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コンサート前に「京都・奈良の神社仏閣は子供の頃から憧れていたので、こういう機会を戴いて嬉しいです。広い春日大社いっぱいに届くよう歌いたい」と抱負を語った薬師丸ひろ子。

コンサートは名曲「時代」でスタート。待ち望んだ大勢のファンから大歓声が上がる中、デビュー曲「セーラー服と機関銃」、同名映画の主題歌「メイン・テーマ」、「元気を出して」と大ヒット曲を続けて披露した。

途中、MCで「今日は、世界遺産春日大社コンサートにお越し下さいまして、どうもありがとうございます。リハーサルの時に鹿が2匹、“何してるんだろう?”と見ていてくれました(笑)。私は女優として演じる時も、風や光を感じるのが好きなのですが、今日は初めての野外で皆さんと一緒に感じられて幸せです』と語った。

中盤では、歌手デビュー35周年を記念して、11月23日(水)に発売される『Cinema Songs』から、自身のスクリーンデビューを飾った『野性の証明』の主題歌「戦士の休息」を歌いつつ、「11月に発売となります『inema Songs』は、今まで見てきた映画の、大好きで美しいメロディーを歌いたいと思って作りました。13才で女優デビューして数十年たち(笑)、最初に高倉建さんとご一緒した『野性の証明』の主題歌「戦士の休息」は、当時も何度も何度も聴いて、新しいアルバムの中で歌わせて頂く事になりました」と語った。

この日は夕暮れから約2時間、大ヒット曲「Woman“Wの悲劇”より」など全19曲を熱唱、アンコールではニューアルバム『Cinema Songs』から「ムーン・リバー」を初披露した。

なお、11月24日(木)、25日(金)にはBillboard Live TOKYOで「薬師丸ひろ子 Premium Acoustic Night~シネマソングス~」の開催も決定している。

■リリース情報
薬師丸ひろ子『Cinema Songs』
11月23日(水)発売/VICL-64735/3,000円(税別)/ビクターエンタテインメント



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Photo by 田中聖太郎



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