YONAGI、夏への憧憬をテーマにした「サマーリメイン」リリース！

東京を拠点に活動するユニットYONAGIは、夏への憧憬をテーマにした「サマーリメイン」を10月22日にリリースした。本作は、夏の終わりに残る静けさや寂しさをシンプルな言葉で描き出しており、制作のきっかけはtoseiが館山市の祖母の家に帰省した際、縁側から見える景色に着想を得てギターを弾いたことに始まっている。また、そこから生まれたコードやフレーズを土台に、移ろいゆく季節のなかで感じる寂しさや取り残されたような感覚を音に落とし込んだ作品に仕上がっている。

サウンドは、ウーリッツァーを中心に構成されたドラムレスの楽曲で、空間オーディオにも挑戦し壮大さを避けあえて素朴な響きを目指すために、ビオラもアンサンブルではなく一本のみが使用されている。また、アンビエントなシンセサイザーが幻想的な空気を漂わせ、夏に取り残されたような寂しさを表現している。全体としてフランク・オーシャンからの影響を感じさせる質感を持ちながら、どこか親しみやすく、静かに寄り添うようなトーンになっており、楽曲の持つ繊細なニュアンスや独自の開放感をより深く味わえる構成になっている。