仏パリで設立した「ル ディズヌフエム(le19M)」は、ファッションとインテリアをの職人や専門家約700人が集結する、ユニークな複合施設。施設内には「ラ ギャルリー デュ ディズヌフエム(la Galerie du 19M)」も併設し、招聘するクリエイターとの対話を通じて、職人たちの唯一無二の技術を伝承し展示するオープンスペースとしている。
「シャネル」は、ガブリエル・シャネルの時代から、日本の美学は多くのコレクションに浸透していたが、1978年に東京で初めて開催したファッションショーや、2004年オープンの「シャネル 銀座」で開催した海外初となる「メティエダール コレクション」ショーなど、メゾンはさまざまなイベントを通じて日本へのオマージュを捧げてきた。
「シャネル」と日本を結ぶ歴史の新たなマイルストーンとも言える「ラ ギャルリー デュ ディズヌフエム トウキョウ」は、互いへの尊敬と賞賛、そして共通のインスピレーションの上に築かれ、3章で構成する。
「ル フェスティバル(le Festival)」では、「ル ディズヌフエム(le19M)」のメゾンダールの卓越した唯一無二の技術を紹介するインスタレーションを、建築家の田根剛氏率いる「Atelier Tsuyoshi Tane Architects(ATTA)」が手掛けた。
「ビヨンド アワー ホライズンズ(Beyond Our Horizons)」は、日本とフランスの約30人の職人やアーティストによる作品を集めた没入型の展覧会で、そのうちのいくつかは「ル ディズヌフエム」のメゾンダールとのコラボレーションによるもの。安藤桃子氏、西尾洋一氏、緒方慎一郎氏、徳田佳代氏、アスカヤマシタ氏がキュレーションを手掛けた。
Lesage刺繍とテキスタイル、100年の物語では、刺繍とツイードのメゾンであるルサージュの100周年を記念し、特に印象的な作品を公開する。
「ラ ギャルリー デュ ディズヌフエム トウキョウ」は、とりわけ手を動かし実践することを通じた伝承という使命に忠実に、あらゆる年齢層を対象としたトークイベント、職人による実演、クリエイティブな体験型ワークショップを開催する。
Courtesy of CHANEL