──新曲「Telescope」はどのような想いで制作していったのでしょうか?
ソン・ギユン(以下 ギユン)「「Telescope」はバンドとして新たな挑戦をしたくて作った曲で、大事にしたのは、ライブ感とライブでのファンのみなさんとの距離感です。より親しみを感じて、盛り上がってもらえるような曲を想定して制作していきました」
キム・ヒョンユル(以下 ヒョンユル)「望遠鏡で夜空を見ると、肉眼で見るのとでは違う景色が見えるように、視点を変えると日常でもいろんな奇跡があるよというメッセージを「Telescope」に詰め込みました」
──まさにその想いを表現したかのような先行配信中の「Telescope」のジャケットは、ヒョンユルさんが手掛けているんですね?
ヒョンユル「はい。夜景って、夜空の星のように美しいと思っているので。でも、それと同時に、建物のなかにいる人たちは、遅くまで仕事をしていたり、様々な想いで1日を過ごしているからこそ、自分たちを包む灯りがこんなにも美しく輝いていることに気づいていないことも多くて。だからこそ、その日常の奇跡に気づいてほしくて、夜景の光がどんどん星になっていくイメージで描きました」
一同(拍手!)
オム・テミン(以下 テミン)「本当に素敵なイラストです!」
ギユン「でも、そこまで深いメッセージが込められていることを今まで知りませんでした(笑)」
福嶌崇人(以下 シュウト)「僕もそうだとは思っていたんですが、こうやって本人から直接説明を聞くと鳥肌が立ちました」
ヒョンユル「あはは。デジタル配信された「U&I」のジャケットでも夜空を描きましたが、その時とはまた違う空です」
シュウト「本当にヒョンユルくんはアーティストなんですよ。これからもその才能を発揮していってほしいです」
──みなさんは「Telescope」をどんな想いで演奏をしていますか?
シュウト「ボーカルで言えば、「Telescope」は新しいテイストの曲だったのですごく難しかったです。最初はバンドの曲だからこそ、強く歌わないと…と思いましたが、あえて力を抜いて柔らかく、解放感を大事に、爽やかさを大事にしながら歌おうとしました。そうするにはどうしたらいいか?を考えたときに、歌詞を大事に考えて歌うことが一番だと思いました。<誰もがちっぽけなようで壮⼤で>という歌詞があるんですが、そういった歌詞を1つ1つ噛みしめながらレコーディングに臨みました」
──歌詞で実感することも多かったのではないでしょうか?
シュウト「はい。ヒョンユルくんが言っていた通り、夜勤をしている人や、日常を過ごしている人も、その自分の時間や、自分自身が大切なことにあまり気づいていないと思うんです。でも、他の人にとったら、自分自身も必要な存在、唯一無二な存在だということがこの曲には込められているので、すごく好きな曲になりました」
ホ・ミン(以下 ミン)「僕も初めてのジャンルに挑戦した楽曲だったので、レコーディング中はドラムのスネアを変えて、ピッチを下げたり上げたりしながら調整していきました。時間はかかりましたが、すごくいいものが出来たと思います」
ギユン「この曲は、ロックサウンドにコーラスが入っていて、爽やかな夏にピッタリの曲だと思いました。それをどう活かせばいいかな?と考えて、ベースを指で弾くのではなくピックで弾いてみたら、エッジの効いた音になって、いつもとは違う印象になりました」
ヒョンユル「リズムが特徴的な曲なので、ギターのソロパートはよりドラマティックな感情が伝わるように演奏しました。レコーディングではいろんなギターを使ってみたもののあまりしっくりこなくて…そこで昔使っていた、壊れたギターを引っ張り出してきて弾いてみるとすごくいい音が出たんです! そのギターはフロントピックアップの音しか出ないギターなんですが、ちょうどその音が必要だったのですごくフィットしました。壊れているので弾きづらくて、正しい音も出ないギターがエモーショナルさを出してくれて、とてもいいサウンドになりました。ライブではこの音源の再現は難しくなるので、CDとライブ、どちらの音も楽しんでもらえたら嬉しいです」
──そのギターは壊れていても大切に持っていたんですね。
ヒョンユル「僕が人生最初に持ったギターなので思い入れが強くて。なので、直さずにずっと持っています。今回、このような形で活用できてすごく嬉しかったです」
テミン「僕は、言葉で表現するのは難しいですが、泣きそうなパートがいくつかありました。ギターソロに入る所もそうですし、サビに入る所で、一気に幸せな気持ちに変わるんです。さらに<OAO OAO>と歌う僕の声も、少し息を混ぜてみんなが一度聴いただけでも覚えられるように集中してレコーディングしました。早くみんなと一緒に歌いたいです」
シュウト「それこそ、みんなの声が重なると泣いちゃいそうです。僕たちふたりはツインボーカルなので、僕がテミンくんに日本語を教えたり、テミンくんに英語を僕が教えてもらったりしていて。今回も英語が難しくて口が回らなかったところも、根気強く教えてもらって、とてもいい発音で歌うことができました。テミンくんはカタカナ英語にはすごく厳しいです!(笑)」
テミン「あはは。シュウトの発音は最初は全然ダメでした(笑)。でもすごく良くなったんです。僕も日本語を教えてもらっているのですごく助かっています。ニュアンスもネイティブのように聞こえるようになりたかったので、集中して練習していきました」
──でも皆さん、通訳なしでここまで話せるのは本当にすごいですよね。
テミン「まだまだです!」
シュウト「こうやって謙遜できるまでになりました(笑)」
──日本と韓国、両方で活動することでどんな刺激を受けていますか?
ミン「僕は日本が好きなのですごく楽しいです。特に日本でのライブは、みんながスマホを持たずに僕たちの演奏に集中してくれるので。その時の笑顔や、歌ってくれる姿がを見れるのがすごく嬉しいですし、“もっと頑張ろう!”と思わせてくれます」
テミン「わかる! 歌詞ひとつひとつに集中しながら自分の人生と繋げて、“今、ノってくれているんだ”という様子を見ると僕たちも感動します。この前、『VIVA LA ROCK 2026』に行った時に、お客さんたちが身体中を揺らして踊っている姿を見て、“本当にいいな!”と思いました」
ヒョンユル「踊りすぎて足を挫いて倒れた人もいたんです。でも、それでも嬉しそうに踊っていて、感動しました! 僕たちもロックフェスでいろんな人たちを踊らせるバンドになりたいです」
──様々なイベント出演も多いですが、アウェイでは燃えるタイプですか?
シュウト「燃えます! 僕たちの音楽にハマらせたいという気持ち、気合いで臨んでいますし、フェスでは、僕たちだけではなくお客さんと一緒に作るものなんだということを感じています」
──さて、先ほどもお話していただいた<OAO>には“One And Only”の意味が込められています。みなさんがそれぞれ唯一無二だと思うことを教えて下さい。
ヒョンユル「僕はチームの中で一番日焼けしています!」
一同「あはは」
ヒョンユル「夏でも冬でも日焼けしているので見つけやすいはずです(笑)」
ギユン「僕はステージ上での安定感です。バンドではお兄さんですし、ベースなので」
シュウト「“チームは俺が守る!”って感じ?」
ギユン「はい! でも生活で安定感があるのは、僕ではなくヒョンユルです(笑)」
ヒョンユル「そうですね(笑)」
テミン「僕は声です。僕は好きなアーティストさんがたくさんいて、真似をしたりしていたんですが、最近はそうではなくて僕だけが持っているもの…僕だからこその個性を見つけたくて、自分らしくあることを極めています」
──最初はどんな人を目指していたんですか?
テミン「最初はジャスティン・ビーバーさんの歌声がすごく魅力的だと思っていました。もちろん、今もそう思っていますが、そこを真似していても意味がないと気づきました。僕は僕らしく、僕にしかない声を探していかないとダメだと思い、今は自分の色を探究中です。シュウトもそうですが、僕たちの曲を聴いて、“これはシュウトだね、テミンだね”と言われる歌声になりたいです」
ミン「僕は明るい性格です! グループのビタ“ミン”です! 小さなころから芸人さんのように他の人を笑わせるのが大好きでした」
ヒョンユル「最近、面白くなくなったよね?」
ミン「え!? でも、こうやって言われても、笑わせるまで何かします! 諦めない! そしたら相手は最後に笑ってくれるんです」
──すごい…!
ミン「僕の心は折れません!」
シュウト「僕は美的センスです。書道をしていたからなのか、写真などの黄金比が分かるんです。なので写真を撮るときも、いつもバランスを褒めてもらえるんです。洋服も全体的なバランスで装飾を決めていきますし、目で見て美しいと思うことが大好きです」
テミン「トレンドにも敏感だよね?」
ミン「書道って関係あるの!?」
シュウト「文字にはバランスがあるから」
ギユン「じゃぁあ、キャッチコピーを“書道が上手いボーカリスト”にすれば?」
シュウト「なんか…イマイチじゃない!?(笑)」
──みなさん、色々アピールしてもらいましたが、ヒョンユルさんは日焼けで大丈夫ですか?
ヒョンユル「いえ、“汗をかかない”にします!」
一同「確かに!」
ヒョンユル「1日中ステージにいても僕は汗をかかないんです。なのでこの活動に向いています!」
──素晴らしい! では年末に向けて、どんなことをしていきたいですか?
ギユン「僕たちはライブを大切にするグループなので、このインタビューを読んで僕たちに少しでも興味を持ってもらえたら、ライブに来てくれたら嬉しいです!」
(おわり)
取材・文/吉田可奈
写真/野﨑慧嗣
- インタビューアフタートーク
- Hi-Fi Un!corn「Telescope」 × radio encore は明日公開!
RELEASE INFORMATION
LIVE INFORMATION

Hi-Fi Un!corn 2026 LIVE HOUSE TOUR Ⅱ -TELESCOPE-
2026年9月2日(水) 大阪 UMEDA CLUB QUATTRO
2026年9月3日(木) 名古屋 NAGOYA CLUB QUATTRO
2026年9月8日(火) 東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO

2026 FNC KINGDOM - THE FLOATING BAZAAR -
Day1:2026年12月12日(土) 15:00開場 16:00開演
Day2:2026年12月13日(日) 14:00開場 15:00開演
会場:ぴあアリーナMM
■参加アーティスト
FTISLAND、CNBLUE、JUNG HAEIN、N.Flying、SF9、P1Harmony、Hi-Fi Un!corn、AMPERS&ONE、AxMxP、FLARE U














