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同社は2004年、東京・表参道に旗艦店「ラブレス青山」をオープン以降、路面店を中心に、代官山や銀座など主要都市での出店を推進してきた。また、昨年からは事業拡大に向けて複合商業施設に出店するストア「ラブレスサニーサイドフロア」を展開することで出店を進め、今年1月からリブランディングに着手するためディレクターに佐々木拓真を迎えた。
今回のリブランディングと旗艦店の移設・リモデルオープンは、15周年を機に行うもの。ラブレスはラグジュアリーブランド全盛期に新しいラグジュアリーを打ち出し、注目を集めてきたが、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が全盛となり、ナチュラルでも面白く、楽しい売り場が求められるなど、消費マインドが多様化し、消費行動が変化した状況に対応したい考えだ。
リブランディングは、新しい組み合わせを提案し、新しい価値・時間を提供していくことを軸に、ストアロゴの変更、商品構成のリニューアル、旗艦店の移設・リモデルオープンを実施。今秋冬からロゴを、「フーツラフォント」を基調としながら、文字の内側は丸みをおびたデザインに変更。また、メンズ、ウィメンズ合わせて約80ブランドのうち半数を入れ替えるなど、新規買い付けブランドを拡大するほか、シーズンごとのテーマから月ごとのテーマに合わせたカプセルコレクション型MDに変えることで、店頭の鮮度をアップし、発進力を強化する。ジュエリーの取り扱いもスタートするなど雑貨も充実させる。
示なども行っていく。
また、ラブレス青山を移設・リモデルし、11月30日には旗艦店「ラブレス青山」をオープンした。1階と2階の2層、店舗面積416平方メートルの店内では、ウィメンズとメンズのウエアや雑貨を展開する。店内は、デジタル全盛の現代、実店舗がショッピングの最高のコミュニケーション媒体であるという「トレーディングメディア」をコンセプトに、スマートフォンの画面をスワイプしながら服や雑貨を選んでいくような体験を実際の店舗で再現するようにデザインされている。このため、内装は半透明のファブリックで区切られた小部屋から構成され、コレクションの販売に加えて、ポップアップストアやアートの展示なども行っていく。
デザイン設計はワンダーウォールのデザインディレクターも務める坂巻陽平が手がけていて、構造設計によって床から浮かせた、スチール製の黄色い階段なども特徴になっている。
1階は「ヨウヘイオオノ」やラブレスとヨウヘイ オオノのコラボレーション、「JW アンダーソン」「キリン」「ジョンローレンスサリバン」「メゾンマルジェラ」など、20年春夏から本格的にリブランディングするウィメンズを中心に販売。2階は「エモーショナリー・アンアヴェイラブル」「バルマン」「ケンゾー」など、メンズを中心に展開。ゼブラ柄をハンドペイントした「メゾンミハラヤスヒロ」のスニーカーや大きなドクロを付けた「ダブレット」のニットなどの限定商品も販売する。また、「ラグタグ」とのコラボレーションによる古着のアーカイブコレクションも展開する。
取材/久保雅裕(encoremodeコントリビューティングエディター)、樋口真一(ファッションジャーナリスト)
写真・文/樋口真一(同)