──8月25日にデビューライブ『こをろこをろ』を東京・EX THEATER ROPPONGIで開催したcowolo(こをろ)のみなさんですが、encoreには初登場になるのでそれぞれ自己紹介をお願いします。

つづく「ひらがなで“つづく”です。家具の組み立てが得意で、“2人で組み立ててください”と書いている家具も、一人で組み立てました(笑)。フィギュアを飾る用のガラスケースで一人で組み立てるのはちょっと危なかったんですけど、無事に!」

藤崎もも「金髪ショートで166センチの高身長、趣味はベースです! 特技は、両手を使って4種類のカエルを作れます(と言って、実際に4種類のカエルを両手で作る)! よろしくお願いします!」
──その4種類というのは?
藤崎「お父さんカエル、お母さんカエル、お姉ちゃんカエル、弟カエルです!」
──それは誰から見た?
藤崎「あ、私から見た家族構成です(笑)」
──なるほど(笑)。

甘奈ゆい「甘奈ゆいと申します。ティザー映像やアーティスト写真だともう少し髪が長かったんですけど、デビューライブに気合いが入りすぎちゃってライブ前日に切っちゃいました(笑)。趣味は本を読むことと、紅茶の茶葉を集めること。紅茶を飲むのが好きなので、お家にコレクションしています」

青「“青”と書いて、“あお”と読みます。青色が好きなので、この名前にしました。青が好きすぎて、髪も青色にしています」

氷山あい「“ひょうざん”じゃなくて、“ひやま”です(笑)。髪型は黒髪ロングで、人生で一度も染めたことがありません。でも、最近は染めたい欲求も出てきたので、何色がいいか意見を募集中です! あと、エクボが特徴でもあります。ただ、前は両側にできていたんですけど、親知らずを抜いたら左側だけになっちゃいました(笑)。私もももちゃんと同じく高身長で、ももちゃんよりちょっとだけ高い168センチです!」
──みなさん音楽好きだと聞いているので、ぜひ好きなアーティストを教えてください。
藤崎「好きな音楽の幅が広くて、ハロプロ系のアイドルもロックも好きなんですけど、特にsyrup16gはライブにも行くくらい好きです。八十八ヶ所巡礼も大好きです!」
つづく「私もアイドルもロックも好きなんですけど、人の内面を歌った曲が好きです。特に好きなのはback numberさん。人間の弱さやダメな部分も歌っていて、すごく共感します。個人的には、cowoloの楽曲にも共通する部分があると思っています」
甘奈「銀杏BOYZさんや大森靖子さんが好きです。それ以外だと、サントラやピアノ音楽などのインストも好きで聴いています」
青「私も大森靖子さんが好きなのと、あとは中学時代からボカロが好きです!」
氷山「好きな音楽はいろいろあるんですが、アイドルになろうと思ったきっかけは大森靖子さんがメンバーでプロデューサーも務めるZOC(現ZOCX)に衝撃を受けたらからなんです。楽曲が良くて、ライブに行ったらすごくかっこよくて。そこから“アイドルいいな”、“自分もなりたいな”って思うようになりました。アイドル以外だったら、Aimerさん。最近の『鬼滅の刃』の曲(「太陽が昇らない世界」)も、壮大でかっこよくてすごく好きです!」
──ありがとうございます。

──では、8月25日に開催されたデビューライブを振り返ってもらえればと思いますが、誰にとってもデビューライブはかけがえのない特別な経験だと思います。少し時間は経ちましたが、どんな気持ちや光景が残っていますか?
藤崎「2025年8月25日はまさにかけがえのない、私の人生の中で本当に強く記憶に残る1日になりました。当日は真っ暗な中でステージに出ていってスタンバイしていたんですが、1曲目の「澪標」で会場がライトに照らされた瞬間、フロアにいっぱいのお客さんがいて…。本当に感動しましたし、幸せでした」
甘奈「会場が大きくて、舞台袖ではもっと不安になるのかな?と思っていたんです。でも、私たちの前に出演していただいたゲストの方々が会場をあっため切ってくれていましたし、出番が近づいてきたら早く始めたい気持ちが強くて。デビューライブまでの約4ヶ月間、ずっとこの日に焦点を当てて、みんなで足並みを揃えて努力してきたので、“ここまでやってきたんだから!”って前向きな感情が勝ったんだとも思います」
青「私だけアイドル未経験者なんですけど、ライブ直前に組んだ円陣は忘れられないです。その円陣で、つづくちゃんがみんなに声をかけてくれて…」
つづく「“青ちゃんは、やれることはやったからあとはもう楽しむだけ。ほかのメンバーには、どうしてもそれまでのグループの印象がまだ強いから、今日でそのイメージを塗り替えようね“って」
氷山「“cowoloを一人ひとりの代表作にしようね“って言ってくれたよね。そんな心に響くことを言ってくれて、”ぶちかますぜ!“って気持ちになりました(笑)」
つづく「私は今年の3月に前のグループをやめた瞬間から、絶対にまたステージに戻ってこようって思っていました。それもあって、デビューライブではいろんな思いが込み上げてきて…。みんなには“楽しもう!”と言ってましたけど、実は一番緊張してたかもしれないです(笑)」
氷山「私も緊張していたというか、小心者なので脚がブルブルでした(笑)。でも、“このメンバーと一緒にデビューできることが幸せなんだ“って思いながら踊っていたら、どんどん楽しくなりました」
──それぞれの思いが詰まったデビューライブだったことが伝わってきます。
つづく「最年少メンバーのあいちゃん、かわいいんですよ。デビューライブの日、急にトコトコ近寄ってきて、“つづくちゃん、何でもいいから私を褒めて!”って(笑)。なので、20個くらい褒めました!」
──デビューライブ前からcowoloの楽曲は配信されていて、現在制作中の楽曲も複数あると聞いていますが、音楽的な特徴を教えてください。
つづく「音楽的にはロックを基調としているんですが、美しい日本語の歌詞は大きな特徴だと思います」
──グループ名のcowoloは日本最古のオノマトペである“こをろこをろ”に由来しますし、日本神話などにインスピレーションされた世界観がコンセプトになっていますよね?
つづく「なので、激しいけど美しいのがcowoloの魅力だと思います」
甘奈「cowoloを追いかけて楽曲を聴いていると、一つの物語を読んでいる感覚になってもらえると思います」

──今後については、どんな活動をしていきたいと考えていますか?
青「アイドル経験者のみんなに負けないように、歌もダンスも自分にしかないものを磨いて、cowoloに欠かせないメンバーになっていきたいです!」
つづく「それぞれが自分と向き合って、自分の役割や得意なこと、その子にしかない何かを見つけて、“誰一人欠けても成り立たないね“って言われるくらい、バランスのいい五角形になりたいです」
氷山「自分自身に刺さっているからこそ自信を持って言えるんですけど、cowoloの音楽はきっとたくさんの人に刺さる音楽。なので、早くみんなに知ってほしいです。そのための活動を、これからこの5人で頑張ってやっていきます!」
藤崎「メンバー全員で目指しているのは、野音(東京・日比谷野外音楽堂)でのワンマンです。それともう一つ、デビューライブをさせていただいたEX THEATER ROPPONGIで今度はワンマンライブをしたいという目標もできました。デビューライブではゲストの方たちに来ていただいていましたけど、いつかワンマンライブでEX THEATER ROPPONGIに帰ってきたいです!」
甘奈「歌もダンスももっともっと良くなって、5人全員が努力して最高のスキルを身につけたら、cowoloはとんでもないグループになるという確信があります。もっともっと努力して、あくまでアイドルだけど“これがアイドル?”って先入観を覆すような存在になりたいです!」
(おわり)
取材・文/大久保和則
撮影/中村功
