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『HiGH & LOW』の音楽 後編
<DISC2>
1.HIGHER GROUND feat. Dimitri Vegas & Like Mike
ベルギーの兄弟デュオにして世界的DJ ユニットDimitri Vegas & Like Mikeが手掛けた映画『HiGH&LOW THE MOVIE』主題歌。目まぐるしい展開の中、次々と入れ替わるヴォーカルが主張しつつ、溶け合いつつ、疾走感を生み出している。放たれるのはそれぞれが戦う意味であり、未来であり、決意表明。ただその奥には『HiGH&LOW』のテーマ《痛みを知るからこそ 優しくなれる》がしっかりと。EXILE TRIBEの新曲としては1年10か月ぶり。待った甲斐のある渾身のダンスナンバーだ。
2.SIN
HISASHI(GLAY)のソリッドなギターリフによって空気が一転、ACE OF SPADESに登坂広臣が飛び込むカタチで「雨宮兄弟」のテーマは生まれた。物語においては謎の多い雨宮兄弟だが、曲では内に秘めたる燃えたぎる想いをパンキッシュなロックサウンドに乗せ、ストレートに爆発させている。役の上でも凌ぎを削る兄弟・TAKAHIROと登坂の歌声の攻防は間違いなく一番の聴きどころ。
3.Louder
HISASHI、TOKIE、MOTOKATSU MIYAGAMIにしか鳴らせない独特のタイム感を思い知らされる。AOS のTAKAHIROにしか出しえないラフなドライヴ感に満ちた歌声に悶絶する。そしてあまりに自然にAOSのTAKAHIROとマサキが共鳴し合う事実に驚愕する。雨宮兄弟「マサキ」のテーマという意外な形ではあったが、AOS復活、今後が楽しみでしょうがない。
4.CHAIN BREAKER
雨宮兄弟「ヒロト」のテーマ。ロック魂を貫いた次男から一転、三男はPKCZが繰り出す最新EDMに乗り込み、脇目を振らず突き進む信念を炸裂させる。《人と違うことを 誇りに思うことがいいんだ》群れることを嫌う雨宮兄弟ならではのフレーズは、今を生きる人へのメッセージとして広く深く響くだろう。
5.ASOBO! feat. Far East Movement
女性を徹底的に追い詰め、悪行の限りを尽くす「DOUBT」のテーマだけあって、《ASOBO!》の不規則ループは胸を騒つかせる。全米1位を獲得したアジア系アメリカ人のヒップホップユニットFar East Movementが鳴らすL.A.のクラブのリアルな空気と、すべてを吸収するEXILE THE SECONDのしなやかなタフネス。もはや運命的な出会いとしか言いようがないほど、このパーティーチューンの中毒性は強い。
6.Unbreakable
EXILE TRIBEのネクストジェネレーションを担う2組、GENERATIONSとTHE RAMPAGEが火花を散らすEDMチューン。猛者ぞろいの本作にあって瑞々しさは否めないが、それは《青さ》というよりは《壮烈》。彼らのギミック無しの真っ直ぐな眼差しによって、血生臭いはずの戦いも、その先の希望を手に入れるための手段として受け取ることができる。
7.FIND A WAY
《今はじまる旅の中で たとえ何が起きたとしても 諦めることはない》戦いに挑む瞬間の想いを綴ったこの曲は、本作が初の音源化となる若きダンス&ボーカルグループの現在と重なり、これから彼らがRAMPAGE(暴れ回る)宣言としてリアルに響く。
8.WE RUN DIS
張城「李」のテーマ。映画の中でV.I演じる李が異彩を放っているのと同様に、本作で実現したPKCZの数あるコラボの中でも、オモチャ箱をひっくり返したようなトラックを自在に乗りこなす V.Iの歌声はとびきりの化学反応を起こしている。BIGBANGとEXILE TRIBE。これまで考えもしなかった組み合わせなだけに、夢と可能性が無限に広がります。
9.FUNK JUNGLE
映画『HiGH&LOW THE MOVIE』挿入歌。MIGHTY WARRIORSが誇るICE(CRAZYBOY)、9(ANARCHY)、パール(SWAY)がそろい踏み。音楽とファッション、自分が愛するものにとことんこだわり、響き合える存在とは迷わずハグ、それ以外のものに対しては恐ろしく刹那。ある意味純粋過ぎる彼らの生き様がそのまま刻まれたダンスチューンは最高にクールだ。
10.BBFL
9が言う「何かテーマとかある?」、パールが答える「BAD BOY FOR LIFE!」。MIGHTY WARRIORSの「パール」、「9」のテーマこと「BBFL」のリリックは、映画同様、2人のやりとりの中で形作られたらしい。だからSWAYとANARCHYとしてのセンスと才能と経験の恩恵を思いきり受けつつ、音があればゴキゲンなパールと9が確かにここにいて、このイカしたギャングスタ・ラップの中で生き続けるのだ。
11.Hell On Earth
「琥珀」のテーマ。自責の念に駆られ、復習心に囚われた琥珀がどこまでも深い闇へと引きずりこまれていく様が、ダイナミックなサウンドで繊細に描かれている。JAY'EDとドーベルマンのKUBO-C, P-CHOという垂涎の人選は、琥珀演じるAKIRAが自らの代弁者として依頼したとのこと。その読みはピタリとハマたった。
12.Maria
EXILE ATSUSHIが詞曲を担当した「九十九」のテーマ。余計なものをそぎ落としたシンプルな言葉とメロディとサウンド、そして九十九自身(青柳翔)による生身の歌声。九十九の抱える葛藤は強く、苦悩はとてつもなく深いけれど、この曲を聴き終えた時=アルバム『HiGH&LOW ORIGINAL BEST ALBUM』の幕がそっと下りた時、目の前に広がるのが希望の光であったことが嬉しい。
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