1984
荻野目洋子 「未来航海-Sailing-」「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」
小学4年生でちびっこ歌番組に出演しスカウトされ、「ミルク」というグループでレコードデビュー。中学3年生の時にはアニメ「みゆき」のヒロイン若松みゆき役に抜擢された。高校1年生の84年に「未来航海-Sailing-」でソロデビュー。85年11月に発売した7枚目のシングル「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」が初めてオリコントップ10入り。彼女最大のヒット曲となった。86~89年まで「日本レコード大賞」金賞を4年連続で受賞した。歌手意外にも、主演を務めた「こまらせないで!」や朝ドラ「凛凛と」など女優としても活動している。女優の荻野目慶子は実の姉。
岡田有希子 「ファースト・デイト」「くちびるNetwork」
「スター誕生!」出身。84年「ファースト・デイト」で歌手デビュー。この曲は竹内まりやが作詞・作曲。「日本レコード大賞」最優秀新人賞など、この年の音楽祭の賞を総なめにした。86年松田聖子が作詞、坂本龍一が作曲した「くちびるNetwork」でオリコン初登場1位を獲得。「ポスト松田聖子」と期待されていたが、自宅マンションで自殺未遂。病院で治療後、所属事務所が入居しているビルの屋上から飛び降り自殺。18歳の若さで死去した。
少女隊 「素直になってダーリン」「Bye-Byeガール」
ミホ、レイコ、チーコからなる3人組女性アイドルグループ。シングル「FOREVER~ギンガムチェックstory~」、アルバム『少女隊Phoon』、12インチシングル「ESCAPE」、ビデオ『少女隊Phoon』を同時にリリースしデビュー。85年チーコが脱退し、新メンバーのトモが加入した。85年から秋元康がプロモーションに参加。3枚目のシングル「素直になってダーリン」や「Bye-Byeガール」がヒット。アジアデビューも果たし、当時、日本語の曲が禁止されていた韓国で、戦後初めて放送で日本語の歌を歌った。89年に解散。ちなみに、トモは初代引田天功の娘。現在、少女隊のコンセプトを引き継いだ、2代目少女隊が活動を行っている。
セイントフォー 「不思議Tokyoシンデレラ」「太陽を抱きしめろ」
82年にダイレクトメール形式のオーディションに応募した約3万人の中から選ばれた4人で結成されたアイドルグループ。デビュー当初は板谷、浜田、鈴木、岩間の4人であったが、後に板谷に替わり、いわお潤が加入した。「不思議Tokyoシンデレラ」で歌手デビュー。プロデューサーは橋幸夫。「太陽を抱きしめろ」がスマッシュヒットした。曲間にバック宙をするなど、これまでの女性アイドルにはなかったパフォーマンスが話題になったが、86年12月に契約上のトラブルから解散。解散後メンバーはそれぞれソロ活動をスタートさせた。いわお潤は本名の岩男潤子として声優活動を行い、多くの作品に出演している。