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自分はハロウィンの存在をおおよそ40年程前に、中学校の英語の教科書とホラー映画で初めて知りましたが、みなさんはいかがでしょうか?

原宿のキデイランドでは1970年代にハロウィン関連の商品を扱い始めたそうです。しかし“外国ではそういうお祭りがあるんだ”ということを認識させたのは、やはり東京ディズニーランドで1997年から行われている「ディズニー・ハロウィーン」ではないでしょうか。アメリカ文化を体現するディズニーランドでは、ハロウィンが昔から(日本でも)あったかのように、当たりまえにイベントを行いました。結果、ハロウィンの歴史的背景や宗教的意味あいなどはいったん脇に置かれて、ミッキーやミニーが魔法使いみたいなカッコをする日として日本人は認識したのです。もっとも、ねぷた祭りにしろ、秩父の夜祭りにしろ、その歴史的背景を知って盛り上がっているわけではないので、それはそれでいいのだと思います。

その後、2000年代に入ると、ハロウィンに商機を見出した菓子業界とスーパーマーケットやコンビニがキャンペーンを行ったり、幼稚園や小学校では10月になるとハロウィンに向けた工作を行うなどして、徐々に徐々に子どもたちの間に浸透していきます。

しかし、ここまでハロウィンが盛り上がっているのにはあとふたつのファクターを忘れるわけにはいきません。 ひとつは日本のアニメカルチャー。80年代はアニメオタクと言えばドン引きされる対象だったのが、90年代になると(特にエヴァ以降)アニメは日本を代表するカルチャーとして認識され、さらに2000年代に入るとロックと並んで文化系の一般教養にまで昇華、カッコいいものへと変化します。当然、アニメカルチャーの派生形であるコスプレも市民権を得るようになり、日本最大のコスプレ SNS「COSPLAYERS ARCHIVE」の登録者数は2015年度に34万人を突破したと言われています。要するにコスプレすることへのハードルが下がったと言っていいでしょう。

もうひとつはSNSの普及。リア充を自慢する装置として、瞬く間に広まったSNS――特に写真に特化したインスタグラムは、インパクトのある画像ほどたくさんの“いいね”を貰えるとあって、ハロウィンでの充実度をひけらかすにはうってつけの手段だったのです。

97年にスタートした「ディズニー・ハロウィーン」、2000年代に市民権を得たコスプレ、そして2010年代以降に普及したSNS――そう考えると、日本でハロウィンを盛り上げている中心が30歳以下の人たちというのも合点がいきます。40代以上の人たちは多感な時期にハロウィンに接する機会があまりなかったわけですから。

だから、お父さんたち! 無理にコスプレして渋谷の交差点に行く必要などありません。でも、どうしても気分に浸りたいという方は、ハロウィンぽい音楽でも聴いて過ごしましょう。もちろん、若い人たちも盛り上げツールとして、「SMART USEN」のハロウィン特集をお楽しみください。





<「SMART USEN」のハロウィン特集>
10月7日(金)~11月4日(金)


「HAPPY HALLOWEEN♪~シネマ・パレード~」
「コープス・ブライド」、「E.T.」、「ハリー・ポッター」など、ハロウィンにぴったりな映画のサウンドトラックやフィルムスコアを中心にお送りします。

  • ダニー・エルフマン『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス オリジナル・サウンドトラック』
  • 『Tim Burton's Corpse Bride Original Motion Picture Soundtrack』


「HAPPY HALLOWEEN♪ for キッズ・パーティー」
マイケル・ジャクソン「スリラー」、レイ・パーカー・ジュニア「ゴースト・バスターズ」といったハロウィン定番曲のパーティー・アレンジや、ディズニー作品の中からハロウィンにぴったりなナンバーなどを集めてお送りします。

  • The Party Cats『Monster Mash』
  • V.A.『ディズニー・ハロウィーン(2007)』


「HAPPY HALLOWEEN♪ for 仮装パーティー」
“仮装パーティー”をコンセプトに、ハロウィンの定番ソングやハロウィン仮装衣装として人気のキャラクターの楽曲まで、幅広くご紹介します。ドラキュラ伯爵、ダース・ベイダー、魔女、チアガール、バットマン、ハリー・ポッターなど……今年のハロウィン仮装グッツのヒントにもぜひ!

  • マイケル・ジャクソン「スリラー」
  • Ray Parker Jr.「ゴーストバスターズ」


「HAPPY HALLOWEEN♪~ファンタジー・クラシック~」
ハロウィン・ムードを盛り上げるファンタジックなクラシック作品をお届けします。ディズニー映画「ファンタジア」でお馴染みの「デュカス:魔法使いの弟子」をはじめ、ホラー映画のサントラのようなゾクゾクする作品から、豪華絢爛な仮面舞踏会のための作品、妖精たちのキラキラした幻想的な作品まで、音楽が語る魔法の世界をお楽しみください!

  • デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』(ディズニー映画『ファンタジア』のミッキーの魔法使いの弟子の曲)
  • サン=サーンス:『死の舞踏』(夜中にガイコツが墓場でダンスを踊る曲)


「ディズニー・ハロウィーン」
こどもから大人まで幅広く愛され続けるディズニー作品の中から、ハロウィンにぴったりなサウンドトラックやカヴァー楽曲をお送りします。今やハロウィンの定番となった不朽の名作「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を中心に、楽しくて少しホラーな雰囲気の音楽を集めました。

  • 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」


「天使のオルガン」
輝かしく天国的な響きが美しいパイプ・オルガンの作品を集めてお届けします。姉妹チャンネル“悪魔のオルガン”とは、まさに真逆の世界観。ソロ作品はもちろん、オルガンを盛り上げるトランペットのファンフーレや、バロック・オーケストラとの華やかなアンサンブルもお楽しみください。



「悪魔のオルガン」
まるでホラー映画のサントラで出てきそうな、不気味で恐ろしいパイプ・オルガンの作品を集めてお届けします。夜中に1人で聴くには恐ろしすぎる!?美しいオルガンの音色に包まれながら、至極の恐怖体験をお楽しみください。





<番外編>
今年のハロウィンコスプレはコレ

  1. 今年絶対に注目されるであろうコスプレは、何と言っても映画『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン。スタイルに自信のある女の子に挑戦してほしい。

  2. ポケモンGOブームにあやかってピカチュウも街に溢れそうな予感。ポケボールという変化球もあり!?

  3. 定番ではあるがマリオにも注目したいところ。もちろん安部首相もおすすめです。


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小さいころから自然とハロウィンに接してきているアンダー30代

元々は子どたちがお化けや妖精に扮し、近所を周ってお菓子を貰っていたはずだが……



「SMART USEN」10月7日から「ハロウィン特集」を配信します。

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