デビュー40周年で話題の「バービーボーイズ」。ファン待望といえる、40周年を記念した「BARBEE BOYS 40th SonyMusic YouTube Channel」(https://www.youtube.com/@BARBEEBOYS40th)が開設され、過去のMVが正式なオフィシャル動画として、まとめて公開された。他にも「暗闇日砲デジタル」WEBでスタートした「暗闇砲弾」などもここにまとめられている。今後、新たな動画公開も期待したい。

さて、俄に巷でも話題になりつつあるバービーボーイズだが、今回新たに復刻される『Freebee』は1985年11月1日に発売された2ndアルバムで、一気にシーンを席巻していった象徴的な作品。デビュー・アルバム『1st OPTION』からわずか8ヶ月後のリリースで、当時のバンドの勢いが詰め込まれた内容は圧巻。「負けるもんか」「チャンス到来」「マイティウーマン」「でも!?しょうがない」「ダメージ」をはじめ、ライヴでも多くのファンに支持された楽曲が満載された名盤である。

その後、1987年「女ぎつね on the Run」でブレイク、「目を閉じておいでよ」はオリコン週間ランキング最高位8位を記録、80年代中心に人気を博した5人組ロックバンド、バービーボーイズは1980年代後半から1990年代初頭にかけて、常に異彩を放ちながらシーンを駆け抜けてゆく。男女ツイン・ヴォーカルを擁するロックバンドという個性的な編成。疾走感あふれるクールなバンド・サウンドと印象的、刺激的かつキャッチーなメロディーの絶妙なバランス。時にエロティックなメタファーを絡ませた挑発的な歌詞。40年経っている今だからこそ、シンセやキーボードに頼らず、ほぼギターだけで驚異的なサウンドメイキングを見せつけた、いまみちのサウンドメイカーとしてのポテンシャルとバブル以前の普通の男女の憂いを切り取るコピーライティングは唯一無二の評価が得られるはず。パンク/ニューウェイブの実験的なエッセンスをそのままお茶の間でも通用するポップさでやってのけるしやなやかエンタテインメント性。まさに意外性の連続だった。

彼らは過去にも現在にもない、既視感のなさが新鮮、孤高。周囲のあらゆるものに対して同居を望まない距離感を保ちながら、時代のちょっとだけ先をめがけていた。聴き手の"意思"を常に問うかのような、ただならぬバンド。メンバー立ち会いによるリマスターによって新たな響きを纏って40年を経てCDとLPで届けられる。メンバーからのコメントは依然一切ないが、2025年明けてすぐに届くバービーボーイズ2ndアルバムの復刻リリースはデビュー40周年、そして、2025年への期待を否が応でも膨らませてくれるだろう。

なお、毎月更新40周年特設サイト『暗闇日砲デジタル』WEB版も最新版が更新された。今号もファンは要チェックだ。少しずつ見えつつある彼らの40周年イヤー、まだまだ目が離せそうにない。

【作品情報】

BARBEE BOYS
■2ndアルバム『Freebee』
2025/1/22(水)発売
『Freebee』詳細ページ https://www.110107.com/Freebee

 [CD]
品番: MHCL-31051
定価: 3,520円(税込)
※メンバー立ち会いによる2024年最新リマスター音源、Blu-spec CD2仕様
<Original Release 1985/11/01>

[LP / 33 1/3 RPM] ※完全生産限定盤 
品番: MHCL-391
定価: 4,840(税込)
※メンバー立ち会いによる2024年最新リマスター/カッティング音源、アナログLP180g重量盤仕様(12inch)
<Original Release 1985/11/01>

■1stアルバム『1st OPTION』
2024/12/25(水)発売
『1st OPTION』詳細ページ https://www.110107.com/1stOption
 
[CD]
品番: MHCL-31050
定価: 3,520円(税込)
※メンバー立ち会いによる2024年最新リマスター音源、Blu-spec CD2仕様
<Original Release 1985/03/21>

[LP / 33 1/3 RPM] ※完全生産限定盤 
品番: MHJL-390
定価: 4,840円(税込)
※メンバー立ち会いによる2024年最新リマスター/カッティング音源、アナログLP180g重量盤仕様(12inch)
<Original Release 1985/02/25>

【BARBEE BOYSプロフィール】

KONTA(Vo.&Sax)、杏子(Vo.)、いまみちともたか(Gt.)、エンリケ(Ba.)、小沼
俊明(Dr.)
1984年9月21日
男女のツインボーカル、ギタートリオにサックスを乗せたバンドサウンドで、シング
ル「暗闇でDANCE」でレコードデビュー。
1992年1月ファイナルライヴを最後に解散。
約8年ほどの活動期間中に、シングル16枚、オリジナルアルバム6枚を発表。
解散から11年後の2003年2月「LIVE EPIC 25」への出演依頼を受け再結集。
2008年4月、テレビ番組への出演をきっかけに再々結集。この流れに乗り、
2009年、翌2010年にツアーを行い千秋楽の日本武道館ではすでにデビューから25年が
経っていた。
2018年10月、またもテレビ番組出演をきっかけに三度結集。
2019年4月よりバンド活動を再開。同年12月にインディーズレーベルより29年ぶりの
新譜「PlanBee」を発表。
翌2020年1月に、代々木第一体育館、LINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライヴを行った
のは、たまたまデビューから35年だった。
そして2024年9月21日にデビュー40年を迎えたばかり。

■バービーボーイズ40周年特設サイト『暗闇日砲デジタル』WEB版
https://www.110107.com/s/oto/page/barbee40th
■BARBEE BOYS OFFICIAL SITE
https://21stcentury-barbeeboys.com/
■X - BARBEE BOYS / バービーボーイズ(公式)
https://x.com/BARBEEBOYS_info
■<新設>BARBEE BOYS 40th SonyMusic YouTube Channel
https://www.youtube.com/@BARBEEBOYS40th

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