2024年9月5日に逝去された セルジオ・メンデス 氏に追悼の意を表した特別番組をUSEN音楽放送サービスで放送することとなりました。
1941年ブラジル、リオデジャネイロ州に生まれ、1950年代より音楽活動を開始。1960年代のボサノヴァ・ブームや、のちにブラジリアン・ミュージックを世界規模の音楽シーンへと広めた一人であり、日本にも絶大な影響を与えた音楽家=セルジオ・メンデス。
60年を越えるこれまでのキャリアで35作品以上に及ぶアルバムを録音し、プロデューサー、作編曲家、キーボディスト、ヴォーカリストとしてだけでなく、それぞれの時代とブラジリアン・ミュージック界を結びつけるジャンルの橋渡し的な存在としてシーンをリード。
「Mais Que Nada(マシュ・ケ・ナダ)」を筆頭に1960年代の世界的ボサノヴァ・ブームの旗手の一人として名を挙げ、当時の日本の“洋楽”ブームでも絶大な支持を獲得。今日まで続くシティ・ポップにおいては、直接的・間接的に彼のサウンドの影響によって拡大したと言っても過言ではありません。
ボサノヴァ、ブラジリアン・ミュージックを基盤に、時代を彩った音楽スタイルやアーティストとの活発なコラボレーションでブラジル音楽の可能性を拡大。2005年の『TIMELESS』ではトップの音楽ジャンルであるHIP HOP・R&Bシーンにアプローチし、豪華アーティストたちを招き入れ大ヒットを記録するなど、若い世代からも大きな支持を獲得しました。
“日本は第2の故郷”と公言するほどの親日家であり、1964年の初来日から、これまでの50回以上の来日公演を実施し、日本をこよなく愛したセルジオ・メンデス。
この番組では、彼のキャリアと功績を代表する名曲・名演の数々をお届けします。
セルジオ・メンデス 氏に敬意と追悼の意を表すとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
放送予定期間:2024年9月10日(水) 20:00~2024年10月8日(火) 24:00