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――待望の1stアルバムのリリースということになりますが、「Rainbow」をリリースした2016年のデビュー当時を振り返ってみるといかがですか?

「もう1年ちょっと経ちますが、当時はスタートを切った瞬間だったので、すべてが始まりの1という感覚でした。もちろんワクワクもしていましたが、不安もあり、何にでも負けないで向かっていきたいという気持ちもありました。レコーディングも取材も毎日訪れる初めてのことに全力を出し切ることを心がけていました」

――デビュー直後には、福山雅治さん主演の月9ドラマ「ラヴソング」で、女性シンガーのシェリル役でて女優デビューを果たしました。この経験も大きかったのでは?

「はい。ドラマから1年経った今も、 “あのドラマに出てましたよね?”と声をかけてもらえることがあったり、後になってシェリルとLeolaが重なり始める方も。ドラマに出演させていただいたことは、きっとこの先の自分にとっても意味のある大きな経験だったと思います」

――今作にも収められている3rdシングル「I&I」は冬のLeolaが表現された曲でしたね。

「「I&I」はずっと温めていた曲で、Leolaの新しい景色を見せたいと考えて、冬のビーチミュージックに挑戦した曲です。それまでの曲は夏のイメージが強いので、そこだけじゃないところも見せたいと思って制作しました」

――ライブやイベントなど、ファンと触れ合える機会も多かったと思いますが、そういった経験も『Hello! My Name is Leola.』の制作に反映されているのでしょうか?

「ファンの方々の味方でいたいって気持ちを表す曲ができたと思います。というのも、リリースが半年なかった間、“最近会えなくて寂しいです”というようなコメントをいただくことが多かったんです。そんな時期にも心配しないでって言えるような曲を書けたらいいなと、その時強く思ったんです」

――『Hello! My Name is Leola.』はどのようなアプローチで制作したんですか?

「実はタイトルから決めたんです。いつかアルバムを出すことが私の目標だったのですが、タイトルは『Hello! My Name is Leola.』にしたいとずっと思っていました」

――なぜそのタイトルにしようと?

「1stシングルの特典が、グラフィティ・アーティストが使う“Hello My name is”というフレーズをモチーフにしたステッカーだったんです。私のデビュー紹介映像にも使われていて、そのタイトルが「Hello! My Name is Leola.」だったんですね。ふとその映像を見ていた時に、はじめましてって言えるのは最初だけなんだから、1stアルバムのタイトルにばっちりじゃないかと思ったんです。アルバムの内容も、Leolaを紹介できるものにしようと決めていました」

――そこから具体的な制作に取りかかっていったわけですね?

「はい。どういう曲を入れたいか考えていた時に、シングル作品でリリースしたカップリング曲も好きすぎて、アルバムには欠かせない要素だと思いました。このアルバムの流れの中で聴くカップリング曲は、また違った聴き方、感じ方をしていただけると思うんです。そんなことを考えながら、新曲も制作して最後の最後まで楽曲と向き合ってアルバムを完成させました」

――2曲目の「Summer time」ですね?

「この曲はカップリング曲ではあるんですけど、私のコンセプトであるビーチミュージックを最も体現してくれている曲なんです。ライブでも1曲目に歌うことが多い曲なので、このアルバムでもイントロに続く曲として収録しました。あと、Leolaという名前で歌うようになって初めて制作に取りかかったのも「Summer time」なので、私にとってはとても意味のある曲なんです」

――そして代表曲とも言える「Let it fly」へと続きます。

「この1年間を振り返ってみても、とても大きな曲ですね。「Let it fly」の制作を振り返ると、瞬間的な衝動が凄く強かったので、それがよりリアルに届いたのかなって思います。この曲がいちばん好きと言ってくださる方もすごく多いですし、Leola=「Let it fly」と思ってくださっている方も多いんじゃないかなっていうのが、今の私の実感です。サウンド自体も駆け出すような、飛び立つような、勢いのあるサウンドなので、このままアルバムを走らせたいなと思って3曲目に収録しました」

――4曲目の「コイセヨワタシ。」は、映画『兄に愛されてすぎて困ってます』の挿入歌として書き下ろした楽曲だそうですね。

「今回、映画『兄に愛されすぎて困ってます』の挿入歌を2曲やらせていただいたのですが、最初から曲が流れる場面が決まっていたんです。なので、この映画から生まれた曲と言っても過言ではないと思います。映画のシーンを見て私が感じたことだったり、届けたい言葉を考えて、ヒロインの女の子の気持ちを代弁するような曲を作りたいと思って書きました」

――土屋太鳳さんが演じるヒロインは、どんな女性像なのでしょうか?

「いろいろな恋の欠片って言うんですかね。まだ恋しているとは言えないけど、恋かもしれない欠片をいっぱい持っている女の子。その中で、本当に好きな人、本当の恋を見つける瞬間にかかる曲なんです。なので、恋に落ちた瞬間の疾走感というか、自分の気持ちを認めた瞬間に何かが突き抜けてい

――6曲目の「It’s a new day」は2ndシングルのカップリング曲ですが、初めて作曲に挑戦した曲でしたね。

「はい。この曲はリリース当時よりも、ライブを重ねるごとに好きになってくれる人が増えていった曲です。決して派手な曲ではないので強烈な印象を与えることはないかもしれませんが、じわじわと心に沁みるようなタイプの曲だと思います。明日が来ることのありがたさに改めて気持ちを向けて欲しい、小さな幸せを感じることで日常が豊かになるんじゃないかってことを歌っています。これは私が生きている中で、とても大事にしていることでもあります。だから、この「It’s a new day」はカップリング曲ですが、どうしても1stアルバムに入れたかったんです。この先もずっとライブで歌っていきたい曲ですし、みなさんにも長くそばに置いてもらいたい曲のひとつです」

――7曲目はデビューシングル「Rainbow」です。

「この曲でデビューしてよかったと心から思える曲で、後悔なく、すべてを出し切った曲です。最初に作った時は誰かに対する応援歌になって欲しいとか、誰かの助けになるような曲になったらと思っていましたが、デビューして1年過ごしていく中で次第に自分に対する曲という捉え方もできるようになったんです。自分自身この「Rainbow」の中にある言葉たちは、ずっと大事にしたいです。自分の弱さが出てしまった時は、もう一度この歌詞を見て「ほら、顔あげなよ」って自分に言い聞かせています」

――デビュー当時と今作に収録された「Rainbow」とでは、また違う聴き方をするファンの方も多いでしょうね。

「ちょうどアルバムのまん中にある曲なので、気持ちの切り替えにもなると思っています。誰だって生きていれば、気持ちを切り替えて前向きにポジティブに進んでいかなきゃって瞬間がありますよね。そんな時に、この「Rainbow」がきっかけになってくれたら嬉しいです」

――10曲目には冬のLeola像を表現した「I&I」を収録。アルバムに収録されたことによって、季節に関係なく聴ける曲だなと改めて思いました。

「ありがとうございます!夏にリリースするアルバムですし、この曲をどこに入れるかは悩みました。でも、この曲の中にある温かさというのは、季節を問わず感じてもらいたかったんです。眠りにつく前にもう一度深呼吸してから聴いてもらって、明日に向けて温かい気持ちになって欲しいと考えて、この10曲目に収録しました」

――そしてアルバムの最後を飾るのが「Hello, My name is...」。

「つい昨日、歌を録りました。いちばん最後に完成した曲なのですが、アルバムを作る当初から私自身を体現する曲を最後に必ず入れようと思っていたんです。ただ、作りたくて作りたくてしかたがなくて、ずっと考えてはいたんですけど、イメージがありすぎて逆になかなか作れない。それの繰り返しでした。これじゃダメだと悩みながら迎えた締め切りギリギリの4月末、シングルと今作のビジュアルイメージを撮影するためにハワイへ行かせていただいたんです。Leolaという私の名前のルーツである大切な場所で1週間過ごしたのですが、そこで感じた何かがあって、帰国した翌日にスラスラッと書けちゃったんです!」

――ハワイで感じたその何かとか、具体的には何だったと思いますか?

「キレイな海、キレイな空、鮮やかな景色も当然含まれるんですけど、いちばん感じたのは人の温かさです。誰にでもオープンでいたいとか、隣にいる誰かを自然に笑顔にしたいとか、なんかホッとする存在でいたいとか、私が理想とする人格を持った人たちがたくさんいたんです。そう、太陽みたいな存在の人たちとたくさん触れ合うことができたんです。そんな人たちが生活するハワイの言葉をアーティスト名に選んだということは、やっぱり意味があったんだろうなと思いましたし、まちがっていなかったなと実感しました」

――初回限定盤の特典としてハワイロケのメイキング映像も収録されるそうですね?

「メイキング映像では、 太陽の声を探そう!というテーマでハワイの自然の音を集めてきました。風の音や海の音、人の笑い声だったりを自分で録ってきたので、ハワイの音も楽しんでいただけると思います」

――ハワイで食べたローカルフードで一番のお気に入りは?

「いちばんテンションが上がったのはアサイーボウルですね。ずっと食べられなくて、最終日にどうしても食べたいって話していたら、コーディネーターさんが買ってきてくれたんです。もう大興奮で食べさせていただきました!(笑)」

――そのシーンも映像に収録されていたり?

「あると思います。というか、食べているシーンが多いかも(笑)」

――ここまで振り返ってきて、『Hello! My Name is Leola.』はどんな作品に仕上がったと思いますか?

「全体的にポジティブで緩くてハッピーな作品にはなっていると思います。派手なアルバムではないですけど、幸せを感じたり、前向きになれる要素をたくさん詰め込んだつもりです。この1枚でLeolaの自己紹介はしっかりできたのかなと実感しています」

――最後に1stアルバムが完成した今、Leolaさんが思い描く夢を教えてください。

「1stアルバムを作り上げて、これからも長く歌っていきたいという気持ちがさらに強くなりました。デビューから1年でもこんなに感じることがあって、曲もたくさん作ることができました。これからも毎日毎日いろんなことを感じながら、歌い続けていけたらなって思っています。夢は大きく、何十年先もずっと歌い続けていることですね」

(おわり)

取材・文/馬渕信彦
構成/encore編集部



Leola『Hello! My Name is Leola.』
2017年7月12日(水)発売
初回生産限定盤(CD+DVD)/AICL-3360/3,241円(税別)
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Leola『Hello! My Name is Leola.』
2017年7月12日(水)発売
通常盤(CD)/AICL-3364/2,593円(税別)
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