言ってくれてる「組み立て中アイドル」がリンクプラネットなので、武道館という大きい目標は持っていますけど、やっぱり組み立て中から完成まで持っていきたいです。プラモは組み立てるだけでなく、ウェザリングとか自分で加工できるので、それも含めて、「ギブバース」(量産型リコでプラモが完成したときに使われる言葉)をしたいです!」

(おわり)

なお、翌々日の「HYPER PLAMO Fes.2024」ステージにて、小橋川梢の卒業することと、新たなメンバーオーディションが行われることが報告された。メジャーデビュー後の急転直下の展開に驚きを隠せないが、日本が誇るプラモデルというカルチャーと世界を繋ぐ大切なミッションの今後に期待したい。

取材・文/永堀アツオ
写真/中村功

RELEASE INFORMATION

LINKL PLANET「Days of Birth」

発売中
ガンプラ付限定盤(CD+Blu-ray+ガンプラ))/SRML-10665,500 円(税込)

LINKL PLANET「Days of Birth」

発売中
初回限定盤(CD+Blu-ray)/SRML-10643,000円(税込)

LINKL PLANET「Days of Birth」

発売中
通常盤(CD+ランダムトレカ(全9種))/SRML-10681,800円(税込)

EVENT INFORMATION

LINKL PLANET メジャーデビューシングル「Days of Birth」発売記念リリースイベント

4月27日(土) 福岡県 ヨドバシカメラマルチメディア博多 B1F イベントスペース
4月28日(日) 福岡県 キャナルシティ博多B1Fサンプラザステージ
4月29日(月・祝) 沖縄県 サンエー那覇メインプレイス 2F オープンモール
5月5日(日) 愛知県 タワーレコード名古屋近鉄パッセ店 屋上イベントスペース
5月6日(月・祝) 大阪府 ヨドバシカメラマルチメディア梅田 2F LINKS 広場

LINKL PLANET メジャーデビューシングル「Days of Birth」発売記念リリースイベント

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