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――新番組「音鬼と朴?美のH話×3」がいよいよスタートします。MCを務める三間雅文(みま・まさふみ)さんと朴 ?美(ぱく・ろみ)さんにこの番組の注目ポイントを伺っていこうと思いますが、まずは初収録を終えた感想から。

三間雅文「いや、?美さんがアシスタントで本当によかったなと(笑)。俺はもともと金魚鉢(録音ブース)の向こう側にいる立場の人間なので、トークを回すっていうことができなくって、そこを?美さんが全部やってくれましたね」

朴 ?美「そう言っていただけて嬉しいです(笑)」

三間「?美さんがいなかったらどうなってたんだろうね。この番組は毎月アシスタントを変えていこうというコンセプトなんですが、早くもその気持ちが揺らいでいるという(笑)」

――僕らもずっと収録を見ていたんですが、“?美さんの次のアシスタントってハードル高いよね”って言っていたんですよ。

朴「どんな番組になるのかなって思いながらの初収録でしたけど、とても楽しくやらせていただきました。個人的には、ふだんあまり見られない三間さんの色んな一面が見れてよかったです(笑)」

――特に梶 裕貴さんを迎えての回は、3人の仲のよい雰囲気が伝わってくる前半のフリートーク、そして後半は、プロフェッショナルなアニメ制作の現場トークが展開しました。

朴「それこそ梶君で1ヵ月分やってもよかったんじゃない?ってくらい濃いトークになったと思いますよ(笑)」

三間「ふたりとも俺といっしょの現場が多いからね。とはいえ3人だけでこうやって話をしたのは初めてなんじゃない?」

朴「そうですね。梶君はお芝居に対してすごく真摯だし、パッションを持っている声優さんなので、今日あらためてそういう一面を感じることができて、うれしかったし、新鮮でしたね」

――そうやって回を重ねるなかで、三間さんに音鬼らしさが出てきたなと思う場面もあって。

三間「?美さんとか梶君は、もう役者としてリスペクトしているので、鬼として言うべきことなんてないんですよ。でも新人の子たちには、アニメの世界でお金をもらって仕事することの厳しさを知ってほしいし、将来的にお互いリスペクトしあえるレベルで仕事ができるようになってほしいからね」

――三間さんが新人の役者さんたちに「俺は君たちのこれからの人生に責任をもてるわけじゃないし」って諭すくだりで、制作現場の厳しさと、この世界で仕事をしてゆく上での気持ちの在り方が伝わってきました。

三間「ああいうトークがこの番組のベースというかコンセプトになってゆくんじゃないかな」

朴「私も、“ああ、そうか!三間さんがこの番組でやりたかったのはこういうことだったんだ”って思いました」

――ちなみに、おふたりがイメージしているこの番組のリスナー像というか、どんな人たちに聴いてもらいたいですか?

三間「アニメファンとか声優ファンはもちろん、そうじゃない層にもアピールしたいですね。声優になりたい人、あるいはまだ仕事が入ってこないような駆け出しの声優さんにも聴いてもらいたい。だって、?美さんとか梶君レベルの役者さんだって、もっとベテランの古谷 徹さんだって仕事で不安に思うことがあるわけじゃない?だから、君たちが不安になるのはあたりまえのことなんだよって勇気づけてあげたいね。初めての現場で緊張するのはベテランも新人も同じだから」

朴「三間さんが仰るとおりだと思います。入口はアニメが好き、声優が好きってことでいいんです。そこから制作の現場ってこうなってるんだ!とか、そんなふうに考えて作品を作ってるんだ!って興味を深めてもらえる番組になるといいなー」

――『鋼の錬金術師』、『ポケモン』シリーズの水島精二監督にも出演していただきましたが、監督と音響監督の対談なんて他では聴けないと思うんですよ。

三間「そのとおりです。新番組なので、まずは伝わりやすいところで声優さんをキャスティングしましたけど、回を重ねて、監督さんとか、作家さん、ミキサーとか音響関連のプロに話を聞くのも面白いかなと。あと、音響監督ってこんな仕事ですって俺が説明するんじゃなくて、?美さんとかゲストに突っ込んでもらえるともっともっと面白くなるんじゃないかな」

(おわり)

取材・文/encore編集部
写真/柴田ひろあき



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「進撃の巨人」エレン役の梶 裕貴と

「僕のヒーローアカデミア」発目 明役の桜あず

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『鋼の錬金術師』、『ポケモン』シリーズの水島精二監督

“音鬼”こと音響監督の三間雅文と朴 ?美



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