──Japan 2nd EPとなる『Jelly Bean』がついにリリースされましたが、日本オリジナルのリード楽曲「Jelly Beans」はどんな曲になりましたか?
アレン「最初にこの曲を聴いた時に、イントロの口笛がすごく印象的だったんです。この口笛はウビンが担当しているんですが…僕もやろうと思えばできます!」
ジョンモ「あはは。僕は、<君がほしいJelly Bean>というフレーズがすごく好きです。とても中毒性があるので、普段、生活をしている時にも頭の中で流れるのでよく口ずさんでいます。メンバーもよく歌っているのを見かけます」
ウビン「僕はサビの<Jelly Bean, Jelly Bean, Jelly Bean>と繰り返すところがすごく好きなんです」
アレン「ウビンの名前に似ているもんね!」
ウビン「そう! 僕の本名は、Seo Woobin(ソ・ウビン)なんですが、“Jelly Bean”の発音にすごく似ているんですよ。歌うたびになんだか嬉しくなります(笑)」
テヨン「この曲のパフォーマンスは、ジャケットを使ったクールなものになっています。それがすごく新鮮でした!」
──歌詞には、<君のsweet taste>とありますが、メンバーの中で一番sweetなのは誰ですか?
ミニ「(手を挙げて)僕です!」
一同「おぉ~!」
ミニ「僕は優しいですから!」
ソンミン「まぁ、自分で言うのは簡単です(笑)」
一同「あはは!」
ヒョンジュン「でも確かに、いつも思ってもいなかったところに急に現れて、手伝ってくれたり声をかけてくれるので優しいかも…!」
ミニ「あれ?…冗談で自分が優しいって言ったんですけど、本当みたいです(笑)」
──ソンミンさんは誰がsweetだと思いますか?
ソンミン「全員です! CRAVITYはみんながsweetです!」
アレン「そんなソンミンが一番sweetかもしれないです。いつも近くにいくと、シャンプーやミストのいい香りがします。顔もsweetですしね」
ソンミン「ありがとう♡ 僕はsweetな香りが大好きなので、いつもいい香りをつけています」
──さて、そんな「Jelly Bean」のMVの見どころはどんなところですか?
セリム「MVは、Jelly Beanを探して冒険をする物語仕立てになっています。いろんなシーンがありますが、グループショットで、1人だけでなく、みんなのことを満遍なく見てもらえると、より楽しんでもらえるはずです!」
──セリムさん的にオススメはどこですか?
セリム「イントロのウォンジンさんのパートの後ろで、とあるメンバー3人が面白い踊りをしているんです。そこに注目して見てもらえると楽しんでもらえると思います。そのシーンは、練習しているときも、撮影の時もすごく楽しかったです!」
ウォンジン「みんなで遊んでいるように見えるんですが…遊んでいます(笑)。とっても楽しいので、皆さんにもその空気が伝わったら嬉しいです。そういえば、撮影した日がすごく寒かったんです。それもあって焚き火のシーンは楽しかったです。あと、ダンスの時に硬くならないように、休憩時間ごとに身体を温めていました」
テヨン「最後のサビのところで、宝物のJelly Beanを見つけてJelly Beanのようなカラフルな衣装を着て、みんなで楽しく踊るパートがあるんです。MVでそういった起承転結も楽しんでもらえたら嬉しいです!」
──既にライブではJapan 2nd EP『Jelly Bean』収録曲を披露していますが、反応はいかがでしたか?
ヒョンジュン「先日、『CRAVITY JAPAN LIVE TOUR 2025 “Bitter & Sweet”』で、このEPの収録曲を披露させてもらいました。ただ、初披露だった「SCORCH」はダンス曲にもかかわらず、会場が“シーン”って静まり返ってしまって(笑)。それ以外は、みなさんの歓声がイヤモニを突き破って聞こえてきたので、すごく嬉しかったです!」
アレン「「SCORCH」は初披露だったので、この曲がオリジナルなのか、カバーなのかもわからない状態だったので、会場が静まる理由もわかるんですが…ちょっと困惑しました(笑)。でも、今はみなさんにとっておなじみの曲になっていることを願っています(笑)」
テヨン「「SCORCH」はパフォーマンスもすごくいいんですよ!」
ウォンジン「僕もこの曲がとても好きです。久しぶりにパワフルなパフォーマンスをたくさん見せることができることが嬉しくて。CRAVITYと言うと、みなさん清涼感溢れる曲をイメージすると思うので、それまで、こういった曲をパフォーマンスする時って、“ちょっと似合わないかな?”って思うことがありました。でも、今回は“ちゃんとこういったコンセプトも消化できるんだ”と思えて、すごく嬉しかったです」
──この曲のように大人になったのはだれですか?
ウォンジン「ジョンモさんかな? すごくヘアスタイルが素敵なんですよ! いつも前髪を下ろしているイメージが強かったんですが、今回アップにしてセクシーになりました。だので、いつかはオールバックにしたらいいかも…!?」
ジョンモ「では、次のステージではオールバックで活動します!(笑)」
一同「あはは!」
──その他の収録曲である「Love or Die -Japanese ver.-」のオリジナルは、セリムさんとアレンさんが作詞を担当されています。どんなメッセージを込めましたか?
アレン「この曲を最初に聴いたときに、テーマが“悪夢”だと聞いたんです。さらに、“君がいなければ目を開けることさえできない“というフレーズがあったので、そこからいろいろ連想して、“目を覚ましても悪夢のようなこの状況から助けてくれ、目を覚まさせてくれ“という歌詞に仕上げていきました。”究極の選択は、愛か死しかない“というメッセージを込めています」
セリム「いまアレンが言っていたように、“悪夢”に注目をしました。例えば、美味しいものは身体に悪かったり、毒だったりということがありますよね? だからこそ、悪夢とわかっていても、そこから目を覚ましたくない、中毒性があるというメッセージを込めました」
──二人が書いた歌詞を読んでどんなことを思いましたか?
ソンミン「“すごく曲にあっている歌詞だな”と思いました。歌詞には“恋する人がいなければ、生きている意味がない”というメッセージもあって…。CRAVITYが愛しているのはLUVITY(CRAVITYのファンネーム)なので、LUVITYがいなければすごく悲しいですし、生きている意味がないと思ったんです。すごく共感が出来ました」
ジョンモ「僕は、“こんな歌詞を書けるのか!?”と驚きました。本当に素敵だと思いました」
アレン「その感想、初めて聞きました! 嬉しい!」
セリム「もっと言って欲しいです(笑)」
ヒョンジュン「あと、「Cheese -Japanese ver.-」は、韓国語バージョンを日本語にしたことに意義を感じていて、<cheese>ってポーズを取った時の幸せな雰囲気がすごく気に入っています。今回のツアー『Bitter & Sweet』でも、アンコールでこの曲を歌ったんですが、LUVITYのみなさんと<cheese>ポーズをやれたことで笑顔で終われました。それがすごく良かったです!」
ウビン「「ENIGMA」もすごくカッコいい曲なんですよ。この曲は、他の曲に比べて群を抜いて成熟したイメージです。それがすごく新鮮でしたし、舞台演出もすごく素敵で。これからライブでたくさん披露したいです!」

(おわり)
取材・文/吉田可奈
写真/野﨑 慧嗣