歌手・タレントの香坂みゆき(62歳)が自身の1984年の大ヒット曲「ニュアンスしましょ」(作詞:大貫妙子、作曲:EPO)を新進気鋭のジャズミュージシャンとカバーし、「ニュアンスしましょ(Studio Live2025)」として3月12日配信リリースした。

この曲は発表当時、1984年の資生堂化粧品・秋のキャンペーンCMソングとなり、そのオリエンタル風味のメロディーと最先端のテクノポップなアレンジで一世を風靡。デビュー当初より評価の高かった香坂の並外れた歌唱力とキュートな声で大ヒットした。

アレンジは、ピアニスト・キーボーディストの工藤拓人が担当。工藤は、ジャズピアニストとして海外のフェスにも出場しつつ、自身のバンド「オノマトペル」としても活動。作・編曲家としては、クラシック、ポップス、エレクトロニカを絶妙に組み合わせた幅広いサウンドが評判を呼んでいる。

今回は香坂のボーカル含めすべて一発録りでレコーディング。緊張感の中にもリラックスしたエレクトロ・テイストが心地よく響く。

このバージョンは4月9日にアナログLPでリリースされる「BEST OF CANTOS」にも収録される。これは、1991年に3作連続で発表され早すぎたカバーの名作と称された「CANTOS」シリーズから本人がセレクトした楽曲を中心に編成されたアナログ限定盤。シティポップやジャズ、ボッサのテイストを感じるお洒落なアレンジをバックに、圧倒的な歌唱力の香坂みゆきが優しく心地よく歌い上げる昭和のマスターピースが全11曲収録されている。アナログ盤の温かい音の響きにピッタリな名曲が並んでいる。

香坂みゆきは3歳でモデルデビューし、1977年に歌手デビュー。並行して俳優業やTBS「はなまるマーケット」、テレビ東京「なないろ日和」などのMCとしても朝の顔として定着している。2023年、目黒ブルースアレイジャパンでの60歳記念コンサート前後より歌手活動を本格的に再開。今年4月12日には東京・天王洲KIWAにてワンマンライブを行う。

還暦過ぎてもとびっきりキュートな彼女の歌声を生で感じて欲しい。

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