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──ニューシングルの「轟け、獅子太鼓」は、レーベル移籍第一弾ですが、やはり心境は大きく変化するものですか?
髙崎寿希也「今までずっと同じ靴を履いて走ってきて、今回は新しい靴を買ってもらった。そんな感覚です。新しい靴に履き替えて、ここからまた走っていきたいと思っています」
寺坂頼我「レーベルが変わることは、いろんな方に注目してもらえるきっかけでもあるので、その注目に応えられるようにしないといけないという気持ちになりましたね。またゼロからスタートする、あらためてデビューするぐらいの覚悟でいるし、生半可な気持ちではないです。その上で、すごく前向きですね」
神田陸人「デビューした当時の僕らは、BOYS AND MENの研究生として活動していて、そこから選抜されて祭nine.が結成された形だったんですけど、不安やプレッシャーが大きくて、期待に応えなきゃ応えなきゃって、それぞれの中で行き詰まってしまうことも多かったのかなって思います。でも、今は結成4年目で、メンバーの関係性が深まって、お互いをちゃんと信用して活動できるようになっているので、レーベルを移籍することで変化することはあるけど、軸はブレずに活動していきたいと思っています」
──「轟け、獅子太皷」は、“これぞ祭nine.!”という印象に仕上がっています。名刺代わりのような曲だなと感じました。
髙崎「そう受け取ってもらえたら、すごくうれしいです!僕がいちばん好きなのは、曲に込められた意味なんですけど、歌詞の中に“天の岩戸”っていう言葉が使われているんですよ。その天の岩戸伝説(弟の粗暴に怒りを覚えた天照大神が天の岩屋に閉じこもると、外界に悪い神々が現れてさまざまな悲しく恐ろしい出来事が起こったが、天照大神が外に出ることを願った神々が、岩屋の戸の前で歌い踊り、その様子が気になった天照大神が戸を開き、表に出たとされる伝説。その後、天照大神の力によって悪い神々は逃げ出し、世に平和が訪れたとされる)にかけて、コロナ禍で閉鎖的になっている世の中の人々の心を開くのは祭りの力だよ、踊りの力だよっていう、そのメッセージが「轟け、獅子太鼓」を通して伝わってほしいですね」
寺坂「今までも祭り感のある歌はたくさん歌ってきたんですけど、ここまで日本の祭り感が盛り込まれている楽曲は、初めてじゃないかなって思います。いろいろと学ぶことが多い歌詞だったし、ファンのみなさんもこの曲をきっかけにして日本の祭りや歴史を知ってもらえたらうれしいですね」
横山統威「この曲を20代の僕らが歌っているっていうのが、ポイントだと思うんですよ。何でもオンラインのこの時代に」
寺坂「今って、若者の祭り離れも叫ばれてますからね。でも、20代の僕たちが「轟け、獅子太鼓」のような曲をパフォーマンスすることで、少しでも祭りの文化を後世につないでいく力になれたら最高なんですけど」
野々田奏「歌詞の最初が、“オイヤッサーオイヤッサー ズンドコドコドコドッコイショ”なんですけど、こんなインパクト大なワードで曲が始まるグループは、ほかにいないと思うんですよ(笑)。だから、今の同世代の若者たちがよく聴いている音楽とはまったく違う感じなんですけど、だからこそ祭nine.は、老若男女を問わず、たくさんの人たちに愛してもらえる要素が詰まったグループだと思っています」
浦上拓也「お祭りって、大人も子どもも、世代や時代を問わずにみんなで楽しめるものですからね」
寺坂「僕の中での「轟け、獅子太鼓」の激アツポイントは、“制作ドラマが熱い!”ということです! 実は、「轟け、獅子太鼓」には、僕たちのデビューシングル「嗚呼、夢神輿」の制作スタッフさんが参加してくださっているんですけど、そのスタッフさんと僕たちは、一度お別れをしてるんです。お別れして、お互いに別々の道で頑張りましょうと約束して、今回また出会ったという。今回、再会したからには、それぞれが進化した部分を出しましょうと「轟け、獅子太鼓」を制作しました」
横山「それにしても、2年前のあの涙は何だったんだろう?ファンの人たちの前でお別れすることを話して、“今日は、この人のために歌っていいですか!”って叫んで、そしたら2年後にこれ(笑)。本当にうれしいです!」
寺坂「今回はMVの制作でも、「嗚呼、夢神輿」を担当してくださった監督さんが、プロデューサー的な立場で参加されていて。過去と今はちゃんとつながっているんだな、自分たちがやってきたことは間違いじゃなかったんだなって、あらためて思えましたね」
髙崎「振り付けでも、「嗚呼、夢神輿」に似ている振りがあったりするんですよ。最初に横一列になってスタートするところは、「嗚呼、夢神輿」と同じですし。アクロバットの面では、「嗚呼、夢神輿」以上のものに挑戦している感じで、特にそう言っているわけじゃないけど、みんなで最初の祭nine.を今回のシングルで超えようっていう意識はあったと思います」
横山「レーベル移籍第一弾の曲として、すごくわかりやすい曲になっているんです。だからこそ、大事に歌っていきたいですね。僕ら、甘いマスクって言われていて、僕自身もそう思ってるんですけど(笑)、甘いマスクの人がかっこいい曲を歌うってよくありますよね。でも、甘いマスクなのに和の要素だったりバラエティー感がある曲をパフォーマンスするグループは多くない。甘いマスクで面白かったら敵なしだと思うし、ここからまた上昇していきたいですね。そのためには、もちろん体も張ります!気持ち的には、NGはほぼないので!」
──虫を食べたりも大丈夫ですか?
横山「それは、ちょっと考えます(笑)。あと、怖いのや高いのもちょっと……」
──ほぼNGじゃないですか!(笑)。
横山「いや、やるときはやりますから!」
──「轟け、獅子太鼓」のMVには、3時のヒロインの3人が出演していますね。
浦上「お笑い第7世代ですごくお忙しい中、振りも覚えていっしょに踊ってくださいました。今、すごく活躍されている方の力も借りてこのシングルを盛り上げられることが、本当にうれしいですね。今までの僕らのMVは、ダンスシーンとリップシーン、そこに全身スーツやちょんまげ姿、七三分けのスーツとかのコメディ要素が入っていたんですけど、今回はドラマ仕立てのシーンもあるので、また新しい祭nine.を見ていただけるんじゃないかとも思っています」
──3時のヒロインとはどんなコミュニケーションを取ったんですか?
野々田「僕は名前が“かなで”なので、3時のヒロインのかなでさんと“かなでトーク”で盛り上がりましたね。かなでなのに“かえで”って呼ばれたり、“かでな”って言われたりするっていう、“かなであるある”話をして(笑)。モニターの前に並んで撮影したシーンをいっしょに見たり、仲良くなりましたよ!途中、“かなで”の取り合いでバチバチする場面もあったんですけど(笑)、最終的には祭nine.の中では僕を推してくれることになりましたし!」」
寺坂「3時のヒロインさん、3人でいるときに誰推しか話してたみたいで(笑)」
横山「それは、メイキングに収録されているのかな?」
浦上「かなでさんは奏のことを推すとして、僕は福田麻貴さんと同じハロプロ好きということで、撮影の合間にハロプロの話題で盛り上がったりもしましたからね!」
横山「ゆめっちさんが俺と話すときの目が、ハートだった気がする!」
寺坂「でも、3人の中でも推しがいろいろ変動してるみたいだから。あれ?陸人が3時のヒロインさんについて何も話してないけど……」
神田「俺、そんなに話してないから」
野々田「でも、意外にそういうタイプが人気だったりするからなー(笑)」
髙崎「全然関係ないけど、3時のヒロインさん、撮影が終わって2時半ぐらいに次の現場に行ったよね。だから、2時のヒロインじゃなくて3時前のヒロインだった!」
寺坂「なんだそれ(笑)」
──今回の「轟け、獅子太鼓」で新たなスタートを切り、すぐに新しい年に突入します。2021年に向けて、すでに思い描いていることはありますか?
髙崎「僕は成人式を迎えるんですけど、絶対に出たいです!仕事は入れず、友だち優先で!」
寺坂「じゃあ、仕事にして全員で成人式に出ようや。統威の成人式もあるから、ライブを2回まわしで(笑)」
神田「僕は、この6人で合宿キャンプがしたいな」
浦上「みんなで無人島に行きたいとかも、前から話してるしね」
寺坂「せっかくだったら、キャンプの様子を中継したりして、みんなにも見てもらいたいな。みんなに見てもらうためにも、やっぱり来年は地上波の冠番組がほしい!YouTubeで番組は配信してるけど、より多くの方々、老若男女の人たちに伝えたいし!」
野々田「仲を深めるためにも、みんなでいっしょに住んでみたいな!」
横山「いいねいいね! 祭nine.ハウス!」
髙崎「いっしょに住みたーい!」
寺坂「そうなったら、作るところから始めて、その過程もみんなに見てもらえるようにしたいよね!」
──基本、寺坂さんは仕事につなげていく発想ですね(笑)。
寺坂「いやいや、変な意味ではなくて(笑)、やっぱりファンの人たちを始め、みなさんに届けたいですから!僕らも思いっきり楽しむけど、みなさんも楽しませる。それが、祭nine.なので!」
(おわり)
取材・文/大久保和則
写真/桜井有里
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