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映画『しゃぼん玉』は、直木賞作家、乃南アサのベストセラー小説を映画化。親の愛を知らずに育ち、通り魔や強盗傷害を繰り返す無軌道な若者、伊豆見翔人が、老婆スマと出会い、再生していく過程を、美しい自然溢れる宮崎県椎葉町を舞台に描いている。
東 伸児監督をはじめ、制作サイドが、物語の舞台である宮崎県にゆかりのある秦 基博に主題歌をオファー。作品を観た秦が、自身の“ターニング・ポイント”となった「アイ」を提案。弾き語りVersionが起用されることになった。
主演の林 遣都は、「〈アイ〉は、もともと秦さんの曲の中でも特に好きな一曲です。主人公翔人の誰にも伝えることのできない切ない思いを代弁してくれているかのようで、 撮影時に見ていた景色や抱いていた感情が頭を駆け巡りました。より一層公開が待ち遠しいです」とコメント。
秦も「『しゃぼん玉』という映画は、生きることの困難さや、自分たちの抱える矛盾―――善悪とは何か、本当の意味での優しさとは何か、といったことについて、改めて考えるきっかけをくれる作品でした。主人公が初めての土地で様々な人たちと出会い、初めての感情を知っていく……そんなところが〈アイ〉という楽曲の世界観に合っていると思いました」と語った。
秦は、映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌に「ひまわりの約束」、新海誠監督の『言の葉の庭』のエンディングに「Rain」と、映画作品への楽曲提供も知られているが、これまでに彼が手掛けてきた映画主題歌全6曲を収めた配信限定ミニアルバム『秦 基博と映画主題歌』も配信中だ。
■リリース情報
秦 基博『秦 基博と映画主題歌』 配信中